『アントマン』

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 皆さん、こんにちは女住人Mです。今週末はシルバーウィーク、連休に併せて新作がまたドシドシ公開されますので映画館にも是非いらしてくださいね。今回ご紹介する映画は9/19公開『アントマン』です。
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 主人公は人生どん詰まりのお父さんのスコット・ラング(ポール・ラッド)。仕事ナシ、奥さんとは離婚、養育費が払えず、別れて暮らす大好きな娘キャシーとも会えなくなってしまうのか・・・・そんな時、科学者でもあるピム博士(マイケル・ダグラス)から仕事の依頼が舞い込みます。それは身長が1.5㎝に収縮出来る特殊スーツをまとい"アントマン"になって、この縮小技術の悪用を目論む科学者ダレン・クロスの陰謀を阻止すること。スコットは人生の一発逆転をかけ"アントマン"になる決意をします。
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 本作は「アベンジャーズ」などを手掛けるマーベル・スタジオの最新作。今後一連のシリーズに関わってくるようですが、今回はお披露目第一作ということもあり、『アントマン』単品でご覧になっても楽しめる内容で「これまでこういったアメコミもの見てないしな~」という方でも安心して楽しんで頂けます。しかも"アベンジャーズ"の面々は世界規模、いや宇宙、神様レベルの規模の正義と戦っているのでストーリーもスケールが肥大化してきましたが、今回の物語、ベースはダメなお父さんが僅かに残ったパパのプライドをかけて、娘にかっこいいところを見せるために頑張る、という何とも私的レベルな志が原動力なので、我らも共感しやすい、というところがポイント!
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 アントマンスーツを着用し、訓練によって常に小さいだけでなく、元のサイズに戻ったりも自由自在なアントマンのアクションシーンは視覚的にも楽しいし、彼と共にいろんな種類の蟻たちがそれぞれの特性を活かし、力を合わせ戦う場面は特にお子さんたちに喜んでもらえそうなシーンになっています。ヒーローが大きくなるのでなく、小さくなることで強くなる、という発想がまたいいですね。ピム博士が開発した縮小・巨大化ディスクの武器でもって小さいハズなものが大きくなったり、その逆にもなったり、そいうアンバランスな見せ方もコメディテイストに溢れる本作ではとても魅力的なガジェットとして登場。予告編でもありましたが、アントマンと悪いヤツが列車の上で戦っているけれどそれが実は子供のおもちゃ・機関車トーマスの上だったりする、本作はそこかしこで笑ってしまうエピソード盛りだくさんの楽しいヒーローものなのです。だからこそ、これまでのマーベル作品を観てきた方はもちろん、初心者の方にこそオススメできます!
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(スコットの悪友!?ルイスを演じるマイケル・ペーニャがまたいい味出してる!
日本語吹替はブラックマヨネースの小杉さんが担当。)

 そして、今回そんな庶民派ヒーロー"アントマン"を演じるポール・ラッドに注目!!
彼はアメリカではドラマ「フレンズ」やコメディ映画「俺たちニュースキャスター」「40歳の童貞男」といった作品に出演するコメディ俳優としてむちゃくちゃ有名なのですが、それらは日本では(映画は面白いのに)劇場未公開となるものばかりなのでその存在は知る人ぞ知る・・・(涙)今年46歳、2児のパパ、ラフな格好がお似合いのおじさんと言えばおじさんなのですが、ハリウッドスターでありながらもいい人オーラに溢れ、その辺を歩いてそうな身近さ、親しみやすさ、彼自身が持つその愛されキャラは"アントマン"役にピッタリなのです。
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(本作の公開を記念してポール・ラッドとペイトン・リード監督が初来日!
ポール・ラッドのあまりのいい人ぶりに小杉さんも「こんなにサービス精神ある人いますか?もう尊敬してます。」と心奪われたご様子)

思えば、今となってはアイアンマン役のロバード・ダウニーJr.だって昔はヒーローからは程遠いイメージでしたし、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」や今年大大ヒットの「ジュラシック・ワールド」で主演を務めたクリス・プラットだって、数年前まではポール・ラッドと同じコメディ畑俳優で甘いもの大好きなおデブちゃんキャラでしたからね。過去実績からもわかるよう、マーベル作品のキャスティングは神がかっているので、そういった意味でもまた新たなスターが『アントマン』で登場、という訳です。
本当はいい人なのに人生うまくいかないパパさんが娘のために一念発起!という役、もう今となってはポール・ラッドが演じる以外考えられませんYO!
ダメな大人がダメなりにダメさを遺憾なく発揮しヒーローになる、自分たちの世界のためでなく、子供の未来のために戦うヒーロー、『アントマン』は9/19(土)からシネマイクスピアリで公開です!
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(プレミアイベントでは100人のアント隊がポール・ラッドの掛け声を合図に人文字ならぬ蟻文字を披露。劇中さながら"アントマン"を支えるアント隊に何度もお礼を言い、気遣うポール・ラッド。本当にいい人!!)

By.M
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