2013年12月アーカイブ

『ウォーキング with ダイナソー』

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早い・・・早すぎる。もう2013年が終わるなんて。「あまちゃん」も「半沢直樹」もまともに観ていなかった男住人Aです。こんにちは。
さて、シネマイクスピアリは今まさにお正月映画で大賑わいのシーズン。皆さんそれぞれに「これは絶対観るぞ」リストをお持ちだと思いますが、そこにちょっと加えてほしい作品があります。それが今年最後にご紹介する『ウォーキング with ダイナソー』です。

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(恐竜トリビア:鳥類は実は恐竜の子孫。へぇ〜。)

12/20(金)より全世界で同時公開中のこの作品は、「BBC EARTH フィルムズ」が科学的検証のもとに“恐竜の世界”を再現している点がまず注目ポイント。BBCと言えば、言わずと知れたネイチャードキュメンタリー製作の世界的ブランドですね。この時点で「そんじょそこらの恐竜CG映画じゃないぜ!」という本物感がうかがえるわけです。
そのうえ面白いのは、この作品がいわゆる普通のドキュメンタリーものではなく、恐竜の子供を主人公にしたストーリーがあるところ。しかもそのストーリーが、なかなかあなどれない感動のドラマになっているわけです。小さな子供(パキリノサウルス)が弱肉強食の世界に飛び出して、敵と闘ったり、初恋を経験したりしながら、やがて一人前に成長していくその姿は、まるで〇ィ〇〇ーアニメの主人公のよう。過去、ネイチャードキュメンタリー映画を観ると毎回必ず睡魔に負けていた僕も、今回に関しては無事最後まで見届けることができました(笑)。

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(こちら主人公のパッチと、相棒のアレックス。)

個人的には「生きることに理由なんてない。本能なんだ。」というようなメッセージも感じたこの作品。冬休みやお正月のファミリーピクチャーとしてはもちろんオススメですが、2013年に積もり積もった悩みやストレスで頭でっかちになっている大人の方にも、ぜひ観てほしいなぁ〜と思います。僕の2014年の目標は、この映画の恐竜たちにならって「もっとシンプルに、強く、生きる」ことです。

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(この青っぽい恐竜は、例えるなら会社の上司か、はたまた手強い取引先か・・・逃げ切るぜ!)

さてさて、ここからは先日行われた『ウォーキング with ダイナソー』ジャパンプレミアイベントの模様を写真と共にご覧ください。登壇したのは、主人公パッチの声優の木梨憲武さん、同じく声優と本作の応援団長“ダイナソーこども大使”を務めた鈴木福くん、そして映画のイメージソングを手掛けた平原綾香さんです。豪華!

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実家の木梨サイクルとコラボ制作した“パキリノチャリウス”という自転車に乗って登場した木梨さんは、何と10年ぶりの声優挑戦。前回は舞浜の皆さんにはおなじみ『ファインディング・ニモ』のマーリンですね。「ニモの次は恐竜。ニンゲン役は来ないのか・・・」とつぶやく木梨さんでした。
福くんは劇中で所どころ恐竜のキャラクターを解説してくれます。さながら恐竜博士。自身も恐竜が大好きという福くんは、広〜い会場の彼方から翼を持つ翼竜・プテロサウルスに乗って登場。スケール感あふれる登場シーンに、観客も我々取材陣も思わず驚きの声!

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そして最後に登壇したのは、真っ白なドレスを着た平原綾香さん。初めて観客の前で歌うという映画のテーマソング「Piece of Love」をまさかの生歌披露してくれました。いや〜、感動。

以下、イベント中の皆さんのコメントを少し抜粋してご紹介します!

【木梨憲武さん】
この映画は、家族とか、親子とか、仲間とか、恋とか・・・色々なストーリーが、超リアルな3D 映像で描かれる映画です。誰でも楽しめる作品なので、これからのクリスマス、お正月に観てほしいですね。『アバター』のスタッフたちが参加している映画なので、やっぱり『アバター』の記録超えは狙いたいですよね(笑)。

【鈴木福くん】
(福くんが背中に乗って登場した)プテロサウルスに乗るのが夢だったので、今日はとても嬉しいです!今度は(映画に登場する肉食で凶暴な恐竜の)ゴルゴサウルスに乗ってみたいです!この映画は、観るととっても元気が出る映画なんです。主人公のパッチと鳥のアレックスとの掛け合いもとっても楽しいですよ。

【平原綾香さん】
私はこの映画を観ると何度も涙が出ちゃうんですよ。力強くて勇気が出る映画だとは思っていたのですが、それだけではなくて感動があるんです。家族や恋人同士で観てほしいですね。

それでは、そんなこんなで2013年も間もなく終わります。仕事納めならぬ映画納めの一本として、あるいは新年の初映画に、ぜひ『ウォーキング with ダイナソー』をどうぞ。

来年もシネマイクスピアリを、そしてこのウラブログを、よろしくお願いします!

By.A

©2013 Twentieth Century Fox

『キューティー&ボクサー』

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 皆さん、こんにちは!女住人Mです。すっかり街はクリスマス一色ですね。今回はこの時期にデート映画として、カップルにもご夫婦にもおススメした1本をご紹介します。
ある夫婦の日常を4年間密着したドキュメンタリー映画『キューティー&ボクサー』です。
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 主人公はニューヨーク、ブルックリン在住の“ボクシング・ペインティング”で知られる現代芸術家の篠原有司男(しのはら うしお・81歳)こと“ギュウチャン”と妻・乃り子さん。前提的パフォーマンスで岡本太郎さんにも認められていたギュウチャンはさらなる活躍の場を求め1969年に渡米。一方、乃り子さんは美術を学びにNYにやってきますが、21歳年上のギュウチャンと恋に落ち、結婚、出産。裕福な家庭からの仕送りは打ち切られ、その日暮らしになってしまいます。その後、紆余曲折ありながらも、ギュウチャンは自身のアートを探求し続け、乃り子さんは自分の表現方法を手に入れ、夫婦二人の展覧会が開催されることになる・・・といった二人の今を追った映画なのです。
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 本年度のサンダンス映画祭(ロバート・レッドフォード主催のインデペンデンス映画祭)のドキュメンタリー部門で監督賞受賞して以降、各国の映画祭で観客賞を受賞している本作はまさに愛され映画な1本。日本ポップアートの先駆者にして“日本で初めてモヒカン刈りにした男”ギュウチャンのドキュメンタリーと聞いて、どんな破天荒な人生模様が垣間見られるんだろう、と思っていたら、それは本当に凄かった!そして、本作の一番の魅力はそんな滅茶苦茶なギュウチャンの人間像より、ギュウチャンに惚れたばかりに、彼の人生に巻き込まれてしまった乃り子さんの存在だったのです。冒頭すぐは、NYで自分の人生を40年貫いている現在のギュウチャンが映し出されます。でも乃り子さん「どうするのよ、生活費ないわよ」とどやされ、時にバツが悪そうな表情をし、自身の作品を日本に売りに行くギュウチャン・・・。日本で商売をしてきて、「俺もやれば出来るよ」と偉そうにするけど「それ当たり前だから」とクールに交わされるギュウチャン。それに似た光景は自分の家や友達夫婦のお宅でよく見ますよね・笑。
これはアートの映画と言うよりは、まさに二人の愛?!の軌跡を追ったドキュメンタリーだったのです。
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 乃り子さんはギュウチャンとの出会いで人生が一変、自身の志はそっちのけでただ生きるためにギュウチャンを支える存在となります。が、子供も成長した今、自分自身を“キューティー”と言うキャラクターに投影し描き始めたドローイング「キューティー&ブリー」シリーズを綴ることで才能を開花させていきます。乃り子さんはこれまで起こった夫婦の出来事をユーモア交えてそこにぶつけることで新しい自分の居場所を見つけていきます。それは乃り子さんの自立ではあるのですが、決してギュウチャンとの決別ではなく、ギュウチャンと共に歩き続けたことを肯定した上での自立と言うのが素敵!そこには長い時間夫婦としてずっと一緒にいると言う愛着だったり、乃り子さんはインタビューでも「別れたら働かなきゃいけなくなって、それだとアートは捨てなきゃならないし」なんてズバっと言ってしまったりもしていますが、そこには第三者は決して入ることが出来ない二人だけの共有する想いすら感じるのです。
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(映画の中ではアニメーションとして動く“キューティー&ブリー”も見られてそれもキュート♪)

そして乃り子さんのそんな変化を一番感じとっているのが誰でもないギュウチャンであり、作品に向かう乃り子さんが気になってしょうがない風に見つめている様もバッチリ納められていて、「これぞ夫婦善哉やわ〜」と思わない訳にいかない。40年という長い間、苦楽(多分、苦がすご〜く多い)を共にしたからこそ手に入れた絶妙な二人の距離感もバッチシ伺えます!

 本作は先ほど発表された来年のアカデミー賞ドキュメンタリー長編部門の一次審査を(147本から15本のうちに絞られた1本として)通過!本選のノミネート作品5本のうちに入るのか?1/5に発表となりますので是非その動向もお楽しみ下さい。
二人の夫婦生活は珍道中、会話は夫婦漫才、でもその先には二人だけで築いた愛の軌跡が伺える、『キューティー&ボクサー』は12/21(土)からの公開です。

★おまけ情報★
来年の1/13まで渋谷のParco Museumで「篠原有司男 篠原乃り子 二人展 愛の雄叫び東京編」も開催中です。

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(右が監督/撮影/プロデュースのザッカリー・ハインザーリングさん。29歳の若さでこんな作品を撮るなんて!!)
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(体全体で表現するボクシング・ペインティグ!ギュウチャンかっちょえ〜)

By.M
(c) 2013 EX LION TAMER, INC. All rights reserved.
■配給:ザジフィルムズ、パルコ
■提供:キングレコード、パルコ

『ゼロ・グラビティ』

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 皆さんこんにちは、女住人Mです。突然ですが、遡ること2009年公開「アバター」で映画は本格的に3D!という時代に突入しました。が、ここに「アバター」以来の衝撃でもってご紹介出来る映画が日本でも公開となりました。
今回ご紹介するのは個人的にも猛烈にお薦めです!12/13(金)公開の『ゼロ・グラビティ』です。
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 舞台は地球上空60万メートル。ゼロ・グラビティ(無重力)空間の宇宙で作業をしていたメディカル・エンニジアのライアン博士(サンドラ・ブロック)は宇宙飛行士マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)と予想にもしなかった事故に遭遇。ライアンはシャトルから切り離されたアームと共に無重力空間に放り出されてしまいます。シャトルは事故で大破し、生存者はライアンとマットの2人だけ。地球との交信手段も断たれ、残った酸素もあとわずか、絶望的な状況で二人は生還をめざします。

 本作は本年度のベネチア国際映画祭で初お披露目されるや否や世界中のメディアや辛口映画評論家から大絶賛されたことから頭角を現した1本。その後、ジェームズ・キャメロン、スピルバーグ、タランティーノといった様々なジャンルの映画監督たちも大絶賛。加えて数々のハリウッドスターたちも本作を観た後に自身のSNSで「スゲ〜!!OMG(オー・マイ・ゴッド!)」と思わずコメントしてしまう程の支持を得、全米では公開後口コミで動員が増え、興行収入ランキング3週連続1位をキープし、現在も世界中で大大大ヒット公開中と、まさに2013年を代表する映画なのです。

 なぜこの映画がそんなに評価され、皆が支持しているのか・・・その理由は大きく分けて2つあります。先ずは宇宙空間を完璧なまでに描いたその映像技術!!目の前に広がる無重力空間をどうやって撮っているのかさっぱりわからない。自分も本当に宇宙にいるみたいな浮遊感を味わえるわ、事故シーンでは思わず目をつむるわ、自分まで宇宙に放り出された感覚になるわで、これまでも宇宙を舞台にしたSF映画の名作、大作はたくさんあれど、誰もが全く体験しえなかった映像が目の前に広がります。
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 本作は2Dでの上映もありますが、ここは猛烈に3Dをお薦めします!!!!まだ3D映画をご覧になったことがない方だったり、ずっと観ていないと言う方も多いと思いますが、本作を3Dで観たらたまげます。3Dと言えばジェームズ・キャメロンですが、この映画を観て地団駄踏んで悔しがっていると思います。本作を監督したアルフォンソ・キュアロン監督自身、自分の思い描く世界観を映像化するのにまだ技術が追い付いていなかったため、本作の製作に4年半をかけた程です。もう百聞は一見にしかず、観ればこの映画の凄さがわかります!!!もう断言です!!(しかも本編尺が91分!!)

  そしてこの映画の素晴らしさはそんな映像技術ばかりが目立って凄いように思われていますがそれ以上に語られるテーマの深さとその強さにあります。(アルフォンソ監督と息子さんのホナス・キュアロンの共同脚本。)
本作のベースは宇宙に取り残された2人が地球に生還しようとする、いわゆる“行って、戻ってくる”だけの話です。そんなシンプルな話なのに生命力の逞しさそのものが見事に描かれています。もう本当に素晴らしい!!ちょっと追記するとライアンは幼かった娘を亡くしていて、生きることを諦めている女性であると言う背景があります。宇宙で仕事をするという類まれな経験をしていてもなお、生きることを謳歌出来ず、むしろ彼女の中に閉ざされた宇宙があるかのようです。でもその彼女が死に直面し、そこから生還するというまさに“生(:個としての生)”と自分を取り戻すための“生(:自身を生きる)”の両方を死に物狂いで手に入れようとするのです。もうこの“生を奪還する”ライアンを演じるサンドラ・ブロックの美しさ、力強さといったら・・・。
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(ライアンに辛い過去がある、という設定はサンドラ姉さんのアイディア。それがこの物語により深みを与えています。)

加えて、それをフォローする宇宙飛行士マットを演じたジョージ・クルーニーがまた良い!!!パブリックイメージそのままの優しくて、ジョークがうまくて、でも頼れる兄貴ジョージがまんま役に反映されていて、またもやジョージに惚れてしまった!
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(ジョージとなら宇宙空間に二人でも耐えられる!)

「アバター」公開時、“これであなたの映画の見方が変わる”と言った、“映画館で観るべき映画”であることが謳われましたが『ゼロ・グラビティ』はまさにそういった映画の現段階の頂点であると言えますし、本作を観た方がその年の年間ベスト1、いやオールタイムベストに挙げても全然おかしくありません。とにかく、映画が好きな人なら絶対この映画は観ないと損!損!ですし、映画をほとんど観ない方にこそ是非観て貰って「映画って凄い!」と思って貰いたいのです。
本作は今後映画史を語る上で必ず残る1本です。大事なのでもう1回言いますが、3Dがお薦めです!!!
By.M

☆おまけ画像☆ 〜『ゼロ・グラビティ』来日記者会見〜
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(左からプロデューサーのデイヴィッド・ヘイマンさん、サンドラ・ブロックさん、アルフォンソ・キュアロン監督。)

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(仲良しだね!)

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(49歳でこの美貌。サンドラ姉さん曰く、「お金とスタイリスト&メイクさんのおかげ」だそうで。)

(C)2013 Warner Bros.Ent.All Rights Reserved.

『47RONIN』

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 皆さんこんにちは、ついに12月に突入ですね、女住人Mです。12月の風物詩と言えばいろいろ思いつきますが、日本人が昔から大好きな12月のアレ!と言えばクリスマス以外にアレ!がありますよね。今回ご紹介する作品は12/6(金)公開の『47RONIN』です。12月のアレ!で、何でこの映画か?と言われると本作が、日本人が大好きな「忠臣蔵」をベースにしつつ、斬新なイマジネーションでもって全く新しいオリジナルストーリーで生まれ変わった作品だからです。
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 時は将軍・徳川綱吉の頃。舞台は浅野内匠頭(田中泯)を領主とする藩州赤穂。家老・大石内蔵介(真田広之)率いる侍たちは天下取りの野望を抱く吉良上野介(浅野忠信)と謎の妖術使いの女ミヅキ(菊地凛子)の陰謀によって、主君・浅野内匠頭と侍の身分を奪われます。次に次に吉良が狙うは浅野の姫ミカ(柴咲コウ)。主君を慕う家臣たちは敵討を決意し、異端の血を引きながらも主君に温情で助けられ成長したカイ(キアヌ・リーブス)も共に仇討へと向かいます。それは圧倒的な敵軍 VS 47人のRONINの戦い・・・と、物語のエッセンスはちゃんと「忠臣蔵」なんです。

 そして、千葉真一主演のドラマや映画をキャッキャ言いながら観て育った私にとって、この映画が実はキアヌ・リーブス主演にして、“真田広之”映画であったことに注力してご紹介いたします。
(真田さんは千葉さん主宰の“JAC”(ジャパン・アクション・クラブ)出身ですからね。)
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 これまでも何度かハリウッド進出をしている俳優さんについて、特に真田さんについては熱く語らせて頂きましたが、今回もまた真田さんの活躍が素晴らしいんですよね〜。真田さんは日本がモチーフとなるハリウッド映画に出演された時に「スタッフたちはいつも僕たちの意見を尊重し、その意見を取り入れてくれた」とたいていコメントします。が、正直「本当に聞いて貰えているのか?」と疑うようなものもなかったとは言いません。しかし、本作の裏話で「真田さんは衣装やセットに関しては、どんな奇想天外なものが出てこようともそれに対して反対はせず、ただ所作やアクションに関してはきっちりコメントする人だ」と言うのを聞きました。真田さんはインタビューで「「ラストサムライ」の時は正統派な侍映画を撮りたいという監督の意向があったのですが、本作では“オリジナリティあるものにしたい”という監督の意気込みがありました」と語っています。

そう、本作の中でも衣装だったり、セットだったりはかなりオリジナリティ溢れる、それはいわゆる「忠臣蔵」の世界観からはかけ離れたものもあるのですが、確実に侍スピリッツは映画の中でビシビシ感じられるんです。それは監督の意気込みを買いつつも侍スピリッツを伝えようとした真田さんの存在があったからだと思うのです。
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 と同時に “RONIN”を描く本作で侍としての真田さんが如何に監督に、スタッフにキアヌほかのキャストたちに多大なる影響を与えていたかは一目瞭然!そして、キアヌも主人公ながらも、どこか一歩引いた存在に見えるのは真田さんのそういう存在感の証だと言えましょう。そういった意味でキアヌ主演ながらも本作は“真田広之”映画となっていたのです。いや〜、私は大満足です。

 キアヌも49歳になりましたがお肌ペカペカで相変わらず素敵です。彼の本作での演技をみると「素顔は控えめで本当に誠実な人なんだろうな〜」なんて思ってしまう程、真摯にカイを演じています。好感度はさらにUPです。
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(「こんなに謙虚でシャイなビッグスターもいない。自分に厳しく、他人に優しい彼の姿はまさに武士道に通じる」と
真田さんもキアヌをベタ褒め!)

 かなり偏った紹介にはなりましたが、アクション・ファンタジー大作『47RONIN』はあらゆる年代の方に楽しんで頂ける1本です。
12/6(金)からの公開ですよ!

By.M
(C)Universal Pictures.

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