『図書館戦争THE LAST MISSION』

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 皆さんこんにちは、最近読んだ本は「64」と「愛を返品した男 物語とその他の物語」な女住人Mです。
今週ご紹介する映画は10/10(土)公開の『図書館戦争 THE LAST MISSION』です。
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 本作は2013年4月に公開、顧客満足度98.2%、17.2億円の大ヒットを記録した「図書館戦争」の続編で、原作は累計600万部を突破する有川浩さんの人気シリーズです。舞台は国家による思想検閲やメディア規制が正当化された近未来。そんな中、メディア良化隊委員会の検閲に対し「本を読む自由」を守るため結成された自衛組織"図書隊"に所属する若者たちの成長や恋愛模様を描いていきます。
本作ではこの世に1冊しか現存しない"自由の象徴"「図書館法規要覧」の一般展示が行われる会場の警備指令が"図書隊"に下るのですがその裏で図書隊壊滅を目論むある罠が仕掛けられていたのです。
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 原作ファンが多い作品を映画化することは利点も多いのですが、リスキーな点もあります。でも本作は1作目から原作ファンは言わずもがな、多くの観客に受け入れられてきました。その要因は一番に魅力的なキャラクターを演じた俳優陣の面々の顔ぶれです。その中でも特に際立つのは関東図書隊防衛部の鬼教官・堂上を演じる岡田准一さんと彼の元に初めて女性隊員として配属された笠原郁を演じる榮倉奈々さん。もともと雑誌の(「図書館戦争」)ファン投票による仮想キャスティングの第一位を獲得していた二人が演じているので先ずは原作ファンも納得。

そして榮倉さん演じる笠原は高校時代に堂上に救われたことがきっかけで図書隊に入隊している、つまり堂上教官は白馬に乗った王子様設定なんですよね。そりゃあ、もう岡田くんにうってつけ。最初はただの鬼長官でしかなかった堂上教官に笠原は喧嘩腰だったのですが、本当は正義感が強く、優しく、何より尊敬出来る堂上にどんどん惚れちゃうんですよね。しかも「この人ってもしや私を助けてくれた人?!」という偶然も重なって・・・。この辺りは前作で描かれている訳ですが、恋に落ちる方程式、まさにギャップ惚れです!
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本作では堂上教官への思いに気付いてしまった笠原が「でも、ここは職場。生命の危険にもさらされる職場。あくまでも私の好意は恋とかじゃなくって、尊敬なの、尊敬なの!」的な葛藤を持っているところなんかは、本当に可愛いですね。堂上教官もいつもはぶっきらぼうなツンツン男子な訳ですが、どんどん笠原が気になってくるし、堂上は堂上で「いやここは職場。生命の危険にもさらされる職場。あくまでも俺の好意は恋とかじゃなくって、部下への思いやりだ、思いやりだ!」みたいな葛藤をしていて、映画を観ていると「Youたち、早く付き合っちゃいなYO!」な~んてニヤニヤしながら観るのは本当に楽しいです。
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(笠原ちゃんの同期柴崎ちゃん(栗山千明)と手塚(福士蒼汰)との関係性にも変化が!?)

 そして鬼教官堂上を岡田くんが演じることの一番の説得力ともなる彼の身体能力の高さから繰り広げられるアクションシーンは必見!!ドラマ「SP」の役作りでフィリピン武術「カリ」を取得し、以降出演作のアクションシーンはほぼ全て自身で演じる岡田くんはその後、格闘術のインストラクターとして指導にあたれる免状を取得したり、他の格闘技の技術をマスターしたりと、もう本物!ガチ!

本作の中でも終盤で繰り広げられるメディア良化隊との戦闘シーン、このアクションを自ら演じられる役者は今日本では岡田くん以外いないと断言できましょう。岡田くん自身インタビューで「前作は綺麗に見えるように型にハメる動きをしていた」と答えていましたが、本作では自分の命と引き換えになっても守るべきものを守る、その強い思いからくるアクションは重みが違います。私、全然格闘技に詳しくないのに知ったかぶって言ってますが(笑)、この映画を観て頂ければ同意して頂けるかと。重量感あるアクションの一挙手一投足にもう惚れぼれです。

 新しいキャストも加わり、ラブ要素、アクション要素、ドラマ要素といろいろ盛りで全てが前作越えな『図書館戦争 THE LAST MISSION』は10/10(土)からの公開です。

By.M
(C)2015"Library Wars -LM-" Movie Project

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