『2016年総括の巻 その2』

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皆さん、明けましておめでとうございます。新年の初映画は元日の「シン・ゴジラ」からスタートした男住人Aです。

シネマイクスピアリの2016年は、片桐はいりさんのお誕生日をお祝いする映画祭からはじまり、「ズートピア」の大ヒット、夏のディズニー3作品公開、ジョン・カーニー監督の2作品上映、オバケ映画「君の名は。」公開、いくつかの舞台挨拶、そして恒例年二回のLiLiCoさんイベントなど、振り返れば色々あった一年でした。特に後半のアニメ映画の盛り上がりはすごかったですね~。

女住人Mさんに続き、僕も昨年シネマイクスピアリで上映した映画の中から独断と偏見にまみれて選んだベスト作品「2016年総括の巻 Myベスト映画ランキング(男住人Aバージョン)」をお届けします!

まずは10位から4位まで

10位: 「ドント・ブリーズ」
 (ホラーは苦手な僕でも、この映画は大好き。年をまたいで大ヒット中!)
9位: 「怒り」
 (ストロングスタイルな演出と、何より森山未來。思う存分ドンヨリできる映画。)
8位: 「君の名は。」
 (公開前からジワジワ広がったヒットのムードも観て納得。面白かった!)
7位: 「湯を沸かすほどの熱い愛」
 (色々な意味でタイトルを体現する宮沢りえ。同世代の役者さんがこういう役を演じきる姿に感服。)
6位: 「レヴェナント:蘇えりし者」
 (僕の中では、ディカプリオが"女性のプリンス・レオ様"から"俺たちのディカプリオ兄貴"に変わりました。)
5位: 「フランス組曲」
 (2016年の年明けすぐの公開でしたが、一年経っても妙に忘れられない作品。)
4位: 「シング・ストリート 未来へのうた」
 (昨年はこの映画を県内独占状態で上映できたことがとにかく嬉しかった!観てくださった皆さんに感謝!)

そしてそして、ここで番外編。「ザ・ベストテン」と言えば上位ランキングの前におなじみのこのコーナー「今週のスポットライト!」
シネマイクスピアリでは上映していないためこのランキングからは外れますが、昨年出会った名作を一つ。
タイトルは「ヒトラーの忘れもの」。一昨年の東京国際映画祭のコンペティションで上映されて映画ファンの間で話題になった作品(当時は「地雷と少年兵」というタイトルでした)で、昨年末から日本での公開が順次始まりました。いつか旧作上映シリーズ「キネマイクスピアリ~舞浜で名画を~」で皆さまにお届けできればと願っています!

さて本題に戻りまして、いよいよベスト3

3位! 「シン・ゴジラ」
ゴジラフリークでもない僕は「え?このモスラみたいなキャラなに??」「なんでみんなこんな早口??」などとオロオロしているうちに怒涛の展開にのみ込まれ、いつしかトランス状態に。ほかにも震災や戦争(原爆)に想いを馳せたり、ちょっとだけ登場する片桐はいりさんに癒されたり・・・、映画的満足感に満ち満ちた2時間でした。
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2位! 「ルーム」
役者さんはもちろんですが、演出と脚本がとても素晴らしかった!やっと脱出した部屋に帰ろうと言うジャック少年にとって、あの部屋は母の胎内のような場所だったのでしょうか。安易に希望を語らずに心地よい「重さ」がずっと心に残るような作品で、以前に観た松尾スズキさんの舞台「キレイ」を思い出しました。
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そして1位は! 「何者」
この作品の監督&脚本を務めた三浦大輔さんは、僕の大好きな劇団「ポツドール」の作・演出家でもあります。大手配給会社のメジャー作品をあのポツドール(分かる人には分かる)の三浦さんが!?と、ずっと楽しみにしていたのですが、緻密で張り詰めた演出は映画の世界でも相変わらずで、期待以上の絶妙なブレンド感。隠しきれない後味の悪さもたまりません。
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ということで、どこまで皆さんの共感を得られるランキングになっているかサッパリ自信がありませんが、僕にとってはとても充実した映画ライフを過ごせた2016年でした。

今年も、まずは色々あった末にやっと完成したマーティン・スコセッシ監督の新作「沈黙-サイレンス-」(1/21公開)を筆頭に、楽しみな作品がめじろ押しです!
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(遠藤周作原作の物語に日本からも多くのキャストが集結。役者として出演した塚本晋也監督がスゴイらしいですよ。)

2017年もシネマイクスピアリはたくさんの映画作品と当館ならではのイベントを皆さんにお届けできるよう、突っ走ります。
どうぞよろしくお願いします!

By.A

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