『小野寺の弟、小野寺の姉』

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 皆さん、こんにちは女住人Mです。今回はシネマイクスピアリからのお知らせから始めます。なんと個性派俳優・片桐はいりさんをお迎えした新イベント『片桐はいりの出張もぎりショウinシネマイクスピアリ』の開催が決定しました!!かつては映画館でチケットもぎりのアルバイトを経験ていた片桐はいりさんがシネマイクスピアリに初来館です。イベント内容は、先ずはいりさん自らがご入場の皆さまを熟練のチケットもぎりでおもてなし。その後トークゲストとして、新作主演映画『小野寺の弟・小野寺の姉』の西田征史監督も交え、「映画」と「映画館」への愛情あふれるトークライブをお届けします。さらにイベント後には、はいりさんの著書「もぎりよ今夜も有難う」など書籍の即売サイン会も実施。チケットは発売中です。詳しくは劇場HPのTOP画面をご覧下さいませ。と、言う訳で今回ご紹介するのは10/25(土)公開『小野寺の弟・小野寺の姉』です。
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 物語の主人公は早くに両親を亡くし一軒家で一緒に暮らしている小野寺進(向井理)と姉のより子(片桐はいり)。いい年頃のふたりの仲の良い日常生活は傍から見ればちょっと風変わりかもしれませんが、当人たちには至って普通。そんな二人に恋のチャンスが訪れます。
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 姉より子を演じるはいりさんはメガネ店に勤務、営業にくる浅野さん(及川光博)のことがちょっと気になってはいるのですが、弟・進が昔の恋を忘れられず、未だに元気がないことの方が気になっている、という役どころ。そして進は進で自分の幸せよりも親代わりとなって育ててくれた姉の幸せの方が気になっているという、お互いがお互いを思いやり過ぎて不器用な行動をとってしまう、どうぞ、どうぞな姉弟。そんなある日、小野寺家に誤配送で届いた郵便物を「本人に届けよう!」とより子が無理矢理、弟を連れだすところから物語が動きだします。
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 ラッキーなことに届けた先は可愛らしい女性・岡野さん(山本美月)宅。進の心にかすかな恋心が芽生えたことをより子は見逃す訳はありません。そこからのより子はあれやこれやと画策しまくり。コメディエンヌとしての才能がピカイチのはいりさんが演じるより子が必死になればなるほど笑いを誘い、それでいてなんとも愛らしい。
 そして、それと並行するように、より子が密かに想いを寄せる営業マン浅野さんとの距離も縮まっていき、そんなより子がだんだん乙女になっていきます。人は必死になればなるほど滑稽に見えがちですが、それはとっても愛おしい存在であることとイコールです。
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(小さい頃から変わらない髪型、普段のお洋服の基本ラインもベストにスカート。
冒険をあまりしないこの風貌もより子がどんなキャラクターかを表しています。)

でもより子は進のことを考え過ぎて、自分が二の次になったり、弟を幸せにしなきゃと思い過ぎて自分を消したり、自分を決めつけ過ぎて前に進めなくなってしまっていたりで、傍から見ているとちょっと切なくなってしまうことも。しかも進も同じような行動をとってしまうのでその思い、こじれる、こじれる。でもこういう行動ってしがちですよね。「自分はこんなんだから」と卑下したり、「私はこうしなきゃダメなんだ」と決めつけ過ぎて自分で自分の可能性の扉を閉めちゃったり。人は素直になればもっと楽に生きることも出来るのに・・・。良かれと思うことが空回ることほど、切ないことはありません。より子も進も根が優しいし、お互いを本当に想いやっているからこそ切なさ倍増。この映画を観ていると「二人とも幸せになって〜」とこっちも応援してしまうんですよね。
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 はいりさんと向井さんは同名タイトルの舞台で姉弟として共演されていたこともあるので息もぴったり。はいりさんには弟さんがいらっしゃるのでもともとのお姉さん気質も演技に活かされているのでしょうか。観ていてとても心地よい空気に包まれるのもこの映画の魅力です。と、そういったことも実際はどうなのか、『片桐はいりの出張もぎりショウinシネマイクスピアリ』の中でいろいろお話が伺えると思います!楽しみだな〜♪ 10/25(土)公開の『小野寺の弟、小野寺の姉』のご観賞と共に、是非このイベントへのご参加もお待ちしております★

By.M
(C)2014 『小野寺の弟・小野寺の姉』製作委員会

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