M(コジレ島の女住人): 2015年12月アーカイブ

 祭り、祭りがスタートしましたよー!!こんにちは、女住人Mです。今回も前回に引き続き、12/18(金)18時30分に全国一斉公開した『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』についてご紹介します。
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 初日当日のシネマイクスピアリは"スター・ウォーズ"のキャラクターにコスプレしたゲスト多数。カウントダウンからスタートした初回上映は18時30分になった合図で拍手喝采、本編が始まって"STAR WARS"のロゴがスクリーンに出ると拍手喝采!「あ~本当に日本中が、いや世界中が待ち望んだスター・ウォーズの新シリーズが始まったんだな」と痛感し、映画が始まる前からこちらまで感無量でした!

 さて、今回の主人公は砂漠の惑星ジャクーで暮らす孤独なヒロイン・レイ(デイジー・リドリー)。彼女の運命はある出会いによって一変します。旧シリーズの不朽のキャラクターたちに加えて、新キャラで重要な鍵を握るドロイトBB-8、銀河宇宙の支配を目論む集団ファースト・オーダーの精鋭部隊ストームトルーパーから脱走したフィン(ジョン・ボイエガ)、ファースト・オーダーに立ち向かうレジスタンスの腕利きパイロット、ポー・ダメロン(オスカー・アイザック)などが登場します。
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(若い者にはまだ負けてはおれん、とこのご両人も活躍するよ!)

そして悪役は赤い十字のライトセーバーを操り、ダース・ベイダーの遺志を受け継ぐと言われるカイロ・レン(アダム・ドライバー)。世界的にその内容も公開まで箝口令が敷かれ、ベールに包まれていた本作。「スター・ウォーズ」旧三部作のエピソード6の約30年後が描かれていますが、その全貌はもう映画を観て楽しんで頂きたいですし「早く観たいけどまだだよ~」という方もいらっしゃると思うので、割愛!!あまり内容に触れないようにその魅力を今回はお届けします。
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 先ず何より本作、大丈夫です!ちゃんと"スター・ウォーズ"です。これまでの"スター・ウォーズ"シリーズを楽しんでいた方々が観たいもの、観たかったものがちゃんと描かれています。テンションがアガ↑るシーン、てんこ盛り。「スター・ウォーズ エピソード1」のような罠はありません!(笑)そしてそういったこれまでのファンが楽しめるような展開だけでなく、主人公のレイやフィン、BB-8、悪役のカイロ・レンとニューフェイスが良い、本当に良い!!新しいキャラクターたちが本当に魅力的なので「新しいシリーズが始まった」感もひとしおで、観終わると早くも次回作が観たくなる。
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特にヒロイン・レイが良い!演じるデイジー・リドリーは無名な女優だったにも関わらず、主演に選ばれた訳ですがその演技力、彼女がもともと持っている素養とのバランスがまさにレイを演じるために生まれてきたような女の子なんです。「よくぞこの子を見付けて来た!!」と叫びたくなるぐらい、映画の中で見せる表情の変化、眼差しなどなど、本当に素晴らしい!!!!本作を観て「レイみたいになりたい」そう、思ってしまう女の子も増えるんじゃないでしょうか。この他にも監督が自らも"スター・ウォーズ"ファンと豪語するJ.J.エイブラムスなだけあって、そのボンクラ的要素もフィンだったり、悪役のカイロ・レンにまで投影されていて、感情移入しやすくなっています。いや~、J.J監督が演出がきっちり出来る監督さんで良かったです。
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 個人的にはレジスタンスのパイロット、ポー・ダメロン、推しメンです!演じるはこれまでアート系作品での出演が多かったオスカー・アイザック。役によって風貌もキャラもかなり変化する実力派の彼が珍しく!?正真正銘のナイス・ガイを爽やかに演じています。その頼れる兄貴っぷりに女性ばかりでなく、男性も心奪われている模様。わかります、え~、わかりますともその気持ち。名字はダメロンですが、全然ダメじゃありません。ダメロンにメロン、メロンだ、ポー!が正解です。
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(BB-8もダメロンにメロン、メロンだよ!)

 と、言う訳で『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の魅力をほとんど伝えられないまま文字数に達してきました・・・が、とにかくこれまでボンヤリとでも"スター・ウォーズ"シリーズに接したことがある方なら誰でも楽しめる、オススメの1本です。そしてこれまで"スター・ウォーズ"と交差する人生でなかった方も、本作での新キャラ、レイもフィンも新しい世代の登場人物で「フォース?ジェダイ?風の噂でなら聞いたことがあります・・・」ぐらいのキャラ設定なので彼ら目線で本作を観るという、とても贅沢な楽しみ方が出来るので、是非この機会に"スター・ウォーズ"デビューを!(余裕があれば、あればエピソード4,5,6を復習してから臨むのもありです。)
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(なんと今回、ダニエル・クレイグがストームトゥルーパーの中の人の一人にいるという噂!!)

 祭りは見るより参加する方が楽しいに決まっています。今年新たに始まった"スター・ウォーズ"祭りは今後スピンオフ映画を含め、まだまだどんどん続いていきますので先ずは最初の祭りにはのっておきましょう!
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』はシネマイクスピアリにて公開中です。

By.M
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『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』

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 皆さんこんにちは、女住人Mです。2015年も残りわずか。大掃除、忘年会と年末はやることてんこ盛りですが一番のメインイベントはもちろんアレです!!これを観なきゃ2015年は終われない&2016年を本当に迎えたことにならない。今回は12/18(金)18時30分から全国一斉公開の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』をご紹介します。
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 と、言ってもこの原稿を作成しているのが12/17なのでまだ本編を観られてない!『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に対する期待や妄想あらすじを披露したところで何にもならないので、今回は先日J.J.エイブラムス監督とヒロイン・レイを演じるデイジー・リドリーを始め、ストームトルーパーの脱走兵フィンを演じたジョン・ボイエガ、悪役カイロ・レンを演じたアダム・ドライバーが登壇した来日記者会見に行ってきましたのでそちらの模様をお届けします!

この日は午前だけゲリラ豪雨に見舞われた12/11(金)、当初は午前中にディズニーランドでのイベントも予定されていたにも関わらず、悪天候で残念ながら中止に・・・でも、その空いた短い時間を使って都内でお買い物を楽しんだキャストもいたようです。

 さて、記者会見会場には海外から参加するプレスを含め、1000人を越えるマスコミ陣が殺到!まだ『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の全貌が明らかになっていないこの段階では、そのベールに包まれた部分を探ろうと特にJ.J.監督への質問が集中しました。「日本人にオススメだというポイントを教えてほしい」という質問には・・
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<J.J.監督>
「スター・ウォーズは普遍的な言語で描かれていて、ロマン、冒険、コメディ、スペクタルがあり、アクションがある。でもその中心にあるのはキャラクターの人間性です。それは文化や言語を超越していると思います。今回は全く新しい物語ということで二人の若い重要なキャラクターが私の右側にいる二人(デイジーとジョン)が演じ、素晴らしい悪役(アダム)が私の左側にいます。先ず中心にいるのはデイジー・リドリーが演じるレイというキャラクターで非常に大きなハートを持った人なんです。彼女はまだ自分の重要な立場をわかっていない、そこで初めて出来る友達がドロイドのBB8なんです。BB8は本当に素晴らしい性格で、いろいろなシーンで他の役者を食ってしまうぐらい素晴らしい演技をしています。このレイがフィンと出会って冒険が始まるのですが、僕が日本を大好きなように、日本の皆さんもこの物語を気に入ってくれると思います。」とコメント。

また「それぞれの役者のキャスティング理由」については「先ずは皆のスケジュールが空いていた」と冗談を言った後・・・
<J.J監督>
「若い俳優たちをキャスティングすることで大切にしたのは才能があり、色々な意味で柔軟性があること。「スター・ウォーズ」に出るということはものすごいプレッシャーになるけれど、VFXやスペクタクルの要素を除いても成立する、そういう質の高い演技力が必要なんだ。ここの3人の他にもオスカー・アイザック(ポー・ダメロン役)、ドーナル・グリーソン(ハックス将軍役)といった役者も出演しているんだが、若くて素晴らしい俳優たちが集まり、どんどん成長していく物語はとてもエキサイティングでもあるし、「スター・ウォーズ」の魅力でもあるね。」とコメントしました。

今回、ダース・ベーダーを受け継ぐ?!悪役と言われているカイロ・レンを演じるアダム・ドライバーには「ライトセーバーを振り回す姿はどこか侍にも見えますが、演じるにあたって工夫したところは?」という質問に「スター・ウォーズⅣ、Ⅴ、Ⅵ」が黒沢明監督の作品に影響を受けていると聞いて、役を演じる前に「七人の侍」「隠し砦の三悪人」などを事前に観たと語り・・・・
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<アダム・ドライバー>
「しかし、実際にこの役を演じるにあたっては一度(黒沢作品から)参考にしたことを一回捨てて自分自身のイマジネーションの扉を広げてキャラクター作りをしました。カイロ・レンに関してはコスチュームやメイクが重要な役割を持っています。人々は相手の目を見てどういう人物かわかると思うのですが、カイロ・レンの目は外からは見えません。この見えないということが彼のキャラクターのメタファー(隠喩)、そして作品自体のメタファーでもあると思っています。」とコメントしました。

 今回で2度目の来日になったレイ役のデイジー・リドリーは前回5日間の来日中にたくさんの取材を受けながらも歌舞伎を見たり、京都に行ったりと精力的に日本を楽しんだようですが、今回はこの記者会見の前の時間を使って、原宿に買い物に行っていたそうです。
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フィン役のジョン・ボイエガも秋葉原に行って、普段は絶対買わないであろうロボットや太鼓を買ってしまったとか。デイジーとジョンは同い年(23歳)で普段からも仲が良さそう。もしかしたら初来日だったジョンにデイジーからのショッピングのアドバイスなどあったのかもしれませんね。
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質疑応答の後のフォトセッションでは今回の主要キャラクターの1人(体?)BB8も登場!
ステージ上を可愛く移動するBB8にマスコミ陣も釘付けなのでした。
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 日本中、いや世界中が『スター・ウォーズ』色に染まっていますが、シネマイクスピアリも負けてはいません。
劇場ロビーでは恒例のここだけにしかないフォトロケも登場!!
12/25(金)までライトセーバーが輝くクリスマスツリーも登場していますので、是非写真を撮ってくださいね。
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イクスピアリ内(B'ウェイ)では『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のポスター展も開催中。
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(個人的にイチオシのオスカー・アイザック演じるポー・ダメロンのキャラポスターも!)

加えて、シネマイクスピアリでしかもらえない特製ポスターカレンダーや映画非売品グッズが抽選で当たるチケットラリーキャンペーンも実施します!
詳しくはこちら
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、みんなで楽しみましょうーぞー!
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『マイ・ファニー・レディ』

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 みなさん、こんにちは女住人Mです。今年の年末年始はなんてったってスター・ウォーズ祭な訳ですが、単館系の作品でこんな素敵なのもあるんですよということで12/19(土)公開の『マイ・ファニー・レディ』をご紹介いたします。
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 映画はある女性がインタビューを受けているシーンから始まります。主人公はかつてコールガールをしていたハリウッドスターのイザベラこと"イジー"(イモージェン・プーツ)。偶然に出会った演出家のアーノルド(オーウェン・ウィルソン)からの「君の将来のために三万ドルをプレゼントする」という申し出に、人生が一変したことを語ります。物語はコールガールだったイジーがアーノルドによって人生を変えるきっかけを与えて貰ってから以降、ひょんなことで繋がっていく様々なドタバタとその人間模様を描きます。
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 監督は今年76歳の巨匠ピーター・ボグダノヴィッチ。まだ30代だった頃にメガホンをとった「ラストショー」、「ペーパームーン」といった作品で映画ファンから絶大な人気を得たのですが、その後ヒット作にめぐまれなかったりプライベートで不運があったりと決して順風満帆ではなかったのですが彼を慕う映画人にサポートされ、本作は13年ぶりの最新作。今回も監督が"息子たち"と呼ぶ「グランド・ブダペスト・ホテル」のウェス・アンダーソン監督、「イカとクジラ」「フランシス・ハ」のノア・バームバック監督がプロデューサーとして完全バックアップしています。

 コールガールと客という立場で出会ったイジーとアーノルドですが、なんだか意気投合。今はコールガールだけれど"女優になりたい"という確固たる夢をもっていたイジーに三万ドルという無償の施しを与えたアーノルド。その後自身の舞台のオーディションにイジーがやってきたことから「こんな偶然が一気に起きたらもう大変!」というトラブルがどんどん勃発します。そして登場人物の誰かしらが誰かと繋がり、絡み合っていくのです。それらは76歳というご高齢のボグダノヴィッチ氏が監督し、脚本も手がけているとは思えない程テンポよく展開することで映画を観ている間中、もう本当に笑いが止まりません。
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(コメディエンヌとしてもセンス抜群のジェニファー・アニストンは感情過多なセラピストで登場。
むちゃくちゃ過ぎて最高です!)

 加えて、演じる役者たちがみんな芸達者だし、それぞれが本当に楽しそうに演じているし、彼らの素の人間性までも滲み出ているかのようなキャラ設定で誰も憎めない。主人公のイジーはコールガールだったけど、自暴自棄な感じだったり、悲壮感みたいなものは全くない。家が裕福でないから最低限の生活費を稼ぐためにたまたまその仕事を選んであるだけであって、常に"女優になる"という強い思いが自分の中心にあって、まっすぐ生きている。まさに天真爛漫な女性なので、スターになりインタビューを受けてもあっけらかんと自分の過去は語るし、自分の人生を決して卑下していない。そんなまっすぐさがあるからこそイジーに関わる人々はすべからく彼女に魅了されちゃうんでよね。それはこの作品を観ている観客にも言えることなんです。
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イジーと一度だけ関係をもってしまったアーノルドもいっつも「困ったな~」って言っているようなイメージがあるオーウェン・ウィルソンが演じているのもちょっと反則!(笑)どこか少年ぽさが抜けずに、ともするとダメ人間の典型みたいなキャラなのにオーウェンが演じるので「もうしょうがないな~」という温かい眼差しで見守ることとなるのです。
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 この映画は観ている間中、そして観終わった余韻に至るまで、楽しくて、おかしくて、幸せな気分になります。そういった作品の多くは映画の作り手たちが演じること、映画に関わることが本当に好きなんだな~、と思わせてくれることが多く、相乗効果でその映画をまるっと好きになっちゃうんですよね。そんな私もこの映画の虜なのでした。
これからの浮足立つ季節、大人のデート映画にもオススメですよ。
By.M

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『007 スペクター』

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 皆さんこんにちは、女住人Mです。スパイ映画が大豊作だった2015年、ついに大トリの登場です。
今回は12/4(土)公開『007 スペクター』をご紹介いたします。
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 言わずと知れた人気シリーズ「007」は本作で24作目、ダニエル・クレイグ版ボンド(以下ダニエル・ボンド)になってからは4作目になります。今回、ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)が先ず向かったのは "死者の日"の祭りで賑わうメキシコ。犯罪者を追っていたボンドは激闘の末、ある組織の存在を知ります。上司のM(レイフ・ファインズ)からは無謀な追跡を叱咤されるのですが、ボンドはどんどん真相に近付いていきます。それは"スペクター"と呼ばれる巨大犯罪組織。手がかりを追い、"スペクター"を壊滅しようとしていたボンドは次第とそれが自身の過去と関わっていたことを知っていきます・・・。
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 往年の「007」ファンの方なら"スペクター"と聞いただけでニヤリとするハズ。それは過去6作のボンド映画で登場し、多くの悪役を生み出してきた組織の名前、つまり本作は因縁の対決回だからです。本作では"スペクター"のドンを「イングロリアス・バスターズ」「ジャンゴ 繋がれざる者」のオスカー俳優、クリストフ・ヴァルツが演じます。もうこのキャスティングを聞いただけでまたもやニヤリですね。
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 前作「スカイフォール」はボンドの内面をえぐるシリアス路線の展開だったのですが、今回は宿敵の登場で一気にその趣きは舵を切り、エンタメ寄りになっているのがポイント!何せ冒頭のメキシコ、"死者の日"を舞台に繰り広げられる圧巻のアクションシーンと言ったらっ!「インターステラー」「裏切りのサーカス」も手掛ける撮影監督ホイテ・ヴァン・ホイテマが撮る長回しのエレガンスさ、崩れ落ちる建物からのボンドの脱出、大群衆の頭上で繰り広げられる大技たっぷりのヘリコプター内でのアクション、その迫力、緊迫感と2015年ベスト・オープニング!と言って過言ではありません。完璧です!もうこの冒頭だけで映画代の元は取った!そんな気持ちにもなります。
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 さて、「007」シリーズと言えば、"スーツ"、"ボンドカー"、"スパイグッズ"、"お酒(マティーニ)"、"美女とのロマンス"などなどどちらかと言えば多くの男性が大好物!と言われているもので構成されていたので、男性ファンが多いコンテンツだったかもしれませんが、ダニエル・ボンドになってからというもの女性ファンが一気に増えています。そんな私も昔から「007」シリーズはちょいちょい観ておりましたが、今みたく夢中になったのはやっぱりダニエル・ボンドから!何てったってダニエル・ボンドが鍛えた胸板と肩甲骨のフォルムをここぞと美しく魅せるトム・フォードのスーツ(1着40~65万相当)をまとい、過激なアクションをやっちゃうんです。大人の男のSEXYがダダ漏れです。加えて劇中、何度もスーツをお色直ししてくれるのです。やっぱりスーツは男の戦闘着ですよ。
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そして惚れぼれさせてくれるのはボンドだけではありません。マッチョな男性はあまり得意でない方の心を鷲掴みするのがボンドをフォローするMI6の武器開発担当のQ。前作「スカイフォール」で久しぶりに復活登場したQを演じるのはこの役で一躍人気に火がついたベン・ウィショー。スーツなボンドとは異なり、カーディガンやセーターがお似合いのメガネっ子。文科系女子の心をつかんだQ人気にあやかって本作では出番、活躍度も倍増です!今回、犯罪組織に繋がっていく役も担うボンドガール、マドレーヌを演じるレア・セドゥも女性ファンが多いですし、「007 スペクター」は特に女性が観てもハマっちゃう1本なのではないでしょうか。
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 と、全くそのあらすじに触れない作品紹介になってしまいましたが、前作「007スカイフォール」の紹介の時にもお伝えしましたが007とは"男のロマンと女の萌え所が満載のめくるめくワンダーランド映画"なので、007シリーズと聞いてもピンと来ない方も是非一度はご覧になって頂きたい!

最後にマジメなコメントもさせていただくと「007」は殺しのライセンス、つまり殺人許可証という設定なのですが、現代においてはその意味合いもかなり微妙になってきました。悪、憎しみ、悲しみといった負の感情で制裁を下しても決して終わりがない。それは悲劇しか生み出さない・・・そんな世界情勢をも反映するかのような本作のエンディング、ボンドの行動、セリフに本シリーズのますますの円熟さを感じざるを得ないのでした。スパイ映画が大豊作だった2015年、やっぱり最後に『007 スペクター』は観ないとです!
 
By.M
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