2011年10月アーカイブ

みなさん、こんにちは。東京国際映画祭のグリーンカッペットを見てきました女住人Mです。
今回ご紹介する作品はその映画祭の公式オープニング作品にもなった『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』です。

「三銃士」と言えば、17世紀にアレクサンドル・デュマによって書かれた小説。銃士になるのを夢見て花の都パリに出てきた田舎少年ダルタニアンが三銃士と出会い、成長していく物語です。本作ではその「三銃士」をベースにフランス国王に仕えるダルタニアンと三銃士たちの良い者チームVS王室を裏切ろうと画策している謀反組の悪い者チーム、それに加わる正体不明の美女ミレディ、世界征服を目論むバッキンガム公爵との闘いを「バイオハザード」シリーズ監督でお馴染みのポール・W・S・アンダーソンが監督。
17世紀にはないよね〜と言うような武器も登場させ、ド派手なアクションシーンを展開。ついには飛行船バトルまでおっぱじめ、痛快エンタ―テインメントに仕上がりました!

そしてこの手の正義VS悪で構成される作品に最も必要なポイント、悪役チームの充実度は半端ないです。先ずは欲望のままに計算高く「勝つ方についていきます」的キャラ・ミレディにミラ・ジョヴォヴィッチ。露出度高めのドレス着用ながらも「バイオハザード」のアリスよろしく、ばっちりアクションを決めていきます。
そして本作の出演のために「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの出演続行を蹴ったとも言われるオーランド・ブルームがバッキンガム公爵を華麗に熱演。
しかし、ここで私が本作でPushしたいのは、若きフランス国王の元で影の実権を握るリシュリュー枢機卿を演じたクリストフ・ヴァルツとその手下ロシュフォール隊長を演じるマッツ・ミケルセン!クリストフは「イングロリアス・バスターズ」で憎らし〜いナチス将校を演じオスカー助演男優賞を受賞。
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(「良い人の役もやりたいな〜」)

マッツは「007カジノ・ロワイヤル」で目から赤い涙を流していた敵役ル・シッフルとして注目を浴びました。

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(マッツ先輩、素敵♪)

どちらも素はイケメンおじさまな上に演技派で、悪役を演じた時のその存在感たるや!!主役は良い者チームなのに、悪者チームの出番はまだかな、まだかな、と待ちわびることに?!主役陣をさしおいて輝く!?彼らの活躍もお見逃しなく★

m0000000639.jpg(ボクが主役なのに・・・)

3D業界の重鎮「アバター」のジェームズ・キャメロンから「ポール君さ〜君の作風、3D映画撮るの向いてるよ〜」(ニュアンスはフィクションです)と言われ、キャメロンからバックアップを受けて完成した『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』は是非3Dでお楽しみくださ〜い。10/28(金)からの公開です。

(c) 2011 Constantin Film Produktion GmbH, NEF Productions, S.A.S., and New Legacy Film Ltd. All rights reserved.

『カウボーイ&エイリアン』

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皆さん、こんにちは。妄想を食べて生きている女住人・Mです。
一番好きな妄想は“もしも上司がダニエル・クレイグだったら・・・”

そんなダニエル好きな私がオススメするのは10/22(土)公開『カウボーイ&エイリアン』。

19世紀のアリゾナを舞台に記憶を失くした男(ダニエル・クレイグ)が、愛する人たちを謎の飛行物体にさらわれてしまったカウボーイたちと共に彼らを救出すべく、未知の敵に立ち向かうSFアドベンチャー。
そして、ダニエル好きのダニエル好きによる?!ダニエルのための映画です。

本作がそんなダニエル映画な所以(ゆえん)は最初に劇場に届いたポスタービジュアルで既に証明されていました。
何せ、ダニエルの斜め後ろ姿。
ダニエルの逞しくかつしなやかな肢体が贅沢にあしらわれていました。
「製作者わかってるね〜」
そして本編でも、鍛えた体にカウボーイな衣装をまとうダニエル、意味もなく露出するダニエル、暗闇にブルー・アイがキラリと光るダニエル、キスシーンがピュアなダニエルと、ダニエルファンは万歳三唱です。

そして、ダニエルが腕に付けている謎の武器はまるでアイアンマンが腕からズキュンと出すミサイルのよう。それもそのはず?監督は「アイアンマン」の監督、ジョン・ファブロー。そしてダニエルが演じた役は最初、アイアンマンを演じているロバート・ダウニーJr.にオファーされていたとか。ファブロー監督、腕からミサイルをズキュン、ズキュンしたかったんでしょうね。「アイアンマン」だけじゃ物足りなかったのかな〜。

袖を肘までめくって、腕輪ミサイルをズキュン、ズキュンするダニエルに皆さんズキュン、ズキュンされて下さい。

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(ずきゅん、ずきゅん)

えっ?ダニエルに興味ない?そんな方はダニエルと共に未知の敵と戦う男を演じるハリソン・フォードの意固地だけど実は良いオヤジな感じをお楽しみください。
そう、この映画はジェームズ・ボンドとインディ・ジョーンズの未知との遭遇でもあるのです!いや〜贅沢、贅沢。

By.M

(C)2011 Universal Studios.ALL RIGHTS RESERVED

『一命』

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全国の満島ひかりファンの皆さん、こんにちは。今も昔も日本映画と単館系洋画作品が大好きな男住人Aです。

そんな僕が今回自信を持っておすすめするのは、10/15(土)公開、三池崇史監督の新作『一命』です。この作品、本当にすごいです。時代劇だから・・・ということで、世のお父さんだけに独占させておくのはあまりにももったいない、素晴らしい作品でした。
物語の主役である浪人・半四郎を演じるのは、市川海老蔵さん。しかしながら、このブログでの主役は別です。その人とは、「Folder5」が生んだ名女優、満島ひかり!『愛のむきだし』以降、昨年のヒット作『悪人』など、このところの満島さんの大躍進ぶりはすごいものがあります。『川の底からこんにちは』で仕事をした石井裕也監督との突然の結婚ニュースも、映画ファンの一人としてブラボー!でした。

そんな演技も私生活も(?)男前な満島さんがこの作品で演じたのは、病弱で哀しい運命の女性・美穂。お父さんが海老蔵さん、旦那さんを演じるのが瑛太さんです。この作品は、ストーリーが扱う“武士の信念”や“義”というものが宣伝の際に語られがちですが、僕にとっては正直、そういったテーマはどうでもよかったです。ただただ、満島さん演じる美穂の哀しみと、彼女と子供を必死に守ろうとする旦那・求女(瑛太)の切実さが印象に残りました。
求女は貧困と病に苦しむ家族を守るため、狂言切腹で少しのお金を得ようと企てますが、訪れた大名家のワナにはまって、リアル切腹を強いられます。狂言=ウソは良くないものの、それもこれも病の嫁さんとかわいい子供を守るため。でもそんな情けも黒〜い大人たちには通用せず、求女は亡くなります。物語はそこからドラマチックな復讐劇へと突き進むわけですが、そんな悲劇の象徴とも言える女性が、今回の満島ひかりさんなのです。今までのちょっと現代的な女子キャラからガラリと変わり、悲劇の大炎上で燃え尽きる満島ひかり。やはりこの人、やってくれます。

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(この幸せそうな満島ひかりが、あんなメやこんなメに!)

もちろん冒頭で「素晴らしい!」と語った理由はそれだけではなく、海老蔵さんの歌舞伎役者の本領とも言える落ち着いた演技も、絵画のように美しく凝った映像も、アレもコレも見どころはたっぷりです。飛び出すのかと思いきや奥行きがどうのと言い出す昨今の3D状況についても、個人的にはこの作品で一つの回答を見た気がしています(そうです、この『一命』は3D版も同時公開です)。奥行きのある日本家屋に雪が降るシーンとか、もう本当にキレイで驚きました。
そして最後は海老ちゃんのチャンバラにて幕。

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(こちら海老蔵さん。34歳にして満島ひかりの父役。貫禄十分。)

女住人Mも絶賛のこの作品、満島ひかりファンの方はもちろんのこと、女性の方も、若さはじける皆さんも、ぜひぜひお見逃しなく!
By.A

©2011映画「一命」製作委員会

『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』

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皆さん、こんにちは。一年の中で秋が一番大好きな女住人Mです。

今回ご紹介するのは全世界的に大ヒット、見た方の評価もすこぶる良い『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』です。

「猿の惑星」(以下、「猿惑」)と言えば1968年に第一作目が公開され、その驚愕のラストは特に話題になりました。本作は「猿惑」の世界の大前提、なぜ人類が滅び、猿が支配する惑星が出来たのか、の謎を解く前日談的なストーリーをエモーショナルに描きます。

描かれるのはチンパンジーVS人間の闘い。アルツハイマー病の新薬を開発するために、実験的にその薬を投与されていたのがチンパンジーでした。自分本位な人間のためにチンパンジーたちは犠牲になり、抑圧され、虐げられています。暴走した人間のエゴに立ち向かったのが、この映画の主人公、チンパンジーのシーザーなのです。

我々は人間ではありますが、映画を見ていくうちにどんどんチンパンジーサイドに感情は流れて行きます。科学者ウィルの元で育ったシーザーは成長の過程でウィルとは親子のような絆が芽生えます。でもシーザーは隣人に怪我を負わせたことで霊長類保護施設に入れられてしまいます。「え〜ん、離れたくないじょー」と泣き叫ぶシーザーですが、ウィルにはどうすることも出来ません。そして、保護施設でチンパンジーたちからはイジメられ、警備員からは他のチンパンジーたちと同様、虐待を受けるのです。
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 (ボク、悪いことしてないじょー)

初めて味わう孤独、苛立ち、憎悪、自由への渇望。類まれなる知性をもったシーザーの反逆がここから始まります。もう、そのあたりからは100%、GO!GO!シーザーです。

ただ、「難病の新薬を開発すればぼろ儲け〜そのためにはチンパンジーの犠牲も厭わないぜー」と言うエゴにまみれた人間のふるまいを見ると、シーザーと同じく人間に対して失望するのですが、アルツハイマー病を患う父親を持つウィルの父への想いを考えるとまた複雑な心境になることは否定しません。この善悪のものさしがパッキリと決められない、悲劇的要素が含まれることで、本作の展開はよりドラマチックになっていくのです。あ〜でもこれも人間のエゴなのか・・・

そして本作のラストは「猿の惑星」1作目を知らない人でも「え〜これからどうなるの〜」と言う展開ですが、見たことがある人なら
ガッテン!ボタンを連打、間違いなしです!!

『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』は10/7(金)からの公開ですのでお楽しみに☆

By.M


(c) 2011 Twentieth Century Fox Film Corporation

カート好きの女住人Mです。

前回お知らせした『glee/グリー ザ・コンサート3Dムービー』のスタンディング上映が
9/30に開催されました。
当日はglee Tシャツやキャラクターに扮してコスプレして来て下さったお客様もたくさんいらして、シネマイクスピアリがウィリアム・マッキンリー高校と化しました。
これまでも他の作品でスタンディング上映を実施してきたシネマイクスピアリですが、
今回はこれまでにないミラクルな空間となりました。
そして、皆さまの「もっとスタンディング上映を!」と言うリクエストにお応えして、10/7(金)19:10〜の回で再びスタンディング上映を開催することになりました。
そちらも残席ごくごく僅かなので、チケットはお早めに★

『glee/グリー ザ・コンサート3Dムービー』は10/7(金)までの公開です!

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By.M
(c)2011 Twentieth Century Fox

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