『映画ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』

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 皆さん、こんにちは女住人Mです。7/4(土)に初日を迎えた「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」も大ヒットスタートを切り、いよいよ夏映画本番です。夏休みになるとアニメ映画が増えますが、今週から連続でお子さんはもちろんのこと、大人の方にも楽しんで頂けるクオリティの高いアニメーション作品をご紹介します。先ず第一週目は7/4(土)より大ヒット公開中、イギリス代表アードマン・アニメーションズ製作の『映画ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』です。
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 "ひつじのショーン"はNHK Eテレで放映中の人気クレイ・アニメーション。製作のアードマン・アニメーションと言えば「ウォレスとグルミット」シリーズでもお馴染、アカデミー賞を4度受賞した経験もあります。「ちゃんとを見たことはないけれどキャラクターは知っているよ」という方も多いかもしれません。実際、キャラクターの人気は本国イギリスよりも日本の方が熱いんだそうです。

 主人公は牧場主の元で暮らしているひつじのショーンとその仲間たち。ルーティンワークのような毎日にいささか飽きていた彼らはあるいたずらをしかけます。が、そのいたずらのせいで牧場主は眠ったままトレーラーに乗って大都会へ!彼の忠実な牧羊犬ビッツァーはすぐに追いかけ、ショーンもやり過ぎを反省、やっぱりご主人様がいないと寂しいので牧場主とビッツァーを探しに大都会へ向かいます。しかし、野放しになっている動物を捕獲する意地悪な動物捕獲収容センターの職員に追われたり、大都会には危険がいっぱい。ショーンの後を追いかけてやってきた仲間たちと一緒に彼らは無事、牧場主やビッツァーと会えるのか?無事、牧場に戻れるのか?というのが今回の物語です。
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 クレイ&ストップモーション・アニメーションである本シリーズは、キャラクターは粘土(クレイ)で作られ、それを少しずつ動かし写真を撮影。これを繰り返して撮影された映像は25枚で1秒の映像になります。1週間で40~50ショットの撮影が出来るのですがそれを繋げてもだいたい2分30秒の映像にしかなりません。この気の遠くなるような作業を経て映画(今回の尺は85分)が完成するのですが、この地道で根性がいる手順を思うだけで胸熱です!

しかもキャラクターたちの顔や体にはアニメーターたちの指紋が残っていたりするので、その手作り感や温かさが何とも言えません。アードマン・アニメーションの魅力はこの作業工程から得られるぬくもりなんです。もともと愛くるしいキャラクターたちの造形にこの温かみがプラスされて、彼らが人形とは思えない程生き生きした、可愛らしい存在になってくる。作り手たちの愛情が透けて見えるんですよね。
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そして本シリーズにはセリフがありません。でも、愛情が注がれ、ひと手間もふた手間もかけられたキャラクターたちは表情だけで雄弁に多くを語ります。それはまるでサイレント映画の方が観ている者の想像力をかきたてるかのごとしです。今回は映画のベーシックな形"行って戻ってくるお話"ですが、その中にイギリスらしい笑いや、アイテム、音楽(プライマル・スクリームがあんなところで!)、そして追いつ追われつのドキドキ展開、ハラハラの後にドジっ子展開があるなど見事に物語に緩急があって、あっと言う間の85分なのです。特に、アクシデントで記憶がなくなった牧場主をどうやってショーンたちが救うのかは見もの!

映画冒頭の伏線をしっかりと回収するクライマックスの展開にこの映画、大ヒット&号泣映画の代名詞「トイストーリー3」に匹敵する楽しさと感動があることをお知らせいたします。もう間違いなく、本作は子供から大人まで楽しめる作品なんです!

 オープニングから考えられたカメラワークで笑いもとり、エンドクレジットが終わるまで愛情がたっぷり注がれている、
『映画ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』は7/4(土)よりシネマイクスピアリにて大ヒット公開中です。

By.M
© 2014 Aardman Animations Limited and Studiocanal S.A.

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