『スター・トレック イントゥ・ダークネス』みたび・・

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 皆さんこんにちは。当館が<『スター・トレック イントゥ・ダークネス』愛に溢れている!>とネットでファンの方にお褒めを頂き、調子に乗っている女住人Mです。前回、私の溢れる“スタトレ”愛(“バッチさん”愛じゃないか?と言うご指摘はさて置き)を紹介させて頂きましたが、今回は別目線で『スター・トレック イントゥ・ダークネス』について紹介させて頂きます。ウラブログには3度目の登場、舞浜最強の映画ヲタでありながら経理もこなす、男住人Mさんです!

◆男住人M 登場◆
 どーも。最近よくこの島に上陸する男住人Mです。前回の女住人Mさんのカンバーバッチ愛に溢れまくったブログに続き、今回も「スタートレック イントゥ・ダークネス」です。「またかよ!」って思った皆さん、僕は昔からのトレッキー目線で語りたいと思いますので良ければ付いてきて下さい(笑)。
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 僕が「スタートレック」を知ったのは小学生の頃(歳がバレる・・・)。友達と二人で映画館に劇場版4作目「スタートレック4 故郷への長い道」を観に行ったのがきっかけ。正直言うと、「スタートレック」目当てではなく同時上映だったエディ・マーフィー主演の「ゴールデン・チャイルド」という映画を観に行った「ついで」という感じでした。小学生ながらに映画好きだった僕は『スポック』とか『エンタープライズ』という名前は知っていましたが、作品を観るのは初めてでした。『スター』が付くのだから当然『宇宙空間でドンパチ』『敵と光線剣でチャンバラ』『猛スピードで飛ぶ戦闘機』なんかを想像していたら、主人公達が乗るのは敵のボロ船(エンタープライズ出てこない)、お話のメインは1986年のサンフランシスコ、敵(と言っていいのか微妙ですが)は23世紀の地球環境を調査に来た巨大な探査船・・・。

一応タイムトラベルというSF要素はありますが、それ以外は動物絶滅問題とか文化の違いとか、全然敵の宇宙人とドンパチしない!(笑)でも、何だか、とっても面白かった。そこからこの作品の雰囲気にハマってしまい、続く5作目・6作目も続けて劇場に通いました。それから何年か経ち、大学生になった頃「新スタートレック(TNG)」(初期TVシリーズ終了後、約20年経ってから放送が始まったTVシリーズ)に完全にハマり、これでめでたくトレッキーの仲間入り。当然その後も未見だった劇場版を観たり、新作映画があれば必ず劇場に足を運ぶという活動を続けてきました。

 しかし残念ながら本国・アメリカに比べ日本での「スタートレック」シリーズの人気はイマイチ。「え?スターウォーズじゃないの?」みたいな冷たい反応をされる度、悲しい気持ちになっていました。きっと日本中のトレッキー達も同じような気持ちを抱いていたはずです。そんなトレッキー達が待ち望んでいた新劇場版「スタートレック」。
新しい話ではなく、いわゆる「TOS」と呼ばれるオリジナルシリーズのリメイクということで往年のトレッキー達は不安に震え上がったはずです。かく言う僕も正直不安でした。あの何とも言えない独特の雰囲気、SFをベースにしながらも現代の社会問題を巧みに織り込んだ内容、そういったものが失われるんじゃないか、ただただ派手なCGを使い単なるSF映画に成り下がってしまうんじゃないかと・・・。

しかしそんな不安をJ.J.エイブラムスは払拭してくれました!!カーク達の若き姿という「TOS」では描かれなかった話を、イメージピッタリのキャストで映像化し、 「スタートレック」を見事に復活させたのです。前作を観終わった後すぐに「続編が観たい!」と思ったトレッキーも多かったと思いますが、4年の歳月を経て待望の新作「スタートレック イントゥ・ダークネス」の登場です。前作のキャストが勢揃いし、新たな冒険を繰り広げます。もう冒頭から「スタートレック節(笑)」全開です。惑星の危機、言うこと聞かないカーク、冷静かつ合理的なスポック、ぼやくマッコイ、振り回されるスコッティ、そして大迫力で海の中から姿を現すエンタープライズ。このタイトルが出る前の部分だけで1本映画を観たような満足感!
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 カークの挫折から成長までの過程を中心に、各キャラクターもそれぞれに魅力十分で描かれています。カークを始めとしてレギュラー陣全員決して完璧ではない、とっても人間くさい奴らばかりでそこが「スタートレック」の大きな魅力でもあると思います。
 シリーズ初登場のカンバーバッチも、(女住人Mさんがこれでもか!と書いてるので詳しくは書きませんが)レギュラー陣に負けず劣らず存在感たっぷり。この人が出てるだけで、作品の『品』が一段階上がったように感じます。単なる悪役ではない複雑なキャラクターであり、是非とも今後も登場して欲しい人物であります。
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(カンバーバッチ、ぐっじょっぶ!!)

 様々な要素を含んだ物語、最新のVFXを使った映像、未来的でありながらどこかレトロな感じもするセットや衣装、そこに人間味溢れる登場人物が絡んでくる。そんなオリジナルから変わらず受け継がれている「スタートレック」の「スタートレック」たる血脈が、2013年の今作にも確実に流れています。是非ともこの先何十年と同じキャストでシリーズを作り続けていって欲しい、そんなことも感じさせてくれます。現に「TOS」のメンバーは20年以上も同じキャラクターを演じ続けました。劇場版6作目ともなると、みんなすっかり「おじいさん」「おばあさん」(失礼!)なんですが、それでも各キャラクターの人生をずーっと追いかけているようで、何だか幸せな気分なのです(某北国が舞台のドラマと同じような感じですね)。

 シリーズものは途中から入りにくいと思われがちですが、「スタートレック」については全然大丈夫。どこから観ても「スタートレック」は「スタートレック」ですから。僕もオリジナルのTV放映時には産まれていませんでしたし、女住人Mさんに至ってはJJ版「スタートレック」からの参加ですよ。今作を観て少しでも「スタートレック」に興味を持った方は、どこからでもいいのでこれまでの作品にも触れて欲しいと思います。そしてもっともっと日本中にトレッキーが増えますように(トレッキーの切なる願い)。
とにかく一言では語り尽くせない魅力に溢れた「スタートレック」。その最新作「スタートレック イントゥ・ダークネス」は、あなたがトレッキーになる第一歩となるでしょう。最後にシリーズを象徴する言葉を。
 『宇宙。それは最後のフロンティア。』
さあ皆さんも「スタートレック」という未知の宇宙に勇気を出して飛び出していきましょう!
◆男住人M 退場◆

 男住人Mさんありがとうございました。男住人Mさんの“スタトレ”愛を感じ、思わず目頭が熱くなっちゃいました!このように古参トレッキーも大絶賛!!『スター・トレック イントゥ・ダークネス』は8/23(金)から2D&3Dで公開です。またまた長文になりましたが、最後まで読んでくださった方の長寿と繁栄を!
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(来日イベントではJ.J.監督、スポック役のザカリー・クイント、キャロル役のアリス・イヴ、製作のブライアン・バークが
宇宙飛行士の毛利衛さんとも対面したよ!)

By.M
(C)2013 PARAMOUNT PICTURES.ALL RIGHTS RESERVED.

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