『ホビット 竜に奪われた王国』

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 こんにちは女住人Mです。今回ご紹介するのは大人気シリーズ「ロード・オブ・ザ・リング」の60年前を描いた「ホビットの冒険」を原作とした「ホビット」3部作シリーズの2作目『ホビット 竜に奪われた王国』をご紹介します。
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 1作目の「ホビット 思いがけない冒険」は小さくて臆病者のホビット族のビルボ(マーティン・フリーマン)が13人のドワーフたちとガンダルフ(イアン・マッケラン)に誘われ旅をすることとなり、その途中ゴラムから不思議な力を持つ指輪を手に入れたりし、冒険をしながら仲間たちから信頼を得るようになるまでのお話でした。そもそもドワーフとビルボたちが旅に出た理由は一匹で一国を滅ぼす巨大で邪悪な竜(スマウグ)に奪われたドワーフの王国、故郷のエレボールを取り戻すため。

最初は冒険をする気もなかったホビット族のビルボが、旅を始めることで途中「やっぱ来るんじゃなかった。ホビット庄に帰りたいよ〜、さびしいよ〜。」とか思いながらも「それって僕には帰る場所(故郷)があるからそう思うけど、そうかドワーフの皆はその故郷を追われてしまったのか、帰る場所さえないのか。」と共感しドワーフたちを助け、彼らと友情を育む流れに胸熱となった前作でしたが、本作はその冒険が本格的になるところが肝!もともといろいろな種族が時に争いながら入り混じり暮らす中つ国なのでその道中は危険がいっぱい。簡単に言うと旅をしながらいろんなピンチに遭遇し、最終的に一番やっつけたい敵・スマウグに辿りつき・・・というところを本作は描きます。
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と言う訳でいろんなピンチがあるからジェットコースターに乗っているみたいに物語はテンポ良くポンポン進みます。道中の闇の森では巨大蜘蛛に遭遇し(3Dで観たらかなり迫力満点!)、その後で森を守るエルフ族に捕まり囚われて、そこからワイン樽を使って激流下りしながらの脱出は、特に本作でテンションがアガ↑るシーンです。前作は物語がドワーフたち自体にフォーカスが当てられていたので、このシリーズのライトファンの方々には「ちっちゃいおっちゃんたちの話で盛り上がられてもな〜」と思ったかもですが(本シリーズのファンの方すみません!)今回はその中でもむさいけどイケてる男、略して“むさメン”ドワーフ、王のトーリン(リチャード・アーミティッジ)が前回以上に大活躍。ドワーフの王子として生まれたにも関わらずスマウグに肉親も王としての地位も故郷も奪われた彼には悲哀と仲間をまとめる荒々しいまでの男気があります。

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加えて森で遭遇するエルフ族と言えば、「ロード・オブ・ザ・リング」にも登場したオーランド・ブルーム扮するレゴラスが本作で登場です。自慢の!?ロン毛ヘアーをサラサラさせながら「あの矢、なくならないのか?」と言うこちらの心配をよそにドワーフを追ってきた共通の敵・オークたちを弓矢でバッサ、バッサとやっつけていきます。その他にも今回ドワーフで一番若いトーリンの甥キーリ(エイダン・ターナー)がエルフ族のタウリエル(エバンジェリン・リリー)と種族を越えたムフフな感じになり、実はそのタウリエルに想いを寄せているレゴラスがムキ〜っとジェラシーを覚えると言う三角関係ありのLOVE展開も用意されていてたまりませんぜ。
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(原作にはない役、エルフ族のタウリエル(左)が登場することで物語がさらに面白くなった!)

 そして何よりもの見せ場は、邪悪な竜・スマウグとドワーフたちそしてビルボの対決シーン。むちゃくちゃでかいスマウグにちっちゃいおっちゃんたちが頭を使って闘いに挑む終盤は手に汗握っちゃいますよ!何せ終盤の主役はビルボやドワーフと言うよりもスマウグさんですからね。はい、ここ注目ですよ!なぜかって?それはこのスマウグさんの声はバッチさんことベネディクト・カンバーバッチさんが担当しているからなんです。バッチさんは子供の頃に同じく俳優でもあるお父さんに原作の「ホビットの冒険」を読み聞かせしてもらっていたので、(バッチさんのお父さんが声色を使ってスマウグを演じてくれたのが印象に残っていたから)スマウグをどうしてもやりたかったらしいんです。演じると言っても竜なので声とモーションキャプチャーを使って表情を演じるという感じなのですが・・そのスマウグ役を入魂で演じているバッチさんを想うと本作は一層味わい深いものとなります。(私のようなバッチさんファン限定の楽しみ方でどうもすみません!でもビルボを演じるマーティン・フリーマンはドラマ「SHERLOCK」でバッチさん演じるシャーロックの相方ワトソンを演じていますから、このキャスティングはもうドリームタッグな訳ですよ!)
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(「スマウグ役を得て、それを父に報告出来たことは俳優人生の中でも最高の出来事だった」とバッチさん。
バッチさんの声は魅力的ですからね、スマウグは悪いヤツなのに聴き惚れちゃいますね。)

 と言う訳で最後にすっかり話の盛り上がりが逸れましたが、冒険にほのかなLOVEにバッチさんと前作以上にてんこ盛り、本作を観たらすぐ最終章「ホビット ゆきて帰りし物語」が観たくなる『ホビット 竜に奪われた王国』は2/28(金)からの公開です!
本シリーズの監督であり、ご自身もホビットみたいなピーター・ジャクソン監督があるシーンでばっちり過ぎる程にカメオ出演をしていますのでそちらもお見逃しなく。
PS、
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入手困難なレアものですよ!!!
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By.M
C)2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.

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