映画『ビリギャル』

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 GW、皆さん如何お過ごしだったでしょうか?お休みされた方、お仕事だった方、休みだったけれど家族サービスでヘトヘトになった方、いろいろお疲れ様でした。
今週ご紹介する作品はGWも家族サービスに余念のなかったお父さまにも是非ご覧頂きたい映画『ビリギャル』です。
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 本作は2014年年間ランキング上位に輝くベストセラー「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(塾講師・坪田信貴さん著)の映画化です。
主人公は学年で成績がビリだった高校2年の小林さやか(有村架純)ちゃん。エスカレーター式の学校にも関わらず学内進学も赤信号になった彼女は母親ああちゃん(吉田羊)のススメで坪田先生(伊藤敦)が講師を務める個別学習塾に通うことになるのですが彼女の学力レベルは小学4年生。でも坪田先生はそんなさやかちゃんを受け入れ、「目標は高く持とう!」と、この日から慶應大学合格に向けて猛勉強を始めることになります・・・。 

 さやかちゃんはどこから見てもギャルで、学校ではやる気のなさから担任には"人間のクズ"と呼ばれていたほど。でもそんな彼女を坪田先生は決して見かけだけでは判断せず、良い所を見つけ、テストの答えが間違っても解答用紙がとにかく埋まっていれば「積極的で良し」と褒め、トンデモ回答も「発想が面白い」と決して馬鹿にはしません。そんな坪田先生にさやかちゃんは初めて信頼出来る大人として、心を開いていきます。
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「先ずは七夕の短冊と一緒で目標を形にしないと」、「イケメンが多そうな慶應はどうよ?」と言われ「それいいね~」といったノリで志望校を決めたさやかちゃんですが、元来一度決めたらやり通す気質の彼女はその日から猛勉強を始めるのでした。人は見かけによらないと思っていても、見かけが一番わかりやすいのでそれでいろいろ判断しがち。でもそれで判断すると見誤りますよね・・・。

 坪田先生はとにかく前向きで、"可能性"をただひたすら信じ続けています。信じないと何も始まらないから・・。見えているものだけに囚われず、さやかちゃんの可能性を信じ、その先にある気持ちや想いみたいなものを見ようと努める坪田先生にだからこそ、さやかちゃんも心を開いて、信じることが出来たのでしょう。一旦、何かを強く信じることが出来ると人は強くなれるものです。さやかちゃんはこれまでにない結果を形にしていきます。

 そして、さやかちゃんは多感な時期に坪田先生のような大人に出会えたことがラッキーではありましたが、それは彼女が素直な人間であったから引き寄せたようにも思えます。素直だったから、これまでと違う接し方をしてくれる坪田先生を信じることが出来た。そんなさやかちゃんは母親・ああちゃんに愛情をたっぷり受け育っていました。正しく愛情を受けた子供は素直に愛情を表現出来る、ということですかね。
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 でも小林家は父親が自分の果たせなかった野球選手になる夢を息子に過剰に賭けていたことで家庭内はかなりの不況和音が・・・今さら慶應を目指すと言いだすギャル娘に父親は興味が持てる訳はなく、ひたすら息子に全力投球だったのです。父親の露骨な態度はさやかちゃんを傷つけるだけですが、それでも彼女には自分を信じてくれる坪田先生や母親、そして妹、友達がいた・・・・。どんなに辛いことがあっても、たった一人でも自分を認めてくれる、信じてくれる人がいる、それはかけがえのないことですね。
お父さんについてはカエルの子はカエルなので、自分が出来なかったことは子供も出来た試しなし、ということで、希望はもってもあまり期待し過ぎてはいけません。

 主人公は高校生のギャルだし、お受験の話だから私みたいはおばちゃんが観て果たして感情移入出来るのか?と観る前は思ったりもしましたが、有村架純ちゃん演じるさやかちゃんの素直さ、前向きさにまんまと心打たれました。何てったって架純ちゃんが可愛い過ぎます。あれは反則ですよ。
 全てにおいて可能性があることを決して最後まであきらめない、そんなポジティブパワーに溢れる映画『ビリギャル』は5/1(金)よりシネマイクスピアリにて公開中です。

By.M
©2015映画「ビリギャル」製作委員会


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