『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

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 皆さんこんにちは、女住人Mです。今回は未見の方には一刻も早くご覧になって頂きたい作品をご紹介します。
9/13(土)から公開中の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』です。
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 主人公は少年の頃、宇宙船で誘拐されたピーター。時は流れスター・ロードと名乗り宇宙をまたにかけるトレジャー・ハンターになったピーター・クイル(クリス・プラット)はある惑星で無限の力を持つ秘宝“オーブ”を盗みます。それを機に宇宙で暗躍する闇の存在ロナンの刺客に命を狙われるハメに。ひょんなことで女暗殺者ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)やピーターの首にかかった賞金を狙うアライグマのロケット・ラクーン(声:ブラッドリー・クーパー)とその相棒、樹木型のヒューマノイドのグルート(声:ヴィン・ディーゼル)、ロナンに妻子を殺され復讐に燃えるドラックス(デイヴ・バウティスタ)と共にチームを組むことに。そしていつしか宇宙存亡をかけた戦いに挑むことに!
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 本作はマーベル作品の最新作。全米週末ランキング1位でスタートし、その後2位にランクダウンした後にまた返り咲きで1位を(4週連続)ゲットした強者!(口コミでどんどん動員数が伸びたことの表れ。)ついには現在、全米で2014年最も稼いでいる映画となっています。「ヒットするのはアメリカでアメコミは人気があるからでしょ?」と言われるかもですが、ノンノンノン。それもありますが、それ以上に中身がむちゃくちゃ良いからです!アメコミは男性ファンが多いと言われていますが本作はなんと44%が女性の観客だという調査結果も。それはなぜか?中身がむちゃくちゃ良いからです。口コミが広がり、普段は足を運ばない人たちも劇場に駆けつけるの図です。もう期待値が上がらない訳がない!

 映画を観て、冒頭10秒でニヤリです。登場するはウォークマンのヘッドフォンをして“最強ミックスVol.1(Awesome mix Vol.1)”と書かれたテープから流れる音楽を聴く少年ピーター。もうこの冒頭から5億点!「マジか。この曲から物語を始めるのか。マジか!」と、映画始まってすぐ「これは面白い映画に違いない」と容易に予想出来るのです。
そしてその後『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のタイトルが画面にバ〜ン!と出るまでの流れでこの映画に対する想いは「面白い映画以上に大好きに違いない」という確証に変わるのです。そう、この映画は全編に渡り70年代ミュージックがかけめぐるのですがその使われ方(演出)そして選曲がもう本当にたまらない!音楽が好きな40才以上の方は特に悶絶必須。(若い方でも耳馴染みのある曲がたくさんありまよ。)その上、このカセットテープ、亡くなってしまったピーターのお母さんが作ってくれた選曲集。そう、昭和生まれにとって大好きな音楽を1本のテープに納めることのその想い・・・わかりますよね。
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少年時代に母を亡くした上に宇宙船で誘拐された孤独なピーターにとってこのウォークマンから流れる音楽はかけがえのないものなのです。その音楽がちょっとダサかっちょ良くって本当しびれちゃいます。お母さんから貰ったテープを大切にし(このマザコン感も良し)、その音楽がいつも彼を鼓舞するアイテムになっている。ボンクラ過ぎる・・・
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 そしてそんなボンクラ・ピーターの元に集うこととなる4人。彼らが最終的には“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(宇宙の守護神)”になるのですが、こいつらがまた皆それぞれ何かを失くしていたり、もとから持ち得ていなかったりと決して守護神たる資質をもった奴らじゃないんです。でもそんなポッカリ感を抱える奴らだからこそ、何かを失くしているものたちだからこそ、本当の仲間になった時に互いに与え、与えられる。マーベルの他のヒーローたちはもとから超人的なパワーを持っていたりするのですが、この5人はむしろ不出来な奴ら。でもそんな奴らが手を繋ぐことで無敵になる。だから不出来でボンクラな私はもう共感しまくりです。特別な力なんかなくても、「これっ」というかけがえのない大好きなものがあれば、乗り越えられる!なんて素敵なメッセージ。
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(YESとNOの選択なら結果はさておきとりあえずYESを取ちゃおうぜ!的なやつら!)

加えてボンクラ・ピーターの愛嬌もさることながら、TVスポットでもお馴染みアライグマのロケットや「アイ・アム・グルート」しか言わない樹がまた最高!キャラ好きな方には特にロケットは気になる存在かもしれませんが、実は最終的にはグルートが好きになる人が大多数かと思われます。もうまさか樹に泣かされるとは思いませんでしたよ・・・。
宇宙の存亡をかけた戦いのハズなのに大事な時にユルいし、ハラハラして笑って、ハラハラして泣いて、笑って泣いて、泣いて笑ってで忙しいったらありゃしない。もうどんなに言葉で説明しても足りない・・・とにかく観て頂ければわかって頂けるかと。
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(ロケットの声は「世界にひとつのプレイブック」「ハングオーバー!」シリーズでお馴染のイケメン・クリス・クーパー。
ハンサムを封印し挑むロケットは毒舌で荒くれ者だけどモフモフして可愛い♪)

 普段はアメコミやヒーローものに興味がない方、「マーベルの作品を観たことないし」と言う方にこそ観てほしい作品です!(因みに新シリーズなので「アイアンマン」、「アベンジャーズ」などなど過去のマーベル作品を観てなくても全然大丈夫です。)
「スター・ウォーズ」、「インディ・ジョーンズ」、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に初めて出会った時のドキドキ感がこの映画にあります!大人だけでなく、お父さん、お母さん、是非お子さんに見せてあげて下さい!!

映画を観終わると、きっとまたあいつら5人に会いたくなる、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は9/13(土)からシネマイクスピアリにて公開中です。そして続編は2017年公開予定だ!

By.M 
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