2012年4月アーカイブ

 今度は私の中の女が震えました。そんな映画と出会いました・・・女住人Mです。
師!?曰く「30代を越えた女に勝ち負けはない。結婚しようがしまいが、子供がいようがいまいが、30代を越えた女の前に広がるのはただ荒野だけ・・」。
そんな30才以上の女性人生の縮図を描いたのが今回ご紹介する『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』です。
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(“ブライズメイズ”とは花嫁介添人のこと。
ブライズメイズは親友の証。結婚式当日までいろんなパーティーをブライズメイズが企画します。このまとめ役がメイド・オブ・オナー)

 主人公アニーは30代の独身女性。恋人と開業したお店はつぶれ、彼氏も全財産も一気になくし、人生のどん底をほふく前進中。そんな時に幼馴染のリリアンの結婚が決まります。大親友のリリアンの幸せは嬉しい反面、ダメージも大きい。なぜなら自分のこと全てを受け止めてくれるリリアンは彼女にとっての心の拠り所なのです。リリアンからメイド・オブ・オナーの大役を仰せつかったアニーはリリアンの為に他のブライズメイズたちと対面するのですが、これがくせ者揃いで全くまとまんな〜い&ハプニング続出〜!!ただでさえアウトだったアニーの人生は友だちも巻き込んでこれでもか、これでもか、と空回りしていきます。このはっちゃけた展開、とにかく笑い飛ばすしかありません。映画の前半はただただ爆笑です。
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(私の方が親友なのよ〜♪ とリリアンを奪い合う女ののど自慢シーン?! )
 でも、この映画はそれだけではありません。空回りがピークに達し、ついにはリリアンとも喧嘩をしてしまい、おうちに引きこもってしまうアニーの元にブライズメイズの中でも一番の変り者、メーガンが訪ねてきます。そしてアニーにこう言います。「人生はそうやって苦しいもんなんだ、それが当たり前なんだよ、人生って痛いんだよ、でもそれ自分で変えられるよ! 」と。

 そう、ここでブログ冒頭、師の格言を思い出して下さい。リリアンのブライズメイズに選ばれた女性は独身女性、子持ち主婦、新婚ホヤホヤ女性、家族仲に疑問ありな主婦と様々。一時期、人生を勝ち負けで表現することが流行りましたが、否、女性は30歳を越えればもう皆ごった煮なんです。どんな境遇であろうが、皆それぞれいろいろあるものです。結局、他人の芝生が青いだけなんです。でもそんな広がる荒野を前にしても、それを受け止め生きることが我々の人生!アニーに向けられたメーガンのセリフは世界中の30代以上の女性に捧げられた神の言葉!? もう、感動ですよ。
幾分お下品なただのコメディ映画と思ってたら、罰が当たります。
爆笑して、感動して、HAPPYになれて、元気貰えて、ってこの映画最高じゃないですか。

 いや〜女って面倒ですね。でも楽しいですね。そういうのを共有出来る友がいる、ってそれだけで本当幸せ! って改めて感じちゃいました。
GWに是非、友だち誘ってご覧下さい! 『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』は4/28(土)から公開です。
ピンクの衣装着用の方、3名様以上でご来場のお客様はお一人1000円ですよ〜♪

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(アニーの恋の行方もお楽しみ。相手役のローズ巡査は地味メンですが、これは惚れますわ)
By.M
(C)2011 Universal Studios.ALL RIGHTS RESERVED

『バトルシップ』

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 久々、私の中の男が震えました。そんな映画と出会いました・・・女住人Mです。
今回ご紹介するのはユニバーサル映画100周年記念作品『バトルシップ』です。

 ハワイ・オワフ島沖、壮大な海軍合同演習中に真珠湾に未確認飛行物体が落下。海中からは巨大な宇宙船が出現し、激しい攻撃をしかけます。その最前線に立ったのは演習中だったアメリカ海軍の将校アレックス(テイラー・キッチュ)と彼がライバル心を燃やす護衛艦みょうこうの艦長ナガタ(浅野忠信)とその部下たち。圧倒的なパワーを持ったエイリアンの攻撃に国境を越えた精鋭たちが立ち向かう! と、あらすじを聞いただけでも胸が高鳴る本作。
 きっと誰しもそこはかとなく漂うB級感を期待していると思いますが、想像を凌駕するB級感は本当素晴らしく、ツッコミ所満載なストーリー展開はご愛嬌。つうか、そんなの気になりませんぜっ。B級映画に必要な、一に愛情、二に誠意、三四が真心、五は勢い、と言う全ての要素が備わりかつ、むっちゃお金かかってる!!
そりゃそうです、ユニバーサル映画100周年です。ハリウッド超大作、万歳〜!!
 
 主人公のアレックスは無敵のヒーローではなく、イケメン兄ちゃんからも恋人のお父ちゃん(リーアム・ニーソン)からも呆れられているぐらいボンクラ男子。自己チューで無鉄砲でヤンチャ君ではありますが、そんな決して善人でない、どこでもいそうな一人の男が立ち上がって行く様に我々は共感しいくのです。そしてそんな彼のライバルであり、同士となるのが浅野忠信扮する艦長のナガタ。「マイティー・ソー」では少なめだった彼の出番も、本作ではほぼ主役級。映画を見ているとエイリアンに立ち向かうナガタと言うより、ハリウッド進出にかける俳優・浅野忠信を応援している気分にもなり、また胸が熱くなる。浅野くんがきっとKen Watanabeみたいな役者になる日も近いと確信しました。
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(俺たち、バディ(相棒)だぜ! )

 そして、やっぱり本作で観客のボルテージをMAXにアゲ↑るのはバトルシーン!!!
「トランスフォーマー」の製作陣が手掛けたこともあり、もうハンパナイ、パナイ!
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(どっか〜ん!)
私は何度となく「ふぉ〜」と奇声を上げながらみてしまいました。おまけにAC/DCの音楽までかかりますからね〜。もうガン・アガ↑りですよ。んでもってですね、最終的に本当の意味で地球を救うのが、まさかの●●●って言う、このストーリーがですよ、感涙ですよ。まさかの感動シーンですよ。油断してたら泣いちゃいそうでしたよ。

 とにかく、今年に入って純粋な気持ちでもって、こんなに胸が高鳴り、アガ↑った映画は『バトルシップ』がNo.1!
新しい季節が始まり、ちょっとおセンチになったあなた。5月病になる前に、絶対見た方が良いですよ。猛烈にオススメです。
『バトルシップ』はシネマイクスピアリにて4/13(金)からもう上映中だぜ!
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(主要キャスト勢ぞろいの記者会見は空母ジョージワシントンでやっちゃったよ。)

By.M
(C)2012 Universal Studios.ALL RIGHTS RESERVED.

『アーティスト』

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初めてサイレント映画と出会ったのは多分、TVで放映していたチャップリンの映画だった・・と言うおぼろげな記憶を持つ女住人Mです。
今回ご紹介する作品は本年度アカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞、衣装デザイン賞、作曲賞の5部門を受賞したサイレント映画『アーティスト』です。
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1927年ハリウッドの黄金期。サイレント映画のスター、ジョージ・ヴァレンティンが新人女優ペピー・ミラーと出会い、互いに惹かれあうところから物語は始まります。が、折しも映画はサイレントからトーキーへと移行する時代。サイレント映画に固執するジョージはどんどん時代から取り残される一方、トーキーの世界のヒロインとしてペピーはスター街道まっしぐら。すれ違って行く二人、でも惹かれ合う二人・・・そんな二人のドラマチックなラブストーリーをロマンティックに描いたのが本作です!

本作の魅力は何と言っても“サイレント映画”であること。
最低限のセリフだけが字幕で出ますが、観客は役者の表情や眼差しや動き、そして音楽でもって物語を読み取ります。でも“サイレント映画”に抵抗感がある方もいらっしゃるかもしれません。
が、が、本作を見ればその魅力にハマること間違いなし!です。いつもより情報は少ないハズなのに、物語はどんどん膨らんでいって、感情がどんどんどんどん溢れていくのです。TVを付ければ、ニュースもお笑いもご丁寧にテロップだらけ、情報過多な世界にいる我々にとって“サイレント映画”は昔の表現方法でなく、むしろ新鮮で斬新なものに思えるかもしれません。
私は普段からいろいろ妄想することで日常をより楽しむタイプなのですが、そういう妄想過多なイマジネーションに生きる方には特に楽しんで貰える1本だと思います♪

そして、主人公のジョージの相棒・愛犬・ジャック・ラッセル・テリアのアギーの主役を食わんばかりの活躍&名演は全国の犬好きの方の心をガッチリ掴んじゃいますよ。
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(ボク、アギーだワン。カンヌ国際映画祭で“パルムドッグ賞”も受賞したワン。)
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(可愛い過ぎでゴメンだワン。)

素敵な音楽に包まれ、シンプルでかつドラマテック&ロマンティックなラブ・ストーリーが展開される『アーティスト』はデートMovieとしてもオススメです。
世界中が恋をした『アーティスト』は4/7(土)からシネマイクスピアリにて公開中です。
BY.M

© La Petite Reine ? Studio 37 ? La Classe Américaine ? JD Prod ? France 3 Cinéma ? Jouror Productions ? uFilm

『タイタニック 3D』

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1997年、当時は福岡の劇場で働いていました、女住人Mです。
シネコンが今ほどなかった15年前にこの映画は公開され、最終的には全世界興行成績歴代2位(1位は「アバター」)、日本洋画興行成績歴代1位を樹立!当時の映画館は平日も超満員、私はトイレに行くのも我慢してただひたすらチケットを売っていた記憶が・・しかもその現象は何カ月も続きました。そのお化け映画のタイトルは『タイタニック』。今回、タイタニックの出港から100年目を迎える今年の4月にジェームズ・キャメロン監督総指揮の下、『タイタニック3D』が公開です!!

キャメロンと言えば「アバター」の監督で3D映画に新しい歴史を切り拓いた立役者、3Dと言えば、キャメロン、キャメロンと言えば3D、“3Dの神”と言って過言ではないでしょう。3D映画と言っても、「アバター」のように最初から3Dカメラで撮影した3D映画もあれば、2Dカメラで撮影したものを後にソフトで3Dに変換し、3D映画とするものもあります。“3Dの神”キャメロンにとっては、「3D映画は3Dカメラで撮ったものでないとダメやね!」と言う思いはあったようですが「皆に愛して貰った『タイタニック』をもう一度、大きなスクリーンで見て貰いたい!」と言う熱い思いから3D化を決意。キャメロンの元には精鋭エンジニア300人以上が集まり、1年以上の歳月をかけ、しかも1800万ドルという下手したら映画が1本作られる製作費を投じ、魂を込めて3D版として『タイタニック』を復活させました!!その熱い想いを伝えるべくキャメロンが3/30(金)に来日。1997年に公開された『タイタニック』。実は日本が全世界で最初に上映をした国で、しかも全世界興行収入の内訳も全米に継ぎ、世界第2位。キャメロンにとっても日本の観客に『タイタニック3D』を見て貰うことは特別な思いがあるのです。
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(映画は映画館で見てほしいんだ。大きなスクリーンで。だから今回、3D版を作ったんだ!By.キャメロン)

これまで多くの観客が涙した本作に対しキャメロンは「2D版でコップ一杯の涙を流した人はこの3D版で2杯分の涙を流すことになると思うよ」とその完成度に自信満々。“3Dの神”キャメロンの手にかかった本作はいわゆる映像の奥行きと言ったビジュアルでのアピールだけでなく、感情さえも倍増させる世界観を作ってみせたのです。
「アバター」の公開前、「この青い人たちの活躍でキャメロンは凄い映像を見せる、って言うとるけど、大丈夫なんか?」と思った私でしたが、その不安をあっさり跳ね除けた映画を作った“3Dの神”キャメロンが自信をもって我々に届けてくれますからね。15年ぶりの『タイタニック』しかも3Dに心が踊らない訳がない!!ってことです。

『タイタニック3D』は4/4(水)に先行上映をし、4/7(土)からの公開です。
これは3Dメガネが感動の涙で曇るのを覚悟して、スクリーンで見るべし、見るべしです!

By.M
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【タイタニック・マメ知識】
タイタニックの特等室は870ポンド(現在の価値で約575万円)だったそうですが、一番安い3等室で3〜6ポンド(約2〜4万円)だったとか。いろいろな人が乗ってたんですね。

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