2013年9月アーカイブ

久々にこのブログへやってまいりました。できることならもう30年早く生まれてきたかった男住人Aです。伝説の映画館・アートシアター新宿文化にも行ってみたかったし、寺山修司や唐十郎、横尾忠則などのアングラな空気ももっとダイレクトに体験したかったと、妄想は尽きません。今回ご紹介するのは、そんな熱き時代・1960年代を描いた作品『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』。昨年8月に上映した『キャタピラー』以来の、若松孝二監督作品です。

若松監督が交通事故で亡くなったのは、昨年の10月17日のことでした。早く回復されて次の新作を・・・と願っていた僕は急逝のニュースを知り、愕然としました。そして数日経って少し気持ちが落ち着いた頃、「来年の一周忌には絶対監督の作品を上映しよう。やるなら監督の集大成と言える『実録・連合赤軍』しかない!」と勝手に決めました。それが10/12(土)〜18(金)の期間に行う今回の「キネマイクスピアリ〜舞浜で名画を〜」上映です。

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長野県の「あさま山荘」に5人の若者が立てこもった41年前の事件を記憶している方は大勢いらっしゃると思います。なにせテレビ中継された際の最高視聴率はほぼ90%。それほどの事件ですので、もちろん本作の前にも映画化されたことはあるのですが、しかしこの『実録・連合赤軍〜』はその過去作とはある意味、真逆の作品です。どこが真逆かと言うと、革命を志した当時の若者たちの目線で語られていく、というところ。クライマックスのあさま山荘シーンも、本作の場合カメラはずっと“山荘の中”にいて、当事者の若者たちを内側から映していくわけです。事件に至るまでの時代背景やプロセスも丁寧に描きながら、「なぜ若者たちは追い詰められていったのか」「なぜ若者たちは山荘で銃撃戦を繰り広げたのか」という、報道ではなかなか知り得ないたくさんの「なぜ」に迫っていくのです。

そしてここからは、この作品のスゴイぞポイントをいくつかご紹介。

製作も兼ねる若松監督、執念の一作
映画製作にはお金がかかるもの。若松監督は本作を撮るために自宅をも抵当に入れ、私財を投入しました。さらに劇中に出てくるあさま山荘は、なんと元々は監督の別荘だったそうです(映画を観ていただければ分かりますが、見事にぶっ壊されてますが・・・)。まさに若松監督執念の、渾身の、入魂の一作。その本気ぶりはスクリーンからもビシバシ伝わってきます。

オーディションで選ばれた若きキャスト陣
役者さんたちはほぼすべてオーディションで選抜。付き人なし、メイクも自前などなど過酷とも思われる撮影条件だったそうですが、それだけ演じる側も覚悟を持って取り組んだのでしょう。ものすごい気迫と臨場感です。ここまでの芝居をして、この後現実世界に戻ってこられるのだろうか・・・と心配になってしまうほどです。特に坂井真紀さんの演技にはもうビックリですよ。近年の若松作品を支えた井浦新さんと監督との出会いもこの作品が最初でした。当時から有名だったお二人も、もちろんオーディション組です。

劇中の役名は実名
当時の記録映像が使われるシーンもありますが、そもそもこの作品はドキュメンタリーではありません。しかし、タイトルに“実録”と冠し、主要な劇中登場人物(役名)を実名で設定したところが、本作にただならぬ緊張感をもたらしたことは間違いなく、若松監督の最大の演出とも思えます。よく似た役名を付けてフィクションを装うこともできたはずですが、それをしなかったところに監督の男気を感じます。ちなみに坂井真紀さんが演じた遠山美枝子さんは、生前若松プロで上映運動のお手伝いをしたこともある方だそうです。

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(こちら、山荘の中。右端の背を向けている少年のラストの叫びを聞いて!)

さて、この作品の中盤では、実際に山岳ベースで起こった同志粛清のシーンも出てきます。同じ目的を共有する仲間同士のはずなのに、その中からいつの間にか独裁者が育ち、他者を糾弾し、やがて内部崩壊するというのは、人間の哀しさ、またはエゴでしょうか。「総括」「自己批判」という名のものに次々と標的を生み出し、仲間を追いつめていく様は観ていて辛い場面ではありますが、これはまさしく現代にも通じる集団心理の恐ろしさを見事に表現していると僕は思うのです。公開当時の感想でもそのポイントがよく語られていて、なかには「うち会社の営業会議もあんな感じ。」という笑えないコメントもあったりして・・・。

想いにまかせて色々と書いてしまいましたが、最後に、僕にとってこの作品は一言で言うなら“青春映画”です。実際、映画に登場する若者たちは、当時は20代の方がほとんどでした。今の20代〜30代の方には、自分と同世代の物語として、ぜひ身構えずに楽しんでほしいな〜と思います。きっと映画を観た後は、お父さんと話が盛り上がりますよ。

By.A

おまけ情報

★若松孝二監督の一周忌に合わせて、当館の他にも全国で特集上映やイベントが企画されています。『実録・連合赤軍』以外にも名作は数え切れない若松監督。ぜひチェックを!
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★若松孝二監督が4年間にわたってレギュラー出演したラジオ番組「若松孝二の映画を撃て!!」が、TOKYO FMグループの衛星デジタルラジオ局・ミュージックバードでアンコール放送中!
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©若松プロダクション

『ウォーム・ボディーズ』

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 皆さんこんにちは。初めて好きになった異人さんはデビッド・ボウイ。それから無類の英国紳士好き女住人Mです。
今回は近年再熱してきた英国紳士ブームの中で若手No.1イケメンのニコラス・ホルトくん主演
9/21(土)公開『ウォーム・ボディーズ』をご紹介します。
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 舞台は謎のウィルスの蔓延で人類の大半が死滅した近未来。ゾンビのRはあろうことか襲撃するハズのニンゲン女子ジュリー(テリーサ・パーマー)に一目ぼれ。でもRはゾンビ、ジュリーはニンゲン!ゾンビの最終形であるガイコツ軍団は人類滅亡を企んでいるし、ジュリーの父親(ジョン・マルコヴィッチ)はニンゲンのリーダー。出会ってはいけない二人が出会い恋に落ちた!ゾンビ・ミーツ・ガール!の恋の行く末は如何に?!と、言う訳で本作は身分違いの二人の恋愛を描くロミオ&ジュリエット型ラブコメです。
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 でもゾンビが主人公?となると一瞬ひるむ方がいるかもしれませんが、ご心配なく!ラブコメなのでゾンビ映画にありがちなグロ表現はありません。ジャンルは「トワイライト」シリーズや「シザーハンズ」系とも言えます。そして前述した通り、主人公のRが何せイケメンさんです。おめでとうございます!演じるはニコラス・ホルト。

(「アバウト・ア・ボーイ」でヒュー・グラントと共演したあのぷっくり顔の少年が大きくなってこんなにイケメンさんになりました。
2010年トム・フォード監督の「シングルマン」で再びスクリーンで脚光を浴び、それ以降トム・フォードのキャンペーンモデルにも。)

そんなイケメンRが恋をするヒロイン・ジュリーをキュートなテリーサ・パーマーが演じるので、もう少女マンガみたい!
なので本作はゾンビが主人公でありながら全米では特に女性の間で口コミが広がりまくり、Rom・Zom・Com(ロマンティック・ゾンビ・ラブコメ)と言うジャンルまで出来たほどです。
 そして本作がそんなに愛され映画になったのはやはり映画自体のクオリティが高かったことも理由の1つ。監督はガンを宣告された青年(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)がそれを乗り越え恋を叶える様を軽やかに描き、映画ファンに絶賛された「50/50フィフティ・フィフティ」のジョナサン・レヴィン、37歳。年齢にふさわしくリアルな若者像を描くことが本当にうまいレヴィン監督。ゾンビだし、ドキドキするからうまくしゃべれない・・・そんなRの気持ちを彼がレコード収集の趣味を持つという設定にすることで、音楽でもって気持ちを表現するところなんかは本当に胸キュン(死語)です。だから劇中のサントラがまた良い!音楽のチョイスはレヴィン監督だそうですよ♪
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(ジョナサン・レヴィン監督。そこはかとなく香るボンクラ感が信頼出来るぜ!)

と、こう書いていると男性陣などは「恥ずかしくって観てられっか〜」となるかもですが、ここで忘れてならないのは本作がゾンビ・ラブコメであることです!優れたゾンビ映画には“ゾンビがいつも何かのメタファーである”と言うセオリーがあります。そう、本作におけるRやゾンビたち、そしてその最終形のガイコツは何を意味するのか?と言うことです。
冒頭Rはこう言います「以前はもっと人と結びついていたのに・・・」と。
私にとってはRやゾンビたちは生きるパワーを失っている人間そのものだったのです。だからRがジュリーと恋に落ちることで生きる歓びを知り、どんどんパワーを身に付け、前に進もうとする姿に自然とエールを送っていたのです。気付いた時には「ゴー!ゴー!R!」と感情移入しまくりなのです。ゾンビ映画の鉄則もしっかり踏まえた本作は、ゾンビ映画好きな男性陣にも納得して頂ける1本だと思います。

未だかつてたくさんのゾンビ映画あれど、ゾンビ目線で描かれ、かつそのゾンビにエールを送りまくってしまう映画があったでしょうか?しかもそのゾンビはイケメンさんです!もうこれは愛さずにいられません!!まさしく2013年愛され映画の決定版
さぁ、あたなも『ウォーム・ボディーズ』に感染されてみないか?

一度観たらまた観たくなる本作はリピーターキャンペーンも開催中だよ。
詳しくはこちら

By.M
(C)2013Summit Entertainment,LCC.All Rights Reserved.

『エリジウム』

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 皆さんこんにちは、女住人Mです。
今回は9/20(土)公開の『エリジウム』をご紹介します。
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 本作を紹介する時に必ず枕詞として付くのが「第9地区」の監督の最新作!という文章。
そう、本作は長編デビュー作にしてアカデミー賞作品賞ほか4部門でノミネートとなった「第9地区」の監督ニール・ブロムカンプの新作映画です。本作を語る上で「第9地区」と彼のバックグラウンド情報は欠かせません。
 ブロムカンプ監督は南アフリカ、ヨハネスブルグ生まれの33歳。前作の「第9地区」は彼の故郷を舞台に突如現れたエーリアンが難民となり、それを抑圧していく人間との対立や関わりを描いた作品で、それは彼の故郷で起きていたアパルトヘイトの状況をエーリアンと人間に置き換えて描いた作品でした。エーリアンVS人間を描いただけのただのSFアクション映画と思いきや、その根幹にあるメッセージを知った時の戦慄たるや!30歳にしてそんな映画を作り上げたブロムカンプ監督の次回作はどうしても期待値が上がる訳ですが、その期待に応えてくれる、「第9地区」ネクストステージ!と言えるのが本作です。
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 舞台は2154年。人類は宇宙空間に浮かぶスペースコロニー“エリジウム”に住む一握りの富裕層とスラム化した地球に住む貧困層の2つに分けられています。地球に住むマックス(マット・デイモン)は過酷な労働を強いられている時に事故で大量の照射線を浴び余命5日を宣告。唯一の希望は“エリジウム”にある最先端医療ポッドでの治療。マックスは不法入国を請け負う闇商人から依頼されるある任務と引き換えに“エリジウム”に向かう決意をします・・・・

 この映画はブロムカンプ監督がメキシコに行った時に見た風景(山の奥はスラム化していたのに、そこから見える先の風景は高級住宅街だった・・・)から着想を得ているそうですが、まさに貧困で苦しむ人々がいながらも社会は一握りの富裕層が全てを支配しているという現実社会を地球と地上の“エリジウム”に置き替えて描いています。生まれた環境にアパルトヘイトがあり、格差社会の光景を目の当たりにして暮らしていた監督にとっては、描くテーマが今回もこういった社会派なメッセージになることは納得です。でもそういった硬派なテーマ性がありながらも出来上がる作品は誰でも楽しめるエンタメ映画にきっちりなっているのが凄い!それは前作から一貫して言えることです。
 「第9地区」でその手腕を見せつけ、前作より3倍も製作費がUP!Noスターだったキャストも今回は主演にマット・デイモン、エリジウム”の安全を守る冷徹な防衛省長官役としてジョディ・フォスターと言う看板役者が登場です。

 そしてやはり主演のマット・デイモンの演技が光ります。「ボーン」シリーズでアクションスターとしてもその地位を確立し、ハーヴァード大なだけあって知的センスにも溢れるマット・デイモン。マットはどこか地味な佇まいがありながらも、どんな役を演じてもその役に溶け込み、その演技に説得力があって本当に素晴らしい!!と日頃から思っているのですが、本作を観てまたマットを見直しました。(なぜに上から目線・・・)児童養護施設で育ち、社会の底辺でただその日暮らしのように生きていた男が、事故をきっかけに“エリジウム”に降り立ち、ヒーローになっていく様を演じるマットは本当に良い役者だ!!!サイコーだ!
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(LAプレミアでの3ショット。「第9地区」で観客の心を奪ったシャールト・コプリーも本作では悪役で登場!(写真右)
今回は悪役としておいしい、おいし過ぎる役を演じていますが、相変わらず訛ってて彼の英語は聞き取れません・笑)

 そして本作のエンディングはブロムカンプ監督ならではの着地点。是非、スクリーンでご堪能下さい。
ブロムカンプ監督は一発屋じゃなかった!そう断言出来る1本です。

By.M
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

『ウルヴァリン:SAMURAI』

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 皆さんこんにちは、女住人Mです。子供たちの夏休みは終わりましたが、9月の連休に向けて映画はまだまだ公開ラッシュ!
今回ご紹介する映画は9/13(金)公開の『ウルヴァリン:SAMURAI』(2D&3D)です。

 愛する人を死なせたことから隠遁(いんとん)生活を送っていたローガン/ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)の元に赤毛の日本人女性ユキオ(福島リラ)が現れます。彼女はローガンがかつて命を救った大物実業家の矢志田の遣いで、彼が再会を切望していることを告げ、一緒に日本にやってくることに・・・。しかし再会後すぐ病に冒されていた矢志田は死去。彼の葬儀に参列していた時に正体不明の武装集団に孫娘マリコ(TAO)が襲われたことから、彼女と共に東京を脱出します。戦いの最中に自身の持っていた治癒能力が失われていることに気付いたウルヴァリン・・・。そして異国の地で恐るべき陰謀に巻き込まれていきます。
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 “ウルヴァリン”とはマーベル・コミックの「X-Men」シリーズの中の登場人物でもあり、突然変異によって超人的能力を持って生まれたミュータントの一員です。“ウルヴァリン”はローガンのコードネームでイタチ科の獰猛な小動物クズリを意味するので、劇中ローガンは「クズリ」とも呼ばれています。
 “ウルヴァリン”を演じるはおヒューことヒュー・ジャックマン!すきやばし次郎と富士山をこよなく愛する親日家の彼は世界中で最もナイスガイなハリウッドスター。(って、知り合いじゃないですけど・笑)
演技・歌・ダンス・ルックス・性格と全てがパーフェクトなおヒューの代表作がこの“ウルヴァリン”。コミックの中でも“ウルヴァリン”は日本通であり、何度か日本にも行っていると描かれているため、まさにおヒューが演じるにピッタリな訳です。おヒューは本年度の大ヒット作「レ・ミゼラブル」を見ても言わずもがなの演技派。本作では“ウルヴァリン”にふさわしい肉体を作り上げ挑んでいます。
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(44歳にしてこの肉体!CGじゃないよ、ホンモノだよ。)

 そして、今回日本人女性キャストとしてスクリーン・デビューを果たしたマリコを演じるTAOさんとユキオ役の福島リラさんにも注目!二人は国際的なトップモデルですが、演技も出来る器用で才能溢れる女性たちです。特に福島リラさんはローガンのボディーガードも勤めるため、かなりのアクションシーンがあるのですが、もともとエクソサイズの一環でマーシャルアーツをやっていただけあって、アクションセンスが良い!現状ハリウッド進出している女優の代表格は菊地凛子さんですが、特に福島リラさんなんかはその個性的な風貌と身体能力で今後、もっともっと活躍してほしいと思いました。
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 そして極め付け、ハリウッド進出している日本人男優二大勢力の一人・真田広之さんが本当に素晴らしかった!!彼は矢志田の息子シンゲンを演じるのですが、同じ日本人だからと言う贔屓目を除いて、本当に惚れぼれする存在感なのです。52歳の真田さん、いや広之ですが、もとJAC(ジャパンアクションクラブ)なだけあって、そしてアメリカに拠点を置き活躍しているだけあって、その身体能力は全く衰えなし。物語は途中、海外の人が思い描きそうな不思議ちゃん日本表現やコミックらしい展開を繰り広げながらも、おヒューと広之の演技力が映画の軸をシッカリと支えていくのです。もうブラボーです。

 舞台が日本なだけに本作は昨年、東京都内を始め、日本の各所でロケを敢行!我々日本人が見ると馴染みのあの場所がハリウッド映画のワンシーンになっていると、なんだかそれだけでテンションも上がるものです♪
当初、おヒューの安定した演技と鍛えられたBodyを拝もうと本作に挑んだ私ですが、最終的にはおヒューに“日本の宝”と言わしめた真田さんがスクリーンから発する輝き(それは演技に対する真摯なまでの姿勢)に、広之を惚れなおす1本となりました。
いや〜、もう最高だね。

★おまけ★
2013年8月29日に行われた来日記者会見の写真ギャラリーをお楽しみ下さい。
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(左からユキオ役の福島リラさん、真田広之さん、ヒュー・ジャックマンさん、
ジェームズマン・ゴールド監督、マリコ役のTAOさん)
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(この笑顔がチームワークで本作を作った証だね!)

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(「日本が大好きだからいつか日本で撮影したかったんだ。夢が叶ったよ!
特に真田さんとのシーンは非常にダイナミックで素晴らしいシーンになったよ。
彼は本当に素晴らしい役者だよ。」By.おヒュー)
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(本作の撮影で来日した時に息子さんと一緒に富士山にも登ったほどおヒューは大の富士山好き!
撮影時には釣りもしたけど、一匹も釣れなくて残念だったとか・・・。)

By.M
(C)2013 Twentieth Centry Fox Film Corpration All Rights Reserved.

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