『ワールド・ウォーZ』

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 あっと言う間に8月になってしまいました!皆さんは夏を楽しんでいますか?女住人Mです。
今回ご紹介する映画はキャンペーンでご家族揃って来日していたブラッド・ピット主演8/10(土)公開の『ワールド・ウォーZ』です。
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 物語は平穏な日常が一変、謎のウィルスが世界中で蔓延し、人間が暴動化する現象が起きた地球が舞台です。元国連捜査官として世界各国を飛び回っていたジェリー(ブラッド・ピット)はその経験値を買われ「事態を収束させよ」と任務が下ります。大切な家族の元にいたいと言う思いと世界を救わねば、と言う使命の狭間にジェリーは立たさますが感染の速度は加速する一方、人類に残された時間は僅か・・・果たしてジェリーは家族を、地球を救えるのか・・・「助けてブラピ!」なお話です。
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 主演のブラッド・ピット(以下ブラピ)は本作で製作を兼ねていますが、映画自体ブラピの(ピロダクション)会社PLAN Bエンターテインメントが製作。実はブラピは俳優だけでなく、プロデューサーとしてかなりの才能を持っていて、これまでPLAN Bで製作された映画はみんな大好き「キック・アス」を筆頭に「食べて、祈って、恋をして」、「ツリー・オブ・ライフ」と様々なジャンルに渡ります。と、ただ出演をしている訳ではないのでブラピさんも本作に関しては普段以上に気合いが入る、と言う訳なのです。
そして、本作は感染による終末後の世界を描いた小説「ワールド・ウォー・ゼット」が原作なのですが、実はこれ、カオスとなった世界を人々がどうやって生き残ったか、そのサバイバル術を語る記録本という体裁なので、物語ではないんです。そんな本をよくこんなドラマ性のある映画にする構想を思いついたなぁ〜と。ブラピ凄いです。しかも本作は世界中で大ヒット中で、恐ろしく予算オーバーだった190億円と言う製作費も既に回収出来ていて「よっ!ブラピ、商売上手!」とかけ声をかけたくなります。

 さて、本作は謎のウィルスによって人間が暴徒化し“Z”になるのですがこれがまた凄くてですね。感染すると12秒以内に“Z”になるんですが、さっきまで生きていた訳ですからむっちゃ生命力逞しい?生き生きした感じで、うぉりゃ〜っと人間に次々に襲いかかるんです。感染の速度は速いわ、そのせいですぐ大量発生するわ、こいつら走るのも速いわで「志村、うしろ〜」といった悠長なもんじゃありません。とにかくあいつらはいろいろ速くて怖いんです!言ってしまえばパニック映画の様相が繰り広げられます。
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そして本作はそんなパニック映画と思わせておきながら、実は非常に興味深いメタファーが映画のあちこちにちりばめられています。それが良く表れているのがイスラエルのシーンです。そこはパレスチナ人を追いやるために分離壁があったおかげで世界中で唯一、“Z”の襲来をなんとかくい留めている場所として登場しますがあるきっかけで“Z”が集団になって壁を越えようとするんです。つまり“Z”たちは現実における、パレスチナ人そのものを表現していると言う・・。深い!

加えて、本作は家族を、地球を救うために果敢に闘うブラピさんが何ともかっちょいいんです。プライベートでも子だくさんのお父さんなだけあって、お父さん役はしっくりきますし、若い頃から汚い格好やアクが強い役をやりたがりなブラピさんがイケメン★パパさんを演じているので“ブラピがかっちょいい映画”、“そんなかっちょいいブラピが私たちを守ってくれる映画”としても成立しており堪能頂けます!
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昔から、世界が滅亡してしまう系の映画を私は見過ぎているので、実際にそうなった時にその知識を活かしてどうにかすれば生き残れるのでは・・・と思い始めてきましたが、やっぱりかっちょいいヒーローに救われたいですね♪

By.M
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