2013年8月アーカイブ

『マン・オブ・スティール』

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 皆さんこんにちは女住人Mです。やっと涼しくなってきましたが夏の大作映画はまだまだ続きます。
今回ご紹介するのは8/30(金)2D&3D公開の『マン・オブ・スティール』です。
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 『マン・オブ・スティール』とは・・・早い話“スーパーマン”の映画です。幼い頃から特別な力を持っていたことで孤独なまま成長したクラーク(ヘンリ・カヴィル)は育ての親の教えの通り、その未知なる力を封印したまま、自分の使命を突き止める旅を続けています。ついに自分の本当の正体を知った時、奇しくも地球に降りかかる未曾有の危機に立ち向かうこととなります。本作は世界で最も知られているアメコミヒーロー“スーパーマン”の誕生を主軸に描いた物語です。

 ヒーローの誕生を描くと言えば「バットマン ビギンズ」ですが、本作の原案・製作はその「バットマン」シリーズ三部作のクリストファー・ノーランが務めます。そして監督が「300」、(私的には「ウォッチメン」、「エンジェル・ウォーズ」)のザック・スナイダー。
さて、映画ファンなら誰しも“スーパーマン”がリブートされ、また新しいシリーズを始めると聞いた時には大きな期待をしたものですが、クリストファー・ノーラン×ザック・スナイダーと言う食い合わせに関してはどうなのか?と思った方もいるかもしれません。ノーランの作風は主人公の内面をぐいぐい描く、人間の内に、内にベクトルが向かっている作品作りに定評があり、ザックはダイナミックで力技とも言える圧倒的な映像を魅(見)せていく、作品自体のベクトルは外へ、外へ、と言うイメージがあるからです。そう、この二人は言ってみれば真逆なのです。でも私は二人のある重要な共通点にこの勝負をかけました。
それは二人とも“中二病を患っている”と言うこと・・・。
(“中二病”:Wikipedia曰く:思春期にありがちな自己愛に満ちた空想や嗜好などに対する別称)
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(「オレが監督のザック・(イケメン)スナイダーだ!)

フィルムメーカーにとってこの病にかかっていることはとても重要です。何せ、映画はイマジネーションをあたかも現実化させてしまう装置なので・・・そして本編はと言うと・・・おめでとうございます!奇跡的に融合です!人とは違う力を持っていることで、アイデンティティが掴めず苦悩するクラークを描く前半パートはまさにノーランのお家芸。そして、自分が何かを知り、自分の守るべきものを見つけ、地球を守るために敵と闘う後半はまさにザックのお家芸演出!二人が手に手をとって“中二病”を武器に誰もが知っている“スーパーマン”に新たな息吹をもたらしました!特に前半パート、クラークが苦悩し内に内に向かっているのが、後半のアクションシーンでもう180度テイストが変貌。「いくら敵と戦っているからと言って街壊し過ぎじゃないかぁ〜」とツッコミたくなるぐらいの崩壊と破壊シーンは、スクリーンで観る醍醐味を思いっ切り堪能出来ます!
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(もちろん、LOVE要素もあり♪ “スーパーマン”が唯一心の柔らかい部分を見せるのはエイミー・アダムス扮する記者のロイス。
彼女を見つめる“スーパーマン”の眼差しは少女マンガのワンシーンみたい!)

 そして、この二人が描いた“スーパーマン”の世界にさらなるエモーショナルな要素を加えたのが、本当の父ジョー=エルを演じたラッセル・クロウと育ての親・ケント夫妻を演じたケビン・コスナーとダイアン・レイン。ある一定の年齢層だと「この役者たちが脇に回って、なおかつこんなにしっかり演技をするなんて・・・」とそれだけで感慨深いですが、特にケビン・コスナーの演技はもう本当に素晴らしい!!!この2組の両親がいるからこそ、クラークと言う人間がいるんだ、と言う実在感すら伝わってくる。
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(ケビン・コスナー、こういう抑えた演技が良い、良い!!)

 そして最後に“スーパーマン”を演じたヘンリー・カヴィルはシリーズ初の(スーパーマンを演じた)イギリス人俳優。実は2006年版の“スーパーマン”のオーディションも受けていたリベンジ組!そんな彼は逞しい肉体を持ち、どこか憂いある表情をたたえ、本役にふさわしい役者と言えるでしょう。そして(全米では)2015年に続編の公開も決定!しかも“スーパーマン”と“バットマン”(新バットマンを演じるのはベン・アフレック!)夢の共演です。ヘンリー・カヴィルほか、多くの出演陣が続投!もうこれは次回作を楽しむためにも観とかないとです。
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(“スーパーマン”の役をゲットしたことで一気にスターの仲間入りをし、「今は自分でやりたい仕事を選ぶことが出来るようになったよ」と語ったヘンリー。これからの活躍も楽しみだね!)

By.M
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 皆さんこんにちは。当館が<『スター・トレック イントゥ・ダークネス』愛に溢れている!>とネットでファンの方にお褒めを頂き、調子に乗っている女住人Mです。前回、私の溢れる“スタトレ”愛(“バッチさん”愛じゃないか?と言うご指摘はさて置き)を紹介させて頂きましたが、今回は別目線で『スター・トレック イントゥ・ダークネス』について紹介させて頂きます。ウラブログには3度目の登場、舞浜最強の映画ヲタでありながら経理もこなす、男住人Mさんです!

◆男住人M 登場◆
 どーも。最近よくこの島に上陸する男住人Mです。前回の女住人Mさんのカンバーバッチ愛に溢れまくったブログに続き、今回も「スタートレック イントゥ・ダークネス」です。「またかよ!」って思った皆さん、僕は昔からのトレッキー目線で語りたいと思いますので良ければ付いてきて下さい(笑)。
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 僕が「スタートレック」を知ったのは小学生の頃(歳がバレる・・・)。友達と二人で映画館に劇場版4作目「スタートレック4 故郷への長い道」を観に行ったのがきっかけ。正直言うと、「スタートレック」目当てではなく同時上映だったエディ・マーフィー主演の「ゴールデン・チャイルド」という映画を観に行った「ついで」という感じでした。小学生ながらに映画好きだった僕は『スポック』とか『エンタープライズ』という名前は知っていましたが、作品を観るのは初めてでした。『スター』が付くのだから当然『宇宙空間でドンパチ』『敵と光線剣でチャンバラ』『猛スピードで飛ぶ戦闘機』なんかを想像していたら、主人公達が乗るのは敵のボロ船(エンタープライズ出てこない)、お話のメインは1986年のサンフランシスコ、敵(と言っていいのか微妙ですが)は23世紀の地球環境を調査に来た巨大な探査船・・・。

一応タイムトラベルというSF要素はありますが、それ以外は動物絶滅問題とか文化の違いとか、全然敵の宇宙人とドンパチしない!(笑)でも、何だか、とっても面白かった。そこからこの作品の雰囲気にハマってしまい、続く5作目・6作目も続けて劇場に通いました。それから何年か経ち、大学生になった頃「新スタートレック(TNG)」(初期TVシリーズ終了後、約20年経ってから放送が始まったTVシリーズ)に完全にハマり、これでめでたくトレッキーの仲間入り。当然その後も未見だった劇場版を観たり、新作映画があれば必ず劇場に足を運ぶという活動を続けてきました。

 しかし残念ながら本国・アメリカに比べ日本での「スタートレック」シリーズの人気はイマイチ。「え?スターウォーズじゃないの?」みたいな冷たい反応をされる度、悲しい気持ちになっていました。きっと日本中のトレッキー達も同じような気持ちを抱いていたはずです。そんなトレッキー達が待ち望んでいた新劇場版「スタートレック」。
新しい話ではなく、いわゆる「TOS」と呼ばれるオリジナルシリーズのリメイクということで往年のトレッキー達は不安に震え上がったはずです。かく言う僕も正直不安でした。あの何とも言えない独特の雰囲気、SFをベースにしながらも現代の社会問題を巧みに織り込んだ内容、そういったものが失われるんじゃないか、ただただ派手なCGを使い単なるSF映画に成り下がってしまうんじゃないかと・・・。

しかしそんな不安をJ.J.エイブラムスは払拭してくれました!!カーク達の若き姿という「TOS」では描かれなかった話を、イメージピッタリのキャストで映像化し、 「スタートレック」を見事に復活させたのです。前作を観終わった後すぐに「続編が観たい!」と思ったトレッキーも多かったと思いますが、4年の歳月を経て待望の新作「スタートレック イントゥ・ダークネス」の登場です。前作のキャストが勢揃いし、新たな冒険を繰り広げます。もう冒頭から「スタートレック節(笑)」全開です。惑星の危機、言うこと聞かないカーク、冷静かつ合理的なスポック、ぼやくマッコイ、振り回されるスコッティ、そして大迫力で海の中から姿を現すエンタープライズ。このタイトルが出る前の部分だけで1本映画を観たような満足感!
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 カークの挫折から成長までの過程を中心に、各キャラクターもそれぞれに魅力十分で描かれています。カークを始めとしてレギュラー陣全員決して完璧ではない、とっても人間くさい奴らばかりでそこが「スタートレック」の大きな魅力でもあると思います。
 シリーズ初登場のカンバーバッチも、(女住人Mさんがこれでもか!と書いてるので詳しくは書きませんが)レギュラー陣に負けず劣らず存在感たっぷり。この人が出てるだけで、作品の『品』が一段階上がったように感じます。単なる悪役ではない複雑なキャラクターであり、是非とも今後も登場して欲しい人物であります。
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(カンバーバッチ、ぐっじょっぶ!!)

 様々な要素を含んだ物語、最新のVFXを使った映像、未来的でありながらどこかレトロな感じもするセットや衣装、そこに人間味溢れる登場人物が絡んでくる。そんなオリジナルから変わらず受け継がれている「スタートレック」の「スタートレック」たる血脈が、2013年の今作にも確実に流れています。是非ともこの先何十年と同じキャストでシリーズを作り続けていって欲しい、そんなことも感じさせてくれます。現に「TOS」のメンバーは20年以上も同じキャラクターを演じ続けました。劇場版6作目ともなると、みんなすっかり「おじいさん」「おばあさん」(失礼!)なんですが、それでも各キャラクターの人生をずーっと追いかけているようで、何だか幸せな気分なのです(某北国が舞台のドラマと同じような感じですね)。

 シリーズものは途中から入りにくいと思われがちですが、「スタートレック」については全然大丈夫。どこから観ても「スタートレック」は「スタートレック」ですから。僕もオリジナルのTV放映時には産まれていませんでしたし、女住人Mさんに至ってはJJ版「スタートレック」からの参加ですよ。今作を観て少しでも「スタートレック」に興味を持った方は、どこからでもいいのでこれまでの作品にも触れて欲しいと思います。そしてもっともっと日本中にトレッキーが増えますように(トレッキーの切なる願い)。
とにかく一言では語り尽くせない魅力に溢れた「スタートレック」。その最新作「スタートレック イントゥ・ダークネス」は、あなたがトレッキーになる第一歩となるでしょう。最後にシリーズを象徴する言葉を。
 『宇宙。それは最後のフロンティア。』
さあ皆さんも「スタートレック」という未知の宇宙に勇気を出して飛び出していきましょう!
◆男住人M 退場◆

 男住人Mさんありがとうございました。男住人Mさんの“スタトレ”愛を感じ、思わず目頭が熱くなっちゃいました!このように古参トレッキーも大絶賛!!『スター・トレック イントゥ・ダークネス』は8/23(金)から2D&3Dで公開です。またまた長文になりましたが、最後まで読んでくださった方の長寿と繁栄を!
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(来日イベントではJ.J.監督、スポック役のザカリー・クイント、キャロル役のアリス・イヴ、製作のブライアン・バークが
宇宙飛行士の毛利衛さんとも対面したよ!)

By.M
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 毎日暑い日が続きますが、私の心もヒート・アップ!!女住人Mです。
今回は私が今年、最も公開を待ち望んでいた映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』をご紹介します。
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 私が本作を取り上げるのは実は2度目。
その時のブログが→こちら
2年前にTVで「SHERLOCK/シャーロック」を見て以降、ベネディクト・カンバーバッチ(愛称:バッチさん)に心奪われ、「スター・トレック」新作の悪役をやると知ってから日本公開をどれだけ待ったことか・・・。仕事柄、一般の方々より一足早く本編を観る機会にも恵まれ、本作を観たことで私の2013年は終わったも同然なぐらい腑抜けになりました。バッチさんは本作で“世紀の悪”を演じていると称賛されていますが、まさにこれまでにない魅力溢れる“悪”を演じています。

 と、本作におけるバッチさん絶賛コメントの前に、大事な「スター・トレック」について。
名前だけならご存知な方も多いと思いますが、“スター・トレック”(以下“スタレ”)は未知の惑星の調査のためにU.S.Sエンタープライズ号に乗りこんだクルーたちが広大な宇宙を旅する物語で1966年のTVシリーズからスタートしました。“スタトレ”が大好きな人たちをトレッキーと呼びますが、シネマイクスピアリのトレッキー曰く、“Star (惑星)をTrek(探索する)”タイトルまんまの物語なんだ、と言うことで、「スター・ウォーズ」のように基本は戦争をしかけて、何だかんだと言う話ではありません。そして“スタトレ”は「スター・ウォーズ」の存在もあってか、どこかマイナーなSFアドベンチャーと思われている節がありましたが、2009年にスピルバーグ監督の後継者としても呼び声高いJ.J.エイブラムス監督が新シリーズとして復活させました。

前作では若くて有能だけど、未熟さ故に暴走してしまうカーク(クリス・パイン)が仲間たちと共に危機を乗り越えることでエンタープライズ号のキャプテンになるまでを描きました。本作ではジョン・ハリソン(ベネディクト・カンバーバッチ)と名乗る新たな敵の登場により地球は史上最大の危機に。若きリーダー、カークはキャプテンとしての資質、クルーとのチームワークを改めて問われます。そして謎めいた敵ジョン・ハリソンの正体とは・・・と言う物語。
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 先ずはこれまで一度も“スタトレ”を観たことがない方に・・・。主人公が傍若無人なキャプテン・カーク、あとは一緒に冒険するエンタープライズ号の仲間がいる。特に副長としてバルカン人と地球人のハーフで、理性にのみ従う(前髪パッツンで耳がトンガっている)スポック(ザッカリー・クイント)がいて、二人はよく喧嘩をし、それを兄貴的な存在エンタープライズ号の軍医マッコイ(カール・アーバン)がなだめていると言う定番キャラとその図式があることを頭に入れておいて下さい。

そして物語は1作目以上にキャプテン・カークの成長物語が描かれます。熱い心はあるけれど未熟さ故に暴走し無鉄砲なカークがピンチを仲間と一緒に乗り越えるごとに謙虚さを学んでいきます。前作を観ていれば「カーク、大きくなったの〜。こんな態度を取れるようになったのか・・・」と親目線で感動。“スタトレ”ビギナーの方でも、カークを支える仲間の存在や、彼を心から信頼しているボスの存在を知るにつれ「これって自分の日常に置きかえられるんじゃい?」と気付いた時には、目頭が熱くなってくるんです。(いや、これ本当!)カークの相方とも言えるスポックは感情を一切出さず規則を一番に重んじ、理論だけで物事を判断するので、ある意味KYな男な訳ですが、そんな彼も、エンタープライズ号の一員としていろいろな経験を重ねることで他者を思いやる心の大切さを知るようになったりで・・・。

加えて、エンタープライズ号の面々は魅力的なクルー揃い。本作には彼ら一人一人に見せ場がきっちりあるので、より感動に深みが増します。そんなクルーたちが最強の敵に立ち向かうため、一丸となって戦う様はまさにチーム萌え。スポーツでも団体戦には独特のアガ↑るポイントってあるじゃないですか。本作にはオリンピック決勝戦級のチーム萌えシーンがてんこ盛りなのです。
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(カーク役のクリス・パイン(右)、スポック役のザッカリー・クイント(左)、来日の際は太鼓を叩いてチームワークの良さをアピール!)

 そして最後に本作の一番の魅力・・・最強の敵、ジョン・ハリソンを演じるベネディクト・カンバーバッチです。正義と悪を描く時に悪が魅力的であればある程、物語の魅力は増す、と言うことをこれまでもお伝えしていましたが、まさにバッチさん演じるジョン・ハリソンはそういう悪役なのです!!!!近年の悪役の代名詞と言えば故ヒース・レジャー演じた「ダークナイト」のジョーカーだと思います。私は彼以上の悪役とはそうお目にかかれないと思っていましたが、それとは全く違うベクトルでバッチさんは魅力溢れる悪役を作り上げてしまいました!!
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インテリジェンスな色香を湛え、かつ荒々しく、でも苦しみ、苛立ち、悲哀に溢れている悪役。しかもバッチさんはそれを佇まいだけで表現してしまう。(もう恐ろしい子だわ。)悪役ではあるけれど、彼には彼なりに抱えている悲劇があることが示されるバッチさんの独白シーンは文化遺産に認定です。私はJ.J版「スタトレ」からこのシリーズのファンになり、前作も大好きなのですが、バッチさんが演じた悪役の登場で、よりエモーショナルになった本作が大好きです!きゃ〜もうバッチさん素敵!!!(ただのファンじゃないか、と言うツッコミは勘弁して下さい!)

 ちょっと我を忘れてしまいましたが、本作ではエンタープライズ号のクルー VS ジョン・ハリソンの戦いの中で、チームの結束力だったり、友達や恋人を想いやる心だったり、上司と部下の関係性だったり様々なテーマが内包していて、相当のバッチさんファンである私ですら、本作を観てそのテーマに心打たれ、カークの逞しさに、スポックの純粋さに、マッコイの頼れる存在に、スールーのドヤ顔に、ここぞの時のスコッティに胸熱!!先日のJ.J監督らの来日の際に「2014年ぐらいから次回作の撮影を始めようと思っている」と、プロデューサーのブライアン・パークさんも言っていたので、今からもう早く次が観たくてたまらん、たまらん!!

 シネマイクスピアリでは、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の公開を記念して、劇場内にはフォトロケーション、そしてバッチさんの直筆サイン入りうちわもエンタープライズ号の模型と一緒に展示中、そしてイクスピアリ内2FのB‘ウェイの回廊には日本でここだけしかないクルーたちのキャラポスターが展示されていますので、本作を観るなら是非シネマイクスピアリで!!!
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『スター・トレック イントゥ・ダークネス』は8/16(金)〜18(日)先行上映、8/23(金)〜から2D&3Dでの公開です。
(長文過ぎてすみません!!最後まで読んでくださった方々の長寿と繁栄を!)

★ おまけ ★
カンバーバッチさん来日時のレポートは→こちら
売店では「スタトレ」グッズも販売!入荷数が少ないものもあるので、お買い求めはお早めに!!(ジョン・ハリソン、バスタオルって何だ〜)

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『パシフィック・リム』

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 皆さんこんにちは。小さい頃は少女マンガの主人公よりもウルトラマンAの南夕子になりたかった、女住人Mです。
今回は8/9(金)公開の『パシフィック・リム』をご紹介します。
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 さて今回は本作を語るにふさわしい男がいますので、早速バトンタッチいたします。
ウラブログには二度目の登場、舞浜最強の映画ヲタでありながら経理もこなす、男住人Mさんです!

◆男住人M 登場◆
 どーも、いわゆる「ジャンル映画」の匂いを嗅ぎつけてはコジレ島に上陸する男住人Mです。今回ご紹介するのは、「パシフィック・リム」です。そうです、大人になっても子供の心を忘れない、そんな素敵な大人達のための映画です。ハリウッドに『SF映画』は数々あれど、これだけ本気の『怪獣映画』は作られたことはなかったでしょう。とにかく設定からして、大好きな人(ヲタク)がウキウキしながら作ったんだなーって、しみじみ感じられます。イェーガー(ロボット)とパイロットがシンクロするのは「エヴァ」でしょ、身体全体を使う操縦方法は古くは「ジャンボーグA」「ライディーン」に「ダイモス」、最近だと「Gガンダム」に見られるし、2人で操縦する=2人で一つなのは、「ウルトラマンA」「バロム1」「アイゼンボーグ」かな?
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主人公ロボは、発進前にコクピット(頭)が体に合体、ロケットパンチも打つし、胸からは高エネルギーを敵に放射・・・って「マジンガーZ」そのもの(笑)。敵であるKAIJUは、これまでの「イグアナの化け物」みたいながっかりデザインじゃなく、角もあるし牙もあるし尻尾もあるし羽もあるし何か吐くしデカいし、と、ちゃんと怪獣してます。個人的には「モンハン」あたりの影響を受けたデザインかなと感じました。とにかく、このKAIJUとイェーガーがガチンコでぶつかり合う様は文句なしに楽しいし燃える!ウルトラマンが怪獣と戦うのとはちょっと違う、迫力・武骨さ・機械のきしむ音・パイロットの叫び声、これこそ劇場の大画面で観るべき!ここまで書いてほとんど内容に触れてないことに気付いたけど、それは映画館で確認して下さい(笑)。

とにかく観終わって思うことはただ一つ、 「将来はイェーガーのパイロットになる!」(笑)いい歳してアホなことをと思いましたが、本作の監督、ギレルモ・デル・トロがインタビューで「映画を観た後で、人々がイェーガーのパイロットになりたいと思ってくれるのが僕の願いだ。」って語ってました。やっぱりヲタクのこと分かってるなー(笑)。

来日すれば中野ブロードウェイに何時間も居座るというハリウッド監督とは思えない行動で、世の中のヲタクに勇気を与え続ける名監督ギレルモ・デル・トロの最高傑作は、ヲタクとボンクラ達必見なのです。あ、そうじゃない一般の方々も是非ご覧ください。
◆男住人M 退場◆

 男住人Mさん、ありがとうございました!本作は地球に突如現れた巨大KAIJU(怪獣)と人類がその英知を結集させ開発したヒト型巨大兵器“イェーガー”との戦いを描いたSFアクションムービー。幼い頃から日本アニメや特撮文化を愛し続け、それらに多大なる影響を受け大人になったギレルモ・デル・トロ監督は「この映画は僕からの日本への感謝の手紙でありラブレターでもあるんだ」と語っています。もうそのコメントだけで胸熱!!KAIJUが登場するシーンの音楽に心震え、イェーガーが繰り出すロケット・パンチに心踊らせ、むっちゃ楽しい、夢のような2時間10分!皆さんも是非、ご堪能下さい!!!

 2D吹替版では林原めぐみ(「新世紀エヴァンゲリオン」綾波レイ役)をはじめ、玄田哲章(「機動戦士ガンダム」スレッガー中尉役)、古谷徹(「機動戦士ガンダム」アムロ役)、三ツ矢雄二(「タッチ」上杉達也役)、池田秀一(「機動戦士ガンダム」シャア役)ほか、声優ファン、アニメファンにはよだれものの本気吹替キャスト陣も大集結ですよ〜

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『ワールド・ウォーZ』

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 あっと言う間に8月になってしまいました!皆さんは夏を楽しんでいますか?女住人Mです。
今回ご紹介する映画はキャンペーンでご家族揃って来日していたブラッド・ピット主演8/10(土)公開の『ワールド・ウォーZ』です。
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 物語は平穏な日常が一変、謎のウィルスが世界中で蔓延し、人間が暴動化する現象が起きた地球が舞台です。元国連捜査官として世界各国を飛び回っていたジェリー(ブラッド・ピット)はその経験値を買われ「事態を収束させよ」と任務が下ります。大切な家族の元にいたいと言う思いと世界を救わねば、と言う使命の狭間にジェリーは立たさますが感染の速度は加速する一方、人類に残された時間は僅か・・・果たしてジェリーは家族を、地球を救えるのか・・・「助けてブラピ!」なお話です。
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 主演のブラッド・ピット(以下ブラピ)は本作で製作を兼ねていますが、映画自体ブラピの(ピロダクション)会社PLAN Bエンターテインメントが製作。実はブラピは俳優だけでなく、プロデューサーとしてかなりの才能を持っていて、これまでPLAN Bで製作された映画はみんな大好き「キック・アス」を筆頭に「食べて、祈って、恋をして」、「ツリー・オブ・ライフ」と様々なジャンルに渡ります。と、ただ出演をしている訳ではないのでブラピさんも本作に関しては普段以上に気合いが入る、と言う訳なのです。
そして、本作は感染による終末後の世界を描いた小説「ワールド・ウォー・ゼット」が原作なのですが、実はこれ、カオスとなった世界を人々がどうやって生き残ったか、そのサバイバル術を語る記録本という体裁なので、物語ではないんです。そんな本をよくこんなドラマ性のある映画にする構想を思いついたなぁ〜と。ブラピ凄いです。しかも本作は世界中で大ヒット中で、恐ろしく予算オーバーだった190億円と言う製作費も既に回収出来ていて「よっ!ブラピ、商売上手!」とかけ声をかけたくなります。

 さて、本作は謎のウィルスによって人間が暴徒化し“Z”になるのですがこれがまた凄くてですね。感染すると12秒以内に“Z”になるんですが、さっきまで生きていた訳ですからむっちゃ生命力逞しい?生き生きした感じで、うぉりゃ〜っと人間に次々に襲いかかるんです。感染の速度は速いわ、そのせいですぐ大量発生するわ、こいつら走るのも速いわで「志村、うしろ〜」といった悠長なもんじゃありません。とにかくあいつらはいろいろ速くて怖いんです!言ってしまえばパニック映画の様相が繰り広げられます。
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そして本作はそんなパニック映画と思わせておきながら、実は非常に興味深いメタファーが映画のあちこちにちりばめられています。それが良く表れているのがイスラエルのシーンです。そこはパレスチナ人を追いやるために分離壁があったおかげで世界中で唯一、“Z”の襲来をなんとかくい留めている場所として登場しますがあるきっかけで“Z”が集団になって壁を越えようとするんです。つまり“Z”たちは現実における、パレスチナ人そのものを表現していると言う・・。深い!

加えて、本作は家族を、地球を救うために果敢に闘うブラピさんが何ともかっちょいいんです。プライベートでも子だくさんのお父さんなだけあって、お父さん役はしっくりきますし、若い頃から汚い格好やアクが強い役をやりたがりなブラピさんがイケメン★パパさんを演じているので“ブラピがかっちょいい映画”、“そんなかっちょいいブラピが私たちを守ってくれる映画”としても成立しており堪能頂けます!
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昔から、世界が滅亡してしまう系の映画を私は見過ぎているので、実際にそうなった時にその知識を活かしてどうにかすれば生き残れるのでは・・・と思い始めてきましたが、やっぱりかっちょいいヒーローに救われたいですね♪

By.M
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