『悪の教典』 (ブログ前編)

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 皆さんこんにちは、女住人Mです。
突然ですが、2012年只今のところ、日本で最もヒットしている映画は「BRAVE HEARTS海猿」です。主演の仙崎を演じる伊藤英明さんにとって代表作と言える作品で、彼自身の精悍なイメージと合間って「海猿」シリーズは大人気なのだと思いますが、そんな彼がスクリーンで仙崎を演じていた数か月後にまさかこんな役を演じるとは!もうそれだけでもショッキングです。今回ご紹介するのは“このミステリーがすごい!”などで1位を獲得するなど日本中を震撼させたサイコミステリー小説の映画化、11/10(土)公開の『悪の教典』です。

 伊藤英明さん扮する高校の英語教師、蓮実聖司は生徒から“ハスミン”と呼ばれ人気者。校内における人望も厚く教師の鑑(かがみ)とも言える存在なのですが、実はそれは表向きだけの仮面に過ぎなかったのです。蓮実はなんと生まれながらに他人への共感能力のないサイコパス(反社会性人格障害)、自分の目的を達成するには手段を選ばない男だったんです!そして蓮実の目下の目的は「自分の受け持つ2年4組を問題が一切ない完璧なクラスにすること」。しかし蓮実の中で計画がうまく進んでいると思っていた矢先に、想定外の事態が発生し、自らの失敗が露呈されます。それは文化祭の準備で生徒たちが1晩だけ学校に泊まることを許された夜・・・。蓮実は計画を変更し、生徒たち全員を惨殺し始めます。

 この衝撃の小説を映像化したのは今の日本映画界でバイオレンス映画と言えば北野武監督かこの人か、最強で最恐で最狂の三池崇史監督。期待を裏切らないR15+のバイオレンスシーンは蓮実自身が抱く心の闇を見事に表現。そして前述した通り、ハスミンを演じたのが伊藤英明さんと言うのが肝ですね!つい数か月前まで自分の命を投げうってでも人命救助をしていたあの仙崎を演じていた伊藤英明がですよ、180度方向転換しての、自分のためなら誰でも殺す英語教師ですからね。良い悪いは置いておいて、ギャップと言うのは人を魅力的にするスパイスですね。

おまけに普段は人気者のハスミンはスキンシップも忘れません。少女漫画にありがちなシチュエーション、女の子の頭をグシャグシャと撫でたりして女子高校生たちはキュンキュンですよ。そんなハスミンがふとした瞬間に男を見せたりしますからね。本当の姿は悪魔なのに、あの映画を見て「ハスミンかっこいい!」とか言っちゃう伊藤英明ファンは続出じゃないでしょうか?同僚の伊藤英明好きのSは「今回、英明のまっぱのトレーニングシーンとかあるんですよね。楽しみ〜」とか言ってましたしね。伊藤英明ファンにはたまらない1本であるとも言えます。

 次回は伊藤英明さんに並々ならぬ熱い思いを持つ、コジレ島にまもなくやってくるかもしれない女住人Sが『悪の教典』(ブログ後編)として初登場し、私では語りきれない想いをこのブログにぶつけてくれますので、来週もこのコラムをお楽しみに!

By.M
(C)2012「悪の教典」製作委員会

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