『キング・アーサー』

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 こんにちは、女住人Mです。
今週は雨模様な日が多そうですが、そんな時にスカっとするのに打ってつけの1本、6/17(土)公開『キング・アーサー』をご紹介します。
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 何世紀も語り継がれ、これまでも何度か映画化された英国の十八番と言っても過言でない、アーサー王をめぐる伝説をベースにしたアクション映画が本作。あくまでも伝説ということでイマジネーションを膨らませていろんな物語が作れるということが"アーサー王"の魅力の1つ。で、今回はイングランド王ユーサー(エリック・バナ)の一人息子でありながら、両親を叔父ヴォーティガン(ジュード・ロウ)に殺害され、スラム街に逃げ孤児となったアーサー(チャーリー・ハナム)が過酷な環境で成長し、やがて聖剣エクスカリバーを手にし、王の座を奪還すべく仲間たちと共にヴォーディガンに立ち向かう、というあらすじ。アーサーがスラムで育ったストリート系、そこから這い上がった彼は何よりも仲間を大切にする人情には厚いヤンチャ者、というキャラがポイントです!
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 本作の監督、マドンナの元旦那としても知られ、最近ではロバート・ダウニー・Jr.主演の映画「シャーロック・ホームズ」シリーズや去年公開「コードネームU.N.C.L.E」でお馴染のガイ・リッチー。彼の作品には「あ~ガイ・リッチーだね」と思わせる、スタイリッシュな音楽使いとハイスピードカメラを駆使した、スローモーションとスピードアップの多用映像というお得意な手法があって、本作でもそれが随所に登場。なので、彼の過去作のテイストが好きだった方はこの映画もきっと好物だと思います。
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 映画は「僕が描くアーサー王伝説はあくまで骨太ファンタジーです」と宣言するかのようなスペクタクル映像でスタートし、続いて少年アーサーがスラム街にある道場(アジア系の師匠が登場!?)で身体を鍛え、生き抜くスキルを磨く様が軽快なサウンドと共に高速早送りで描かれ、あっと言う間に青年アーサーの出来上がり~となる、何ともかっちょいい導入。この辺りは"まさにガイ・リッチー"らしさ炸裂なのです。
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 一方、兄を殺し、どんな犠牲を払おうとも王座の地位に固執する現・王のヴォーディガンは聖剣エクスカリバーを手にする男がいつか現れ、自分の地位を脅かすという恐怖に憑りつかれいます。演じるは「シャーロック・ホームズ」でワトソンを演じた超絶美形のジュード・ロウ。演技力には定評がありつつ、若い頃に美男子な要素を持ちあげられすぎて、御髪がちょっと変貌したのを機に!?良い役になかなか恵まれませんでしたが、ここ最近は意地の悪い役をするとさらに美しさが引き立つイケオヤジ、というポジションを獲得。本作でも暴君ヴォーディガンを魅力的に演じております。
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そう、私は常々ジュードにはこういう役をやってほしいと望んでいました。風貌のちょっとした変化なんか全然問題ありません。彼の出世作「ガタカ」や「リプリー」にしろジュードにはこういう意地悪な役がお似合いなのよ!美しいからゾクゾクするのよ、と。私の願いも叶い、全世界のジュードファンも狂喜乱舞なのです。そしてそれを一番わかっているのがガイ・リッチー監督、というのもこの映画を観ると一目瞭然で、彼がどれだけジュード・ロウを愛しているかが全面に出過ぎている所もご愛嬌です。
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 と、紹介すると主役アーサーが霞んでいる映画に思われるかもしれませんが「敵を作るより、仲間を作れ」をモットーに、スラムで苦楽を共にした仲間たちと共に、成りあがって行く様は軽快で痛快!ソードアクション系ゲームが好きな方から英国俳優好き(チャーリー・ハナムもジュード・ロウも英国系)、そして筋肉フェチの方まで、幅広い方々に楽しんで頂ける1本ですYO!
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By.M
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