『マイウェイ 12.000キロの真実』

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朝の連ドラ「カーネーション」を見て、毎度のように号泣している女住人Mです。

さて、去年シネマイクスピアリで上映した作品の中でのMyベストは韓国映画「アジョシ」でした。韓国映画は国が映画事業をサポートしていることもあってか、クオリティの高い作品のレベルはハンパナイ!
今回はそんな韓国映画のやる気がヒシヒシと伝わる『マイウェイ 12.000キロの真実』をご紹介します。

時代は1928年、日本占領下の朝鮮。
辰雄(オダギリジョー)とその家で働くジュンシク(チャン・ドンゴン)は境遇が違えどマラソンのオリンピック選手になる夢を持って共に育ちます。しかし、オリンピック選考会におけるある事件をきっかけに、ジュンシクは日本軍に強制徴用され、やがて日本軍の上官と部下という立場で辰雄と運命の再会を果たします。しかしそこから始まる二人の人生は中国、ソビエト、ノルマンディーへと続く苛酷で数奇な運命を辿っていくのです。本作は戦争によって夢、希望を失った若者がどんな状況でも生き抜くことで、それらを取り戻す物語です。

本作のやる気はまず、韓国史上最高額となる25億円もかけられた製作費に表れています。その多くは臨場感溢れる戦場シーンに費やされました。「プライベート・ライアン」や「レッド・クリフ」を手掛けたスタッフたちが集められ、まさに戦場が目の前に広がります。「こんなの日本じゃ作れないよ・・・」と韓国映画の本気姿勢を見せつけられ、その志にジェラシーさえ覚えます。でも今回、それに感服するだけでなく「日本もやるやんけ」と思わされるのは、オダギリジョー(以下、オダジョー)演じる辰雄の存在感です。
オリンピック選手になる夢も、ジュンシクとの友情も全て捨てて、冷徹な軍人と変貌してしまう辰雄。まさに悪者を演じるオダジョーの存在感は物語の進行と共に増していきます。その後ソ連の捕虜となり、ソ連軍としてドイツと戦い、ドイツへ亡命し、再びジュンシクと出会い、束の間平穏な気持ちを取り戻す、その一連の感情の変化、人格の変貌を見事に演じています。オダジョーはもともと演技がうまい役者さんだと思いますが、本作ではまた一段と素晴らしい!!

そして、辰雄とジュンシクが境遇は違っても同じ夢を見たように、オダジョーとチャン・ドンゴンも国籍は違っても良い作品を作ろうと言う思いを1つにして過酷な撮影に挑んだんだろうな、と言うのがビシビシ伝わり、より二人の役柄に厚みを感じることが出来ました。
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(絵になる二人でおます)
物語の中にアンタッチャブルな要素を含みながらも、とても誠実な思いが伝わる『マイウェイ 12.000キロの真実』は1/14(土)からの公開です!

By.M
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