2014年6月アーカイブ

『マダム・イン・ニューヨーク』

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皆さんこんにちは、女住人Mです。今回ご紹介する作品は自分を愛することを忘れていたあなた、そして誰かに愛されていることに無関心になっていたあなたにお届けします、6/28(土)から公開のインド映画『マダム・イン・ニューヨーク』です。
インド映画と言えば、ダンスシーンでの大団円やストレートな喜怒哀楽展開といった要素を思い浮かべる方も多いと思いますが本作はそういった一般的なインド映画の要素はちょっとしたエッセンスとしての演出に押さえた軽やかな作品になっています。
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 主人公のシャシ(シュリデヴィ)は二人の子供と忙しく働く夫サティシュ(アディル・フセイン)のために尽くす、インドのごく普通の主婦。彼女の悩みは家族で一人だけ英語が話せないこと。そんなシャシがNYに住む姪の結婚式の手伝いをするために家族より先に単身渡米することに。英語が出来ないことをコンプレックスに思っているシャシは失敗を重ね落ち込むのですが、一念発起しNYの姉たちにも内緒で英会話学校に通うことにします。
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 シャシを演じるシュリデヴィさんはインドでは国民的な女優さん。でも結婚を機に女優業を休業し、その間二人のお子さんを授かり、良き妻・母として過ごしていました。が、本作で15年ぶりに復帰!現在50歳だそうですが、スクリーンでアップになっても本当美しい、惚れぼれする美女です。シャシは綺麗だし、お茶目だし、料理上手、母として妻として完璧過ぎるほどの女性なのですが英語が出来ないことで、ちょいちょい家では小馬鹿にされると言う、「なんとも失礼しちゃうわっ」な設定です。お国柄と言うのもあるでしょうが、旦那さんはシャシのことを何も出来ない妻だと思っている。子供たちも自分たちの母親が古風に思えて恥ずかしいとすら思っている。家族の中で対等という位置にいないシャシも次第と自分は人生の主役になる人でなく、誰かの人生の脇役にあることがベストなんじゃないか、とさえ思っています。
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でも、初めて一人でNYに行き、全く違う環境に自分を置き、自分のことを誰も知らない地で暮らす事になり、旅の恥はかき捨て?!的に英会話学校に行く決心をします。それは人を女性だから、主婦だから、母親だから、といった外見で判断するのでなく、その人そのものを見ようとするアメリカらしさ、NYらしさに触れたからと言うのもあるでしょう。ここでならちょっと自分を出したいかも、出せるかもとシャシは勇気を貰い、そして英会話学校で出会うこととなるいろんな人種、性別、職業、理由でやってきた仲間たちと過ごすことで、打ち消していた自信を次第と取り戻していくのです。
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 そう、この映画は日常生活の中で例えば妻役、母親役といった役割だけを求められ脇役として生きていた女性が、自分の境遇の中でしっかり主役として生きることを知り、人生のきらめきを取り戻す物語なのです。だから、おうちで奥さんにそういう扱いをしている旦那さんはこれを観て反省ですよ〜(笑)いや、そういうフラストレーションがたまっている女性は「なんか良い映画らしいわよ〜。女優さんも綺麗だし一緒に観ましょうよ」と旦那さんを誘って逆襲しましょう!
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 そして私は妻でも母でもないので、ギャフンと言わせる相手もいませんでしたが、何かと世話をやいてくれる母親をついつい疎ましく思って、無下な態度をとってしまうシャシの娘に自分を重ね、猛反省なのでした・・・「あ〜お母さんごめんなさい。」

『マダム・イン・ニューヨーク』は6/28(土)から、関東圏内では銀座の劇場とシネマイクスピアリのみの限定公開です!
是非、スクリーンでお楽しみ下さい。

By,M
(C)Eros International Ltd.

『渇き。』

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 皆さん、こんにちは!女住人Mです。今回は6/27(金)公開の『渇き。』をご紹介します。本作はミステリー小説のブックランキング“このミステリーがすごい”で大賞を受賞した深町秋生のデビュー作「果てしない渇き」の映画化作品。しかも監督は「下妻物語」「嫌われ松子の一生」「パコと魔法の絵本」そして「告白」と常に新作が期待され、かつその期待値を華麗に上回る作品を作り続ける中島哲也監督です。
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 物語は元刑事・藤島(役所広司)の元に離婚した妻から失踪した娘・加奈子(小松菜奈)を探してほしいと連絡が入ることで動き始めます。成績優秀、容姿端麗、高校でも目立つ存在の加奈子が突然いなくなる理由が藤島には全く思いつきません。が、娘の交友関係を探っていくと、そこで語られる加奈子は藤島が全く知らない加奈子なのです。一方、3年前。ひどいイジメにあっていた中学生のボク(清水尋也)は彼女に恋をし、以前加奈子が付き合っていた緒方のような男になりたいと願うようになります。加奈子の失踪の謎、加奈子を追う藤島、そしてボクの物語が交錯し次第と語られる真実は狂気の世界へと誘われていきます。
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ある少女の失踪により次第と明らかになる彼女の闇、そしてそれを追う父親の闇、少女を慕う少年の闇と、この映画にあるのは闇、闇、闇と真っ暗です。そこから真実という光が照らされた時に露呈されるものは救いではなく、あるのは狂気。ダメで最低な人間でありながら、ないものねだり的に絵に描いたような幸せをただただ願う父親。しかし、娘の真実を知っていくうちに、自分の人生はやっぱり空っぽでしかないことを確認するだけとなりさらに狂気に憑りつかれます。娘・加奈子も普通の少女だった。でもあることをきっかけに闇に憑りつかれるのです。それは彼女が純粋だったが故の暴走です。そしてそんな加奈子を好きになるボクの純情も同じなのです。無垢な人間の心が狂えば狂うほど怖いことはない・・・それをガッツリ見せつけるのが本作です。
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 特に加奈子を探す父親を演じる役所広司さんの演技は圧巻です!映画、ドラマ、CMと安定の演技と最近ではコミカルな一面も披露する日本を代表する役者の一人なのは周知の事実。役所勤めをしていたことがあるから役所という芸名が与えられただけあって、マジメな役がお似合いの役所さんですが、彼は良い人を演じる時よりも極道だったり、ギラギラ&ギリギリの人間を演じた時の方が断然かっちょいいんです!

プレイベートではとても穏やかな方だと聞いているので、役者なだけに自分と全く違うものを表現する時にこそ燃えるんでしょうか?と、言う訳で私的には一番観たい役所さんがスクリーンの中にいるのでもうテンションが上がらない訳がない。ダメでクズだった父親が闇を進み、絶望し、発狂し、その過程で父親になっていく。本作はある意味役所さん版映画「そして父になる」なのです。憧れの上司を絵に描いたような優しいお父さん風な役所さんがお好きな方も是非、役所さんのギリギリ演技をご堪能下さい。
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(私の中では汚れてからこそが“役所広司”なのです。)

 その過激さから映像化不可能と言われていた本作ではありますが、狂気を時にポップに時にリアルに時に限界以上に描く中島監督の世界観は一見の価値ありです。主人公加奈子を演じる小松菜奈ちゃんも普通の10代でこれが初映画なのに、スクリーンの中ではもう加奈子以外の何ものでもないのです。中島監督の演出力は驚愕の域です。そして脇を固める役者陣も強者揃い。是非、スクリーンで圧倒的な映画体験をお楽しみください!
公開当週の6/27(金)〜7/4(土)の8日間は高校生〜大学生は1000円でご覧いただけまよ〜!

By.M
(C)2014 「渇き。」製作委員会

『ノア 約束の舟』

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 皆さんこんにちは、女住人Mです。
今回ご紹介するのは「レスラー」、「ブラック・スワン」を監督したダーレン・アロノフスキーの作品。この2タイトルから想像するとスポ根ものを得意とする監督に思われるかもですが、もともと斬新な世界観を映像で見せたり、哲学的な映画を作る人として知られています。最新作は旧約聖書「創世記」の一説、“ノアの箱舟”伝説を映像化した『ノア 約束の舟』です。
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 信仰心が薄い日本人であっても“ノアの箱舟”伝説のざっくり概要は誰もが何とな〜く程度にはご存知かと思います。人間たちの悪がはびこるこの世界が大洪水によって洗い流される夢を見たノアがそれを創造主の啓示と受け、巨大な箱舟を作り、家族とつがいの動物を乗せる・・・というアレです。聖書の中にも数ページしか記載のないこの物語にダーレン監督自らの解釈が加えられて出来上がったのが本作です。

信仰心が厚い海外ではその表現方法が問題になり上映禁止になっている国があったりと公開前からいろいろ物議をかもしていましたが、公開されるや否や世界中で大ヒットし、既に来年のアカデミー賞の呼び声も高いと言われています。
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(聖書には登場しないノアの養女イラを演じたのは「もうハーマイオニーとは言わせない!」24歳になったエマ・ワトソン。)

監督のダーレン・アロノフスキーと言えば、前述したようにその独特な映像表現が挙げられます。映画の中で登場する“ノアの箱舟”はなんと半年もかけて実際に作られたセットで、そのサイズは聖書の記述と同じなんだそうです。話だけ聞くとピンとこないかもしれませんがスクリーンで観るとその巨大さ、スペクタクル感に度肝抜かれます。大洪水にもまれる“ノアの箱舟”とかどんな方法で撮られたか、考えるだけでブルブルしちゃいます。
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 そして、ダーレン監督と言えばドSな人。「ブラック・スワン」を思い出して頂きましょう。プリマを夢見ていたナタリー・ポートマン演じる主人公は母親からの重圧、その役への重圧でどんどん精神を崩壊させていく物語でした。本作でも映画の前半、ノアは神からの啓示を真摯に受け止め、ただひたすら巨大な箱舟を家族たちと作り上げるのですが、次第とそれは神の御心というよりは追いつめられて作っている感が満載になってきて、悲壮感すら漂っていきます。しかも大洪水の後、全てをリセットし子孫繁栄するのはつがいの動物たちだけであるハズなのにある展開から「神のお告げと異なってしまう!」と、ノアはとんでもない行動に出ようとします。ノアをいや、ラッセル・クロウを心身共に追いこむこの展開はもうダーレン監督がドSだからです。「ブラック・スワン」でのナタリー・ポートマンの演技や本作でのラッセル・クロウを見ると正直撮影は辛かったのでは?と想像します。でも役者へのその容赦ない心理作戦のおかげで本作がひと時も目が離せないものになっているのだとも思います。
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(薄幸な憂いがありながらも芯のある母親ナーマを演じるのはラッセル・クロウとは「ビューティフル・マインド」でも共演している
ジェニファー・コネリー)

 そんな感じでダーレン監督のドSっぷりが露呈する本作ではありますが、そのおかげで!?ノアは神のお告げを越えたところに本当に大切なもの、自分に課せられた本当の使命を発見することとなり、それは今の私たちにも向けられたメッセージとも取れます。しかし、信仰心というのは時にノアのように人を狂わしてしまうものなので、ノアは決して救世主とかではなく、使命を負ったただ一人の人間として描かれるところが、現代的な表現だったな〜と。ラッセル版ノアの選択にこそ、ダーレン監督の啓示が隠されていると思ったのでした。

 ・・・さて、ここで突然ですが、皆さんこんにちは、男住人Aです。
僕は先日、本作の公開記念として行われた“「ノアの箱舟」出航式イベント”に参加してきましたので、その時の模様をお伝えします!

会場となったのは、炎天下の新宿東口「新宿ステーションスクエア」。6/2〜5の期間中、映画に登場する箱舟を忠実に再現したビッグサイズの「ノアの箱舟」が展示されてまして、その出航式というわけです。イベントゲストは、なんと八代亜紀さん!
“日本でもっとも舟が似合う”という理由でこの日のご登壇となったようなのですが・・・、なるほど、「舟唄」つながりですね。なんとステキにくだらないイベントなんだ!(←褒め言葉です)最高だぜ亜紀ちゃん!、というわけでイソイソと取材に出掛けたのでした。

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(なぜだかちょっとシュールな光景にも見えますが、そこはご愛敬。)

学生の頃からコマ劇場のリサイタルに行こう行こうと思い続け、毎回勝手に挫折して今に至る地味な八代亜紀ファンの僕でしたが、いやいや、知りませんでした。亜紀ちゃんがかなりの映画フリークだったなんて。普段から色々な映画を観ているそうなのですが、そんな中でもこの作品は特にお気に入りのご様子。

ではここからは、お待たせいたしました!八代亜紀ベストショットセレクションのコーナーです!(待ってない?)
映画へのコメントと一緒にお楽しみください。きっと癒されますよ。
ちなみにイベントの最後には、本作にちなんだ替え歌「ノア 約束の舟唄」を本人が熱唱するという、禁断のオマケも飛び出しました!

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「とっても感動しました。この感動は『タイタニック』以来ですね。」

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「愛する家族への思いと、神からの使命に挟まれるノアの心境が伝わって、とっても切なかったです。」

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「どの役者さんも本当に素晴らしくて、心をえぐられました。」

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「ラッセル・クロウが自分の父親に見えてきてしまいました。私は若い頃、父に内緒で勘当同然で東京に出てきたんです。父を心配させたこと、つらい思いをさせてしまったことがノアの姿と重なって、号泣してしまいました。」

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「人間の優しさや弱さが描かれている映画です。絶対に絶対に観てください!」

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(ノア 約束の舟唄より)♪「木材太めの ほうがいい〜 箱舟三階 建てでいい〜」♪

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(ノア 約束の舟唄より)♪「嵐が心を 流したら〜あぁあぁ〜 歌いだすのさ 舟唄を〜」♪

というわけで、今後も末永く八代亜紀を・・・もとい、映画『ノア 約束の舟』をよろしくお願いします!

By.M&A
(C)2013 Paramount Pictures.All Rights Reserved.

『X-MEN:フューチャー&パスト』

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 梅雨入りしてしまいましたね。雨が嫌いな女住人Mです。こんな時期はおうちにいたい気分が高まりますが、映画館の雨宿りは如何でしょう?今回ご紹介するのは“X-MEN”シリーズ最新作5/30(土)から公開中の『X-MEN:フューチャー&パスト』をご紹介します。

 おさらいすると“X-MEN”とはDNAの突然変異により超人的なパワーを持つ進化した人間=ミュータントの集団のこと。彼らは人間との共存をめざすプロフェッサーX率いる集団と人類の滅亡を企てるマグニートー率いる集団に分かれています。人間たちはミュータントたちが台頭するのを恐れ排除しようとするため、敵対するプロフェッサーXとマグニートーは反発しながらも時に結束する関係で、ミュータントVS人間の戦いが“X-MEN”シリーズの中で繰り広げられていきます。
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今回の物語はミュータントを認識し抹殺するロボット“センチネル”の総攻撃で荒廃化した未来の地球が舞台。地球破滅の危機の根源を止めるべく、プロフェッサーX(パトリック・スチュアート)はマグニートー(イアン・マッケラン)と手を組み、“センチネル”の開発を阻止しようとします。その方法はウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)の魂を過去に送りこみ、若き日のプロフェッサーXことチャールズ(ジェームズ・マカヴォイ)とマグニートーことエリック(マイケル・ファスベンダー)を和解させ、センチネル計画を封じ込めること。彼らは過去を変え、未来ごと変えようするのです。と言う訳でフューチャー(未来)とパスト(過去)で物語が進行していきます。
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(チャールズ(左)が後にプロフェッサーX(右)になり、エリックがマグニートーになります。)

 前作の「X-MEN ファースト・ジェネレーション」では驚異的なパワーを持って生まれたチャールズとエリックの生い立ちと出会い、人類との“共存”か“支配”かという正反対の思想の違いで、共鳴し合いながらも離れるしかなかった彼らの切ない関係性が描かれていましたが、これをベースに本作のパスト(過去)部分は物語が進行。だいたいチャールズを演じるジェームズ・マカヴォイ、エリックを演じるマイケル・ファスベンダーがイケメンさんなのでこの二人を眺めるだけでも「もう奥さん、オススメです」案件!
(余談ですが、本作を一度観た時はマカヴォイとファスベンダーがあまりにもイイ男過ぎて見惚れてしまい、話をちゃんと追えなかったので、2回目をすぐに観まして、ラストでちょっと泣いちゃいましたよ。私の初見は何だったんだ!?)
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(エリックはなぜか衣装チェンジが多いのですが、どれもかっちょ良くて様になるんですよね〜) 

 唯一無二の相棒にもなれたエリックと決別しなければならなくなった上に、妹のように可愛がっていたレイブン(ジェニファー・ローレンス)がエリックのサイドについてしまい心身共にズタボロになったチャールズ。孤独で切なすぎるマカヴォイの演技が光ります。ウルヴァリンはやさぐれチャールズを必死に説得し、未来の状況を伝え、未来を変えるためにペンタゴンの地下に投獄されているエリックを救いに行きます。
 そこで登場するのが音速を越えるスピードで移動出来るクイックシルバー(エヴァン・ピーターズ)!彼は特別な力があることで一人ぼっちだった青年。パワーを持つ自分を必要とされテンションが上がったのでしょう。エリックを助けに行くシーンは彼の心が反映されているかのようにテンポが良くって、映像も凝っていて、コミカルな展開なのでこの映画を観終わった時に一番印象に残るシーンになっています。今後もクイックシルバーには是非活躍してほしいですね。未来を変えるために再び手を組んだチャールズとエリックのその後の展開はスクリーンでお楽しみ下さい!
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 さて、この映画の裏側話をすると本作も監督・製作し、“X-MEN”シリーズの多くを監督しているブライアン・シンガー自身はユダヤ人でありゲイであることからこの“X-MEN”シリーズはマイノリティーの人たちの生き辛さを投影して作られていると言われています。それはこの原作コミックがそもそも1960年代の黒人平等運動が立ち上がった時に描かれていることとも深く関係しているとも。人とは違うことを隠したい人、そのままの自分を見せたい人、人と違うことが受け入れられない人、それを恐怖と思う人、そういった社会で生きる人々の感情や思想がベースとなって描かれているこのシリーズは別世界のことではなく、今の我々の日常の縮図なんですよね。そういう根底のテーマを感じながら本作を観るとより心に沁み入ります。

 そして本作は物語の地盤がしっかりある上で見どころ満載のアクションシーンや、ミュータントたちの心の揺れが描かれ、かつ素晴らしいエンディングで締めくくられていることで、2016年公開予定のさらなる続編「X-MEN:アポカリプス」に華麗にバトンタッチ出来る流れとなっています。そこでは若きプロフエッサーXとマグニートーがまたまた登場します。“X-MEN”シリーズの人気は今となってはウルヴァリン演じるおヒューことヒュー・ジャックマン以上にマカヴォイ&ファスベンダー、二人揃ってファスヴォイあってこそですからねと、言うことで次回作を楽しむためにも是非『X-MEN:フューチャー&パスト』をお見逃しなく!

By.M
© 2014 Twentieth Century Fox

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