2011年12月アーカイブ

『2011年総括の巻、その2』

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クリスマスと言えば「明石家サンタ」、年末と言えば「朝まで生つるべ」。これで年明けに橋田壽賀子ドラマ特番でもあれば最高!な男住人Aです。毎年楽しみな2番組が終わり、2011年も燃え尽きました。

さて、女住人Mに続きまして、僕もシネマイクスピアリ上映作品の中から選定した「2011年・Myベスト映画」を勝手にご紹介しようと思います。

今年はインデペンデント系の洋画作品がなかなか豊作でした。「英国王のスピーチ」「わたしを離さないで」「未来を生きる君たちへ」「永遠の僕たち」・・・そんな名作たちを残さず上映できて、嬉しい一年でした。
また、是枝監督や大根監督のティーチ・インも開催できました。大好きな監督をお迎えすることは劇場として光栄の極みで、どちらも忘れられないイベントになりました。

そんな僕が選んだ今年のベスト3!
3位! 「宇宙人ポール」 12/23公開
2位! 「八日目の蝉」 4/29公開
そして1位! 「デザート・フラワー」 シネマイクスピアリでは都内から少々遅れて2011年1/8公開

「宇宙人ポール」は、もし僕がアカデミー会員なら主人公(?)のポール君に主演男優賞を捧げます。まだ観ていない方は、2012年の“映画初め”にいかがでしょうか?
「八日目の蝉」は、僕の生涯の号泣ランキング第1位かもしれません。永作博美さんの演技にとにかく泣かされました。
そしてそして、「デザート・フラワー」。この映画は正直、観ていて楽しい作品ではありません。でも、楽しいばかりが映画じゃない!たとえズド〜ンとヘコんでも、どんなに重くて暗くても、いい映画はイイのです。一生忘れないだろう的意味合いで、この作品を1位としました。

そんなこんなで、2011年も間もなく終わります。
本当に本当に色々なことがあった一年でしたが、世の中がどうあっても、やはり映画好きは止められません。来年もシネマイクスピアリのラインナップにどうぞご注目ください!

ここで2012年のおすすめ作品をちょっとだけ先取り紹介・・・
(パソコンからこのブログをご覧の方は、ぜひ公式サイトをチェックしてください!)
●3/31公開 「ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜
●4/7公開 アーティスト 

そしてさらに、シネマイクスピアリでは2012年から新たに「キネマイクスピアリ〜舞浜で名画を〜」という新企画がスタートします。
近年の話題作や懐かしい名作の中から劇場がセレクトした映画を毎月一作品ずつ、特別料金でリバイバル上映するシリーズで、第一弾は1/7〜13上映の「愛のむきだし」です!

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(上映時間は4時間。園子温監督の衝撃作!)

2012年もシネマイクスピアリをよろしくお願いします。皆さま、良いお年を!

By.A

(C)「愛のむきだし」フィルムパートナーズ

『2011年総括の巻、その1』

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今日は2011年12月31日大晦日です。本日仕事納めをさせて頂きます女住人Mです。
年の瀬はあれやこれやを振り返る時期、と言う訳で今回のウラブログは僭越ながら
2011年Myベスト映画(シネマイクスピアリ公開作品限定)をご紹介致します。

いや〜、今年も記憶に残る映画にたくさん出会いました。
ウラブログでもご紹介した「永遠の僕たち」、「マネーボール」、「ミッション:8ミニッツ」は個人的に本当大好きな作品です。
あと、つっこみ所が満載過ぎても、ある1シーンが猛烈に気に入ると、寛大な気持ちでその映画を許してしまう性質なのでそういう意味で「エンジェル・ウォーズ」のベイビードールちゃんの三点着地シーンや「インモータルズ」の神々のクイック&スローな戦闘シーンはそれだけでかっちょ良かったので大好きな映画です。
そんな私が選ぶ今年のベスト3は、こちら〜(脳内ドラムロール♪)
3位「ブラック・スワン」 5/13公開
2位「キック・アス」 都内では2010年公開ですが、シネマイクスピアリでは1/15公開
そしてベスト1、「アジョシ」!!!9/17公開

「ブラック・スワン」は少女漫画のようなドロドロとした世界観を見事に映像化、しかも神経ギリギリGirlを演じ切ったナタリー・ポートマンの熱演がインパクト大!この映画を見た日は母親から苛められる夢を見たと言う、私にとってトラウマ映画ともなりました。

そして2位はみんな大好き「キック・アス」!本来なら1位で問題ないんですが、シネマイクスピアリでは全国公開から数週間ズレて公開した、と言う鮮度の問題?!から2位にしてみました。でも、1位みたいなもんです。公開に併せて、スタッフがコスプレでお客様をお出迎えしたことも楽しい思い出です。そう、うちのスタッフはヤル時、ヤリます。
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(新年の朝日に向かって!!)

そして、ベスト1は『アジョシ』。
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これまでも「息もできない」「母なる証明」と言った素晴らしい作品を作って来た韓国映画の測り知れない難度の高さを改めて感じた1本でもあります。斬新でリアリティがあるアクションとドラマチックな脚本、そして韓国映画独特の重い闇を描く部分とエンタメ映画としてのツボも外さない、そのバランスが素晴らし過ぎました!!そして無敵のアジョシ(おじさん)を演じるウォン・ビンの身体能力!!ウォン・ビンに然程興味がなかった私ですが、「ウォン・ビン、やるやないか。ただの男前やないやないか。つうか、ウォン・ビン良い男!!」と言う変成を経て今や多分ウォン・ビンファンです。(詳しくは2011年9月16日のウラブログをご参照ください)

と言う訳で今年もたくさんの映画に笑いと涙とズッコケと爽快感と苦しみと喜びと他いろいろ貰いました。
映画よ、本当に今年もありがとう〜★
2012年また新たにどんな映画に出会えるのか楽しみ〜!!!と言う訳で
皆さん、2012年も引き続きシネマイクスピアリを宜しくお願い致します。

By.M

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『永遠の僕たち』

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週末はクリスマスですよ〜。
目下の心配は事務所の大掃除と年賀状書きが年内に終わるのか?と言うこと、女住人Mです。

さて今回ご紹介するのはこの時期にうってつけの映画『永遠の僕たち』です。

主人公は交通事故で両親を亡くして以降生きることにあきらめている少年・イーノック(ヘンリー・ホッパー)。自らも臨死体験をし、それ以降見えるようになった日本人の特攻隊員の幽霊・ヒロシ(加瀬亮)だけに心を許しています。
赤の他人のお葬式を覗いては死という世界観に囚われ生きるイーノックがある日、アナベル(ミア・ワシコウスカ)と言う少女と出会います。でも彼女は病に侵され余命わずかでした。ヒロシが見守る中、死が結び付けた二人の時間は限られていましたが、永遠に輝くかのような時が刻まれていきます。
本作はちょっと風変わりではありますが、とってもピュアで美しく、そして優しいラブ・ストーリーです。
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(イーノックとアナベルの衣装がまた素敵!サントラCDはありませんが、音楽も素敵!)

好きになった子が難病だった、と言う設定はこれまでもよくありましたが、「ミルク」「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」など、オスカーや数々の海外の賞レースをにぎわす名監督ガス・ヴァン・サントの手にかかると、彼色に染まったオリジナリティ溢れる作品になります。
フランス映画のような可愛らしい世界観の中で、生や死が語られる本作ですが、主人公たちを優しく見守る監督の眼差しが随所に感じられ、映画を見ているだけなぜか幸せな気持ちにさせられます。

主人公のイーノックを演じるヘンリー・ホッパーは名優デニス・ホッパーの息子。お父さんと瓜二つですが、繊細なその存在感が本作の世界観にぴったりです。
実は撮影中にデニス・ホッパーは末期がんの闘病生活中だった為、奇しくもヘンリーは実生活とも重なる役を演じていました。しかし、撮影終了1カ月でデニス・ホッパーは死去。ヘンリーにとってもきっと特別な映画なんだと思います。

相手役アナベルを演じるミア・ワシコウスカちゃんとの相性もピッタリ。二人を見守る幽霊のヒロシを演じる加瀬亮の存在も特に後半グっときます。
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(加瀬亮の飄々とした感じが良いね〜)

そしてラスト、生と死を感じ、それを受け入れることが出来たイーノックが最後に見せる表情がもうたまりません。
本作のような題材でこんなに幸福感に包まれるエンディングの映画に私は出会った事がありません。
聖なるこの時期に是非スクリーンでご覧下さい★『永遠の僕たち』は12/23(祝・金)からの公開です。

By.M
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『カルテット!』

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忘年会シーズンですね。皆さん飲み過ぎてはいませんか?飲みまくりたい女住人Mです。
今日、ご紹介するのは浦安市制30周年を記念して作られた映画『カルテット!』です。

音大出身の両親(細川茂樹・鶴田真由)とその元に生まれた美咲と開。昔は家族4人でクラッシックを演奏する仲良し家族でしたが、今は気持ちがバラバラになっています。
そんな時に父親の直樹はリストラされ、長女の美咲(剛力彩芽)も反抗期に差し掛かり、家族の危機?!
そんな中でバイオリンの才能を持つ少年・開(高杉真宙)は皆の心を一つにするため、家族カルテットの結成を思いつきます。
そう、本作は心が離れてしまった家族が音楽の絆でもって再生をはかる心温まる物語です。
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本作は浦安市内のいろいろな場所を舞台に物語が進みますが、撮影前日にあの3.11の震災が起きました。当初は撮影自体が危ぶまれましたが、「こういう時だからこそ、何か1つの物を作り上げよう」とスタッフ、キャストの皆さんは結束。そんな彼らの心を支えたのが本作に関わった700人以上のエキストラの方々でした。そのうちの多くの方は浦安市民の皆さんです。
映画の中の家族のように、キャスト、スタッフ、エキストラ、皆さんは心を1つに重ね、1つのハーモニーを奏でるように本作を完成させました。

全国公開に先駆けて12/17(土)よりシネマイクスピアリで公開がスタートし、初日には監督、キャストの皆さまをお迎えしての舞台挨拶も開催!
12/16に誕生日を迎えられたお父さん役の細川茂樹さんのサプライズ・バースディ・ケーキも登場し、とても和やかな初日となりました。
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(映画をイメージした「カルテット・ケーキ」はイクスピアリのオリジナル♪)

クラッシックの名曲も映画を彩り、今年日本人が一番感じた「絆」をテーマにした本作。
是非、スクリーンでお楽しみ下さい。

By.M

(C)2011 映画「カルテット!」プロジェクト

寒くって、寝付けない、起きられない、そんなやっかいな季節になりましたね。
寝つきは良いけど寝起きは最悪、女住人Mです。

今回ご紹介するのは先日の来日時もファンサービスしまくりで良い人ぶりを発揮していたトム・クルーズ主演の『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』です。

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トム君扮するイーサン・ハントはアメリカの極秘スパイ組織IMFのエージェント。
今回は爆破テロの疑いをかけられたイーサンがチームを率いて自らの容疑を晴らし、テロリストが奪っていった核兵器コードを奪回するミッションに挑みます。

そんなミッションシリーズ4作目の本作の魅力は今までにないチーム感!!
これまでもチーム・イーサンとして任務を遂行してはいましたが、トム君だけが目立ちまくる感は否めませんでした。
が、本作はチーム・イーサン4人のバランスが良く、トム君が際立ちながらもサポートする仲間たちの魅力満載です。

「ハート・ロッカー」以降活躍が目覚ましいジェレミー・レナー扮する分析官ウィリアムは何か秘密を隠し持つ存在としてチーム内に緊張感を与え、紅一点のジェシーを演じるポーラ・パットンは華麗な上に男前。
そしてハッキング&メカ担当のベンジーはイギリス人俳優サイモン・ペッグが演じコミカルなキャラを活かします。

今回のミッション自体、チームの結束が最も問われる任務なだけにこれまでのミッションシリーズで一番チーム・イーサンの真価が問われます。チームワークでもって史上最大&最難関のミッション・コンプリートを目指す彼らの活躍は是非スクリーンで堪能すべし!

そして何だかんだでチームを率いるトム君が凄過ぎです!!
来年50歳になるのに、アクションシーンのほとんどをトム君が熱演&実演。
この映画を完成させるのにどれだけ日々鍛錬していることか!!!こんな超人ハリウッドスター、トム君以外いませんぜ。

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(いつもより高い所からぶら下がってます!)

自らのハードルを常に上げながらも不可能を越えるトム君主演の『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』
12/16(金)からの公開です。

By.M

(C)2011 PARAMOUNT PICTURES.ALL Rights Reserved.

『リアル・スティール』

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寒暖の差が激しい今年の冬、皆さんお元気ですか?風邪は引き始めが肝心。昨日から葛根湯を服用しまくっている女住人Mです。

今回のおすすめ映画は、私の大好きなおヒューこと、ヒュー・ジャックマン主演の『リアル・スティール』です。

舞台は2020年。人間同士のボクシングに代わって高性能のロボットがリングの中で死闘を繰り広げている時代。
かつてプロボクサーだったチャーリー(ヒュー・ジャックマン)はチャンピオンになる夢をなくし、かろうじてロボット格闘技のプロモーターとして生き延びています。そんなチャーリーのもとに、赤ん坊の時からずっと会っていなかった11歳の息子マックス(ダコタ・ゴヨ)が現れます。
離れ離れに暮らしていた上に母親を亡くし、心を閉ざしたマックス君とうまくいくハズはなく、ギクシャクする二人でしたが、ある日マックス君がスクラップ同然の旧式ロボット“ATOM”を発見したことから二人の関係に変化が訪れます。
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これは、夢に破れたボクサーと愛を知らない少年が出会い、旧式ロボットに夢を託し、親子の絆を深めながら二人がロボット格闘技のチャンピオンを目指す物語です。

このもとボクサーで今はダメダメおやじを演じるのがおヒューです。

おヒュー扮するチャーリーはいきなり大きくなった子供の登場に「正直、面倒だな〜」と思い、一度は義姉夫婦にマックス君と大金を交換する父親です。なんて最低な父親!最低過ぎる!!
でもそんな最低男もおヒューが演じることでどこかその弱さに胸キュン(死語)。

でも、“ATOM”と出会い、マックスがその隠れた才能を発見したことで“ATOM”と共に復活!!!
元ボクサーと言うキャリアを活かし、“ATOM”をトレーニングする、おヒュー。スウェットスーツでさえ素敵に着こなすおヒュー。その男らしさに全国の女性陣、ノックアウト間違いなし!
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本作はロボット同士が対決するだけのボクシング映画ではありません。むしろ、一人の男が父性に目覚め、かつ己の自信を取り戻し、ロボット格闘技と言う形を借りて勝利を手にするまでの物語!映画を見終わった後には壮快なカタルシスとおヒューの笑顔が待っています★

私はこんなおヒューが見たかった!!
『リアル・スティール』は12/9(金)から公開です。

By.M

(C)Dream Works II Distribution CO.,LLC

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