話題の新作映画: 2016年11月アーカイブ

 皆さんこんにちは、女住人Mです。今回は11/19(土)公開『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』をご紹介いたします。

 小説というのはそれを書いた小説家だけに注目が集まりがちですが、彼らの才能があればそれだけで良い訳ではなく、その著作物が広く、多くの読者に読んでもらえるよう助言し編集し、時に作家を陰ながら支える"編集者"の存在も重要です。そして本作の主人公マックスウェル・パーキンズはまさにアメリカ文学史になくてはならない存在だったと言われています。
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 舞台は1920年代のニューヨーク。第一次世界大戦が終わり、野球、映画、ジャズといった大衆文化が広まり<ジャズ・エイジ>と呼ばれたこの時代。そこで活躍したのが「グレート・ギャツビー」のF・スコット・フィッツジェラルド、「老人と海」のヘミング・ウェイといった作家たちでした。そして彼らは共通するある伝説的な編集者によって才能を見い出され、世に出ています。それがコリン・ファース演じる編集者マックスウェル・パーキンズ。本作は彼が"天才"と惚れこんで支えた若手作家トマス・ウルフ(ジュード・ロウ)との交流に焦点を当てて描いた物語です。
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 トマス・ウルフはパーキンズと出会い、彼の元で手掛けた処女作「天使よ故郷を見よ」が評価され、一躍ベストセラー作家になっています。とは言え、ウルフの著作は日本では絶版になっていて、中古本もかなりの高値。そのため、フィッツジェラルドほかパーキンズがこの時代に世に送り出した作家たちと比べると知名度は低いというとても残念な状況があります。でも映画の冒頭、パーキンズの元に持ち込まれたウルフの分厚い手書き原稿を彼が一度読み始めるや否や、時間も忘れ没頭し、ついに読了した時のその表情たるや。二人が出会ってこれからどんな化学反応が起きていくのか、1つの才能という名の原石を見付けたパーキンズの高揚がこちらにも伝わり、その予感だけでゾクゾクします。

ウルフ自身、実際は2mもの長身の大男でその体格が表わすようにとても熱量の高い作家だったそう。本作の中でも内面から溢れるものをとにかくペンを通してぶつけないと気が済まないウルフの様が描かれていて、そんな彼が思いのまま感情をぶつけ過ぎて、若干収拾がつかなくなっている原稿をパーキンズが大胆にカットしたり、うまくまとめることでより洗練されたフレーズに変えていくシーンはパーキンズがまるで原稿に魔法をかけているかのよう。小説を書くことは単にウルフの個人的な作業なだけでなく、パーキンズという編集者との共同作業であったことも伝わり、パーキンズなしではウルフは存在しなかったかも、とさえ思わされます。
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(「本来は大男のウルフをパーキンズ演じるコリン・ファースと背格好が似たジュードが演じているが、これにより二人の関係性が対等であるようにもとれ、そう考えるとこのキャスティングはあり。」と論したのは本作の字幕協力者でありアメリカ文学研究者の柴田元幸さん。納得!)

パーキンズ自身は決して表舞台には出ないけれど、ウルフが小説にかける想いやパッションを一番良い形で世に出そう、という信念の元に行動する様は如何に彼がウルフの才能を信じ、ひいては文学そのものに惹かれ、どれだけ人生を捧げていたかも伝わります。それ故、時にパーキンズは自分のプライベートはないがしろになり、家族よりウルフの小説を第一優先にしてしまうことも・・・。編集者としては作家の気持ちを汲み、正しい判断が出来たパーキンズもこと家庭のことになると、全くもって省みることができなかった、というのは何とも切なくもあるのでした。
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 さて本作では文学に、信じた才能に全てを捧げたクールで知的なパーキンズ、方や才能を豪快にぶつけるウルフと対照的な人物が登場しますが、それぞれをコリン・ファースとジュード・ロウが演じたことでより魅力的な作品となりました。パーキンズのトレードマークと言われたソフト帽、仕立ての良いスーツとロングコートを纏うコリン・ファースはスクリーンで佇んでいるだけでうっとりですし、ヤンチャだけどどこか繊細で矛盾さをはらんだウルフをジュード・ロウが演じ、あの笑顔を振りまかれた日にゃ、なんか色々許しちゃいますよね。

 この映画を観終わると原題が「GENIUS」(天才と共に守り神の意味を持つ)というのもとても府に落ちる1本ですし、これまでとちょっと違った気持で本と向き合えるようになるかもしれません。本好きな方、そしてスーツ紳士好きな方に特にオススメです♪

By.M
(C)GENIUS FILM PRODUCTIONS LIMITTED2015. ALL RIGHT RESERVED.

『この世界の片隅に』

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 皆さんこんにちは、女住人Mです。今年は「君の名は。」の大ヒットでアニメ映画がいつになく注目されている年ですが、今回ご紹介する作品も今年を代表する1本と言って過言ではないと思います。
今年のベストとオススメされている方多数な11/12(土)公開『この世界の片隅に』です。
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 時代は日本が戦時中の頃。広島から軍港の街・呉にお嫁にやって来た18歳のすずさん(声:のん)がこの物語の主人公。見知らぬ地、見知らぬ人との生活、そして戦争がどんどん日常に入りこんでくる中でひたむきに生きるすずさんの日々を描きます。

 本作の監督・片淵須直さんの前作「マイマイ新子と千年の魔法」は口コミで評判が広がり、熱いファンの人気を獲得。本作も製作決定前にクラウドファンディングで支援者を募り、目標の2000万円を遥かに上回る4000万円近くの支援金が集まり、「この映画が観たい!」という観客の声が形となった1本。という訳で映画が完成する前から多くの方に愛されて誕生した、という一般的な映画とはちょっと違うところから出発しています。

 そしてそんな評判を受け、私も期待を胸に映画を観ましたがもう涙、涙でした。映画の冒頭は子供だったすずちゃんがどんどん成長していく過程がテンポ良く、ポンポンと進んで行きます。その日常風景は、戦争こそ知らないけれど昭和生まれ、田舎育ちな私にとっては懐かしい風景ばかり。寒い日に冷たい手を妹のほっぺにくっつけて「ひや~」と言いながら走ったり、好きなことに夢中になることで自分の居場所を見つけるすずちゃんはどこか「自分もそんな子供だったな~」なんて思い出されます。のんびりでおっちょこちょいで、失敗もしちゃうけれど「あちゃ~」と困った顔になるすずちゃんを見ていると何だかほんわかした気分にもなれちゃう。
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お年頃になってもどこか幼さが抜けきらないすずちゃんが見初められ、結婚するために初めての環境で生活を始める。奥さんになっても相変わらず失敗を重ね「あちゃ~」顔になったり、だれにも言えない悩みを抱えながらもいつもニコニコ笑顔は絶やさず、当たり前の日々を彼女なりに精一杯生きている。でもそんなすずちゃんの生活にも戦争がジワジワと近付き、もともと充分でなかったものがどんどん手に入りにくくなったり、生活が規制されることが増えていく。そんな中でも持ち前の想像力だったり、生活の知恵で「なるようになるさ~」と日々を過ごす。"戦争"の姿がこんな風に描かれた作品をこれまで観たことがなかったので、ちょっと驚いたぐらいです。
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でもそうやって人が逞しく生きていてもあっけなく、一瞬のうちに大切なものを奪うのが戦争であることも同時に描かれる。その時、現実に引き戻されるのです。「そうだ、それが戦争なんだ」と。誰も望んでいなかったのに、何か悪いことをした訳でもないのに、気付けば世の中は戦争をしていて、人は傷つき、大切なものが無条件に乱暴に損なわれる。

それまでどんな時も持ち前の朗らかさで「あちゃ~」と笑顔を絶やさなかったすずちゃんさえ、悔しさに涙する。そしてここで描かれてきたことは決して戦時中のことと区別されるものではなく、現代が何だか妙な方向に向かっている気配を少なからず察している私たちはすずちゃんの生活も今もそう変わらない、むしろ地続きで繋がっていることに気付くと思うのです。
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毎日の当たり前を当たり前のように生きたい、それを幸せと感じたい、そう願っているのはあの当時の人も今の私たちも同じなハズです。だからすずちゃんの想いが今の自分にも刺さって、刺さって涙が止まらないのです。"戦争"を描いた映画だったのに、その悲しさ、やるせなさよりも私に一番残ったのは、今の暮らしが愛おしい時間の積み重ねで、当たり前に目の前にある暮らしをすずちゃんのように大切に生きたい、そんな願いだったのです。

 そして、今年No.1と本作を評価する皆さんのオススメ・ポイントは何と言ってもすずちゃんの声を担当した能年玲奈さん改め、のんさんの女優としての才能です。
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彼女がこの映画により輝きを与えたことは映画を観れば誰もが知ることになるでしょう。彼女の代表作はこれまであまちゃんだったかもしれませんが、それ以上にすずさんの声を演じたのんさん、という紹介が今後、ぴったりになっていくと思います。こんな素敵な作品にそう出会えることはありません。是非スクリーンでご堪能下さい!

©こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
By.M

『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』

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 皆さんこんにちは、女住人Mです。今回ご紹介する作品はスーパースター・トム様最新作11/11(金)公開『ジャック・リーチャーNEVER GO BACK』です。

 元は陸軍エリート指揮官、今は流浪の旅を続け、法では裁けない悪を自ら制裁する"アウトロー"、それがジャック・リーチャー(トム・クルーズ)です。今回は不当なスパイ容疑をかけられた元同僚スーザン・ターナー少佐(コビー・スマルダーズ)の無実を証明し、真犯人を暴くために立ち上がります。
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原作はベストセラー小説"ジャック・リーチャー"シリーズの第18作「NEVER GO BACK」。トム様と言えば「ミッション:インポッシブル」シリーズのイーサン・ハントですが、トム様が愛してやまないもう一人のキャラクターがこのジャック・リーチャー。前作は2013年公開の「アウトロー」です。IT系の頭脳戦やハイテクガジェットを使ったアクションでお馴染の「ミッション~」シリーズのイメージとは異なり、本シリーズはどこかクラシカル。

アクションも素手VS素手で繰り広げられるガチバトルがメインでハードボイルド臭さえ漂います。CG技術が進化する昨今、「アウトロー」以降ガチンコアクションがトム様映画の新しい魅力になった気がします。

そんなトム様のガチが本作でも随所で輝いていますが、今回はスパイ容疑をかけられた女性軍人ターナーと行動を共にする所も見どころ。女性ながらも軍人なのでトム様にも負けない武闘派、男女で行動していても、孤高のジャックとターナーは友人同士で甘い関係に発展することはなく、あくまでも硬派な二人がまた良いんです。
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 そんな中、ひょんなことからリーチャーに15歳になる娘がいた?という展開になり、敵が娘・サマンサ(ダニカ・ヤロシュ)を彼の唯一の弱点と踏み、彼女に危険が迫ることに・・・リーチャーと言えど、娘がいたとなると少々困惑。しかも孤高のリーチャーとティーンエイジャーのサマンサ、話がかみ合う訳はなく、これまでにないトホホなトム様が見られるのもポイントなのです。

といった感じでアクションだけでなく、前作にはなかったリーチャーの人間味がより際立つ本作ですが、15歳相手に四苦八苦、でも命がけでサマンサを助けようと頑張るリーチャーを見るにつけジャック・リーチャーがトム様そのものにしか見えなくなり、なんだか胸がいっぱいになってしまう私。

 だってトム様もスーパースター故に孤独と戦うアウトロー。そしてプライベートでは愛娘スリちゃんがいるけど、いろいろな事情で3年とか会えていないというゴシップ情報が・・・。これまでずっと一人ぼっちにしていた娘かもしれないサマンサを自分の命をかけて守り抜こうとするリーチャーの姿に、この映画はトム様からスリちゃんへのラブレターなんじゃないか、と思えてもうなんか胸いっぱい。

映画の中でもサマンサに「一人でさびしくない?」と問われるシーンや本作のエンディング、諸々考えるにつけトム様が本作を通してスリちゃんに「いつでもパパは君を思っている」とメッセージを送っている、そんなうがった見方をしてしまうのは考え過ぎでしょうか??
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 トム様はいつも観客を楽しませること第一で映画を作ってくれます。そうすることでの一番の犠牲はトム様のプライベートだと思います。そんな中でこの映画を観た時、純粋に「今回も面白かったよ、トム様!」という思いと共にトム様の幸せも心から願わずにはいられないのでした。え?大きなお世話?笑

☆おまけ☆
トム様が「ラストサムライ」以来のタッグとなった本作の監督エドワード・ズウィック氏と共に来日!記者会見の模様をお届します。
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 日本の「用心棒」然り、アメリカの「シェーン」、「ダーティ・ハリー」のように一匹狼なリーチャーのキャラクターが大好きと語るトム様。ズウィック監督も「"アウトロー"は日本語で置き換えると"浪人"と言えるんじゃないかな。「ラストサムライ」と何か繋がりを感じるんだ。組織の中心にいながらそこを離れ自分の道徳観を持って行動する、そういう意味で二つの作品は共通するね」とコメント。
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「世界中いろんな所にいって、今でも必ず「ラストサムライ」のものにサインを求められるんだ。文化を伝える素晴らしい道具が映画だと思っているから、とても誇らしいよ。」と二人にとって「ラストサムライ」がどれだけ特別な仕事だったかを改めて語るシーンも。
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そして今回は「ラストサムライ」で共演した池松壮亮さんがサプライズゲストでご登壇。当時12歳だった池松さんは撮影時のことをあまり覚えていないとコメントし、トム様も監督も大爆笑していましたが、一気に和やかなムードに。
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「お二人に出会わなければ東京にも出てこなかったし、俳優をやるなんて考えてもいなかった。あの出会いが人生を変えました。」と語る池松さんを温かい眼差しで見守るトム様とズウィック監督。いつかまた共演なんてことがあれば素敵ですね。
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(C)2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

 皆さん、こんにちは。生まれ変わったらニューヨーカーかパリジェンヌになりたい女住人Mです。今回はアムール(愛)の国おフランスが誇るラブストーリーの不朽の名作11/5(土)公開『男と女<製作50周年記念 デジタル・リマスター版』をご紹介いたします。
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 ♪ダバダバダ、ダバダバダ~♪のメロディでもお馴染みの『男と女』。パリで暮らすアンヌ(アヌーク・エーメ)とカーレーサーのジャン(ジャン=ルイ・トランティニャン)はドービルにある同じ寄宿舎に娘と息子をそれぞれ預けていたことから知り合います。互いに伴侶とは死別していて、辛い過去を忘れられない二人だったのですが、新しい出会いが彼らを変えていきます・・・・。
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最初の公開は1966年ですが、50年の時を経て、デジタル・リマスター版での上映となりました。私の『男と女』との出会いは20代前半、DVDでの鑑賞。丁度、ゴダールやトリュフォーといったフランス映画のリバイバル上映やソフト化が盛んだった時期。吹き荒れるおフランス映画Myブームの1つとして出会いました。耳に残る♪ダバダバダ~♪の音楽、カラーとモノクロのシーンが混在しつつ展開する物語、アンニュイな空気、全てが「大人だわ。大人の恋愛って感じ!」と雰囲気優先でその世界観に浸りうっとりしていたものでした。アヌーク・エーメはとにかく美人だし、ヘアスタイル、服装、どれを取ってもさりげなく、でもパーフェクト。あ~大人って素敵♪と。
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 そして初見から20年ぐらいが経ち(ひぃぃ~)デジタル・リマスターされ、初めてスクリーンで観られるということで、自分自身がどういう感想を持つのかな、と楽しみではあったのですが、一番に思ったのは「若い!二人とも若い!」ということ。それは年上の大人の物語だと思っていた本作を自分も年を重ね年齢だけは追いついた、追い越したということではなく、相変わらずうっとりする"大人な映画"としての輝きはありつつ、この二人の愛に対する行動が「なんて若いんだ!」ということだったのです。この映画の結末、二人の行動は大人でありながらもそこにパッションみなぎる若さがないと到底出来ないと私なんかは思うのです。やっぱりアムールの国の方だからなのか?同じ映画を観ても、時が流れるとこんなに取り方が変わったり、新たな発見があったりするので「映画って本当素敵!」と思ったり。
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しかも、今回のデジタル・リマスターされ具合がまた素晴らしいんです。本作、夜のシーンも多く、ソフト鑑賞ではわからなかった主人公たちの表情や風景も鮮明で「え!こんなだったの?」と驚くばかり。二人のラブシーンもとても美しくリマスターされているので、アヌーク・エーメの美しさが増し増し!もう本当、うっとりなんです。
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 加えて、今回は本編前に本作の監督:クロード・ルルーシュが1976年に撮った幻の短編『ランデヴー』が上映されますが、これがまた驚きの1本。フェラーリが夜明けのパリ(しかも凱旋門→コンコルド広場→オペラ座ほか)をアクセル全開で駆け抜ける8分48秒ワンテイクの映像、スクリーンで体感したら、ドたまげです!!
どうやって撮影したのか想像するだけで震えますし、車好き、パリ好きな方には本当にたまらない1本です。

 名作は時を経ても輝きが増す。そんなことを心から実感したのでした。『男と女』を観たことがなかった方も、昔、映画館でソフトで体験した方も是非、スクリーンでお楽しみ下さい♪

★~「男と女」の製作50周年を記念する関連イベントの発表会見の模様もお届けします~★
 この日は『男と女』製作50周年プロジェクトのオフィシャルサポートソング「男と女」のカバーを唄う、野宮真貴さんがご登壇、歌も披露してくださいました。
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(アヌーク・エーメを意識したというスタイリングがまた素敵!)

続いて、オフィシャル・サポーターの夏木マリさんもご登壇。「アヌーク・エーメは目指すところですよね。フランスは年を重ねれば重ねるほどブラボーと言われるのが羨ましいわ」と語ってましたが、お二人ともブラボーと言いたくなるオーラに溢れてる!
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野宮さんは本作について「若い時に観てもオススメですが、年を重ねて観直してみるとその切なさが痛いほどわかる映画です。」とコメント。
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(中央はフランス大使館文化参事官でフランス文化センター「アンスティチュ・フランセ日本」代表のピエール・コリオ氏)

 登壇されたティエリー・ダナ駐在フランス大使も「日本の方はフランス映画を愛してくださる。特に本作は特別な地位を占めていると思います。それはこの映画が単なる恋愛を描いた映画に終わっていないからです。これは愛を語る映画です。」とコメントされていました。

By.M
(c)1966 Les Films 13

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