『ズートピア』

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 皆さんこんにちは女住人Mです。世界中で大ヒット中のディズニー映画の新作がついに日本でも公開になりました!
今回ご紹介する映画は4/23(土)公開の『ズートピア』です。
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 舞台は動物が人間のように暮らす大都会、ズートピア。うさぎ初の新米警官ジュディは立派な警官になるため奮闘中。でも周りから一人前の警官として接してもらえず落ち込んでしまいます。そんなジュディがひょんなことからズートピアで起きている行方不明事件を捜査することに!しかも彼女を助けるのは街の全てを知りつくすキツネの詐欺師ニック。ズートピアで密かにうごめく陰謀を二人は暴くことは出来るのでしょうか?
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 本作は全米オープニング興行成績で「アナ雪」、「ベイマックス」の記録を越え週末No.1のスタートを切り、3週連続首位を獲得、現在も大ヒット中。そして日本より一足早く公開した世界各国の大ヒットを裏付けるかのごとく、その内容も素晴らしい!の一言です。

先ずはうさぎのジュディ、キツネのニックを始めズートピアの住人たちのキャラクターデザインがとっても可愛い!映画を観る前からそのルックスに心奪われている方も多いと思います。が、ただ可愛いだけでなく、動物行動学の観点から動物らしさの描写もキャラクターに活かされていて、動物たちはそれぞれの特性を象徴したような性格にもなっています。そういう細やかな人物(動物?)設定があるため、よりキャラがリアルだったり、魅力的にもなっているんですよね。だからとっても感情移入しちゃう。さすがディズニー!
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 そんな丹念なリサーチの元描かれた本作は物語を通して動物たちの本来の姿までも垣間見られるのですが、でもふと"ズートピア"に住んでいる様々な動物たちの日常は人間世界のメタファーなんだと気付かされます。ジュディは小さい頃から警官になりたいという夢を持っていますが、ジュディの住む世界ではうさぎはニンジン農家になるのが当たり前。それでも夢を捨てずに警官になるのですが、警官は屈強な大きな動物がなるものだし、ジュディは女の子なのでその志と裏腹にやりたい仕事には就けません。「誰もが何にでもなれる」と謳っている"ズートピア"でさえ、結局は偏見があって、現実は思うようにいきません。それって我々の社会、そのまんまですよね。
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 しかも、ジュディも散々偏見の目にさらされ、その痛みを知っていたにも関わらず、無意識に発した言葉で良き相棒となっていたニックを傷つけることにもなります。そんなつもりじゃなかったかもしれませんが無意識に発してしまったからこそ余計に人を傷つける言葉もあります。そう、いろいろな人種、ジェンダー、セクシャリティーの人々が生きている社会では、誰しもが被害者にもなり、加害者にもなりうるんですよね。
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ちょっと「マジメか!」な紹介文になってしまいましたが、映画自体は夢を追い、いろんな経験をしていくジュディの成長譚を描く物語とズートピアで起きていた事件の真相を探る謎とき物語との2つが主軸となっている、ワクワクドキドキのエンタメ・アニメーションです。小さいお子さんが楽しめるのは言わずもがななのですが、その根底に深いメッセージが込められているからこそ、大人まで楽しめて感動もひとしおなエンディングを向かえるのでした。

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 そしてシネマイクスピアリでは恒例のフォトロケも登場!

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シネマイクスピアリで「ズートピア」を観て、記念に写真も撮ってくださいね。
ジュディの帽子もご用意していますよ。

By.M
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