『美女と野獣』

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 皆さんこんにちは、女住人Mです。
今回はファンタジーの最高傑作にしてラブストーリーの金字塔11/1(土)公開の『美女と野獣』をご紹介します。
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 『美女と野獣』と言えば人を愛し、愛されなければ、人間の王子に戻れない野獣とバラを盗んだ父の身代わりに野獣の城に囚われの身となった美しい娘ベルのラブストーリー。もともとは1740年にフランスのヴィルヌーヴ夫人が数百頁に及ぶ物語を執筆。これが「美女と野獣」の誕生とされています。1756年に同じくフランスのボーモン夫人が30頁ほどの短縮版を完成させ、これが現在広く知られている物語の元に。映画では1991年ディズニーによる長編アニメーション「美女と野獣」が元祖と思われていますがその前に1946年フランスの芸術家ジャン・コクトーが監督した白黒映画の「美女と野獣」が映画としては最初、映画ファンにはこのジャン・コクトー版を贔屓にされている方も多いです。
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長きに渡って愛されている「美女と野獣」ですが、誰もが知っているこの物語には実はあまり語られることがなかったエピソード(秘密)が多くある、という所に着眼点を置いて映画化されたのが本作。そして、なぜ王子は野獣になったのか、いったい、どれほどの罪を犯してそうなってしまったのか・・・という謎を本作の監督が独自のエッセンスを加えて描きました。

 さて本作のキーとなる野獣を演じるはフランスを代表する役者の1人、ヴァンサン・カッセル。最近だと「ブラック・スワン」のバレエの先生が印象的でした。ゴシップ情報によるとプライベートでもヴァンサンは女性大好き、きっと「ブラック・スワン」の役はそのまんまじゃないか、と思われます。映画の中でも野獣の時より、素の顔になっている時の方がより野獣に見える!? 野獣が野獣を演じているのでこれほどのピッタリ・キャスティングはないと思います。誉めてます!世界的に見てもギラギラした男性が少なくなってきた昨今、こういう存在は大事ですからね。
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うぬぼれが強く、支配欲が強く、強引、だけどフっとした瞬間に寂しそうな眼差しになる野獣に次第と心惹かれていくベルを演じるのは「アデル、ブルーは熱い色」「ミッドナイト・イン・パリ」「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」といった作品に出ている今、フランスで一番勢いのある女優レア・セドゥ。演じる役によってガラリと印象が変わるのも彼女の魅力。実は祖父がフランスの映画会社の会長であり、大叔父も同じくフランスの映画会社の会長及びCEOという、フランス映画業界のセレブ。(本作もおじいちゃんの会社が製作しています。)「アデル〜」のような大胆演技もやってしまう彼女ですが、もともとの育ちの良さが本作のベル役にぴったり。そんな彼女が劇中で着こなすドレスの数々、どれも素敵過ぎる!!女性なら衣装やこの世界観を見ているだけでうっとりしちゃうと思います。
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 そして、前述したように「美女と野獣」はもともとフランスから生まれた物語ですが、ディズニー・アニメーション映画の「美女と野獣」があまりにも愛され過ぎていて、あれこそオリジナルだ!と思っている方も多いと思います。それ故、フランス人監督のクリストフ・ガンズさんは「ハリウッド版に負けないもの作るんだ!」という意気込みで本作に挑んでいますので是非その心意気もご堪能ください。アムール(愛)の国、フランスが作っただけあってファンタジー・ラブストーリーでありながらどこか大人の色気や豊かさまで感じられますよ。是非、スクリーンでお楽しみください!

なお、『美女と野獣』の公開を記念して、シネマイクスピアリとシガー&バー トルセドール(イクスピアリ4F)では『美女と野獣』をモチーフに期間限定のスペシャルメニューを販売しております。そちらも映画と共にお楽しみください♪
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