話題の新作映画: 2014年1月アーカイブ

『アメリカン・ハッスル』

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 皆さん、こんにちは。年に一度の映画の祭典アカデミー賞、今年は3/3(日本時間)に開催です。受賞式の当日は毎年会社を休みたくてしょうがない女住人Mです。
さて、そのアカデミー賞の行方を占う前哨戦と言われる様々な映画賞も年明けからどんどんスタートしていますが、今回ご紹介する作品はその前哨戦で作品賞などを取りまくり、今オスカーに最も近いとも言われている『アメリカン・ハッスル』をご紹介いたします。
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 本作は1979年に実際に起きた“アブスキャム事件(アメリカ上院議員と5人の下院議員が汚職で有罪となった事件)”を元にした映画です。“アブスキャム”とは“アブドゥールのスキャム(詐欺)”の造語で、アラブの大富豪の経営する架空の投資会社をFBIがでっち上げ、秘密捜査官がそれに扮してオトリ捜査を行ったことから名付けられたそうです。
なんでもこの時代、FBIはオトリ捜査を積極的に取り入れていた頃だったそうで、汚職政治家を捕えるために、FBIが協力を依頼したのがまさかの天才詐欺師コンビだった、と言う訳です。字面にするとちょっとお堅そうな話に見えるかもですが、いやいや、この事件に関わった人たちの人生にフォーカスしたコメディ・ドラマです♪
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 既に今度のアカデミー賞で主要部門を含む最多10部門でノミネート、前哨戦の賞レースでも作品賞、主演女優賞、助演女優賞ほか受賞しまくりで、今一番Hotな映画と言って良いでしょう。先ずはポスターのビジュアルを見ておわかりの通り、ハリウッドの有名どころの役者さんが「なんでこんな格好やねん!」という姿で登場しているところからインパクト大。(まぁ実際の人物の風貌に寄せたからなんですが、それでもその振り切りっぷりが良いですね。)

なんてったって体ボテボテの詐欺師アーヴィンが寂しくなった髪型を必死にアレンジする冒頭シーンから爆笑です。だってアーヴィンを演じるのはバットマンことブルース・ウェインを演じたチャンベル(クリスチャン・ベイルの意)ですよ!13キロ減量したり、歯を抜いたり、はたまた肥えたり、チャンベルの健康状態がむちゃくちゃ心配です!本作ではそんなぶよぶよ、ボテボテな男なのに、谷間がかっぱり開いたセクシーファッションで毎度登場するエイミー・アダムス扮する詐欺師の相棒シドニーにとっての“ただ一人の男”、そんな役なんですよね。映画の中でも彼女が「あんな感じだけど彼しかいない!」みたいなセリフを言うんですが、確かに納得のオーラを放つクリスチャン・ベイルの演技力にこれまで以上に脱帽です。
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(どんな人物にも自由自在になりきる彼の演技法は今後チャンベル・メソッドとかチャンベル・アプローチと呼ばれる日も近い!)

加えて本作の監督デビット・O・ラッセルの前作「世界にひとつのプレイブック」から再び登板組みのジェニファー・ローレンスが自由奔放で情緒不安定なアーヴィンの妻ロザリンを演じますが、またこの弾けっぷりがサイコー!彼女は普段から変顔をしまくり、何をやっても可愛い23歳。その若さで2年連続オスカーにノミネートされている彼女は今後もずっと一線で輝き続ける女優だと思うのですが、若さのエネルギーもプラスされた今のこの瞬間の演技は是非スクリーンで観ておきたいですね♪
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(実年齢より年上の女性ロザリンを演じましたが、確かにちょっとおばっちゃん入ってる!)

 そして個人的にはアーヴィンの詐欺師のパートナー、シドニーを演じるエイミー・アダムスが素晴らしい!!人生を変えたい、そんな思いで自分を偽り、アーヴィンとの出会いで詐欺師にもなるけれど、愛した人に妻がいることでまたどこか自分を偽らねばならない・・・野心と憂いがあり、そしてSEXYときたら女性でも釘付けです。
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(一児のお母さんとは思えないエイミーのこのSEXYっぷりが素敵!)

他のキャストもブラッドリー・クーパーやジェレミー・レナーと愛嬌もあって演技派揃いなので、そのアンサンブルを楽しむだけで幸せ気分になっちゃいますし、“登場人物が新しい人生をもう一度手に入れようともがき、再生していく”本作のストーリーは、寂しさありつつも、その中にいつも笑いがあって、最後はホワワンとした気分になれるんですよね。それはきっと監督のデビッド・O・ラッセルが映画の中の登場人物たちのように自分の人生を再生させた経験があるからかもしれませんね。彼もなかなか苦労しましたからね。(私は誰やねん・・・)物語にリンクする形で70年代の名曲もバンバン流れ、ジェニファー・ローレンスがこの映画で一番輝くあの曲を使ってのシーンは2014年の名シーンに早速挙げられますよ!

 洋画ファンにとってはこのキャスティングだけでヨダレものでしょうし、現状アカデミー賞に一番近いと言われている本作なので鉄は熱いうちに打て!的にスクリーンでいち早くチェケラ〜★『アメリカン・ハッスル』は1/31(金)から公開です。

By.M
(C)2013CTMG

『大脱出』

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1月の三連休も終わり、あっという間にもうすぐ2月・・・と言う感じですね。皆さんこんにちは女住人Mです。こういう時はスカっとした映画が観たいものです。今回ご紹介する作品は1/10(金)から公開中の『大脱出』です。
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本作はシルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーと言う2大アクション俳優が満を持してタッグを組んだ脱獄ものです。スタローン扮するブレスリンは自らが脱獄してみせることで安全性を指摘する刑務所のセキュリティ・コンサルタント。ある日、CIAからの依頼で政府が関知しない私設刑務所の脱獄の依頼を受けるも、そこはハイテク“監獄要塞”で、さすがの彼にも脱出は困難。そんなブレスリンの前に現れたのが囚人のボス・シュワちゃん扮するロットマイヤー。二人は力を合わせて脱獄に挑むという、スタローン&シュワちゃん版『プリズンブレイク』なのです!
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アクションスターとしてある一時代を作り上げてきた二人はライバルだっただけに共演することはほぼなく、『エクスペンダブルズ』シリーズでやっとチラっ、チラっと同じ映画に出ることはあっても、ガッツリ共演と言うのはなかった二人。しかし彼らも年を重ね丸くなったんでしょうか。いや何よりもファンサービスでしょうね。往年のアクション映画ファン、そしてスタローン、シュワちゃんの映画を見続けてきた方々にはたまらない1本であることは間違いありません。最近いろいろプライベートでゴタゴタ続きのシュワちゃんをスタローンが(気を遣ってか?)「一緒にやろうぜ!」と誘ったことで実現したドリームマッチ。スタローンが“監獄要塞”に入り、シュワちゃんと出会ってからはほぼ二人で画面に収まり、スタローンが殴って、シュワちゃんが負ける、シュワちゃんが殴って、スタローンが負ける、と言う二人に良い塩梅に花を持たせた安心設計となっています♪
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脱出不可能と言われるこの“監獄要塞”も人の手によって作られ、人が管理しているので穴がない訳ではない。それを探るべく、スタローンとシュワちゃんが手に手を取って協力し合う様は、なかなか感慨深いものがあります。そして本作に誘ったスタローンからシュワちゃんへの花向けなのか、シュワちゃんの銃ぶっ放しシーンがケレンミたっぷりに披露されます。ここはもう歌舞伎の掛け声、大向こうよろしく「よっ!シュワちゃん!」と心の中で叫んでみては如何でしょう?

前半〜中盤までは、脱獄ものと言うことで頭脳プレイを見せるシーンも多いですが、後半はこの二人の映画なんで、爆破に銃撃戦とド派手な展開でフィナーレを迎え、スッキリすることこの上なしです!

そしてここからは久々の登場、筋金入りのシュワちゃんファンであるコジレ島上陸間近の女・Sによる『大脱出』ジャパンプレミアレポートのコーナーです。

◆S登場◆

こんにちは。ここからは私、Sがお届けします!
今回のジャパンプレミアでは、9か月ぶりの来日を果たしたアーノルド・シュワルツェネッガーさんが登場。シュワちゃんファンで埋め尽くされた会場は大歓声に包まれました。

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★ファンの握手攻めにも笑顔で応えていたシュワちゃん

まずはシュワちゃんからのご挨拶です。
シュワちゃん:
皆さまありがとうございます。また日本に戻って来ることができて本当に嬉しく思っています。私は日本の忠実なファンが大好きです。今まで何本も映画を持ってきましたが、いつもサポートしてくれて本当に嬉しく思っています。実は私は日本に40年も来ています(会場から拍手)。70年代はボディービルとフィットネスのPRで来ていたんです。そして『コナン・ザ・グレート』『ターミネーター』『ツインズ』などの映画の宣伝や、カリフォルニアの知事としても来ました。その時は日本とカリフォルニアの貿易の交渉のために訪れたんです。

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MCさんからの「シュワルツェネッガーさんとスタローンさんの2人がガッツリ競演した映画ですが、どんな作品になったと思いますか?」という質問に・・・
シュワちゃん:
まずはスライ(スタローンの愛称)にお礼を言いたいです。彼のアイデアで私もこの作品に出演する事になったんです。ある日彼から「やっと良いシナリオを見つけた」という電話が掛かってきたので、どこが良いのかと聞いたら「ついに俺と君がスクリーンで戦える映画なんだ」と言ってきました。僕が「スクリーンで対決したら俺が勝つ」と言ったら、スライは「実際に戦ったら俺の方が勝つ」と言ってきたので、どっちが勝つかやってみようという事で出演する事になりました(笑)。映画を観ていただければどちらが勝つか分かると思いますので結果は言いませんが(笑)、すごく楽しく撮影ができました。スライは本当に情熱的でシナリオも書き、絵の才能もあります。とても素晴らしい人で、尊敬しています。実はもう『エクスペンダブルス3』を撮りました(会場拍手)。昔はライバルでしたが、今はお互いに尊敬し合っている友人です。これからもたくさん競演作を作りたいと思っています。

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「生涯俳優をやっていただきたいとファンの皆さんも思っています」というコメントに対しては・・・
シュワちゃん:
もちろんやります。いつ引退するのかとよく聞かれるんですが、こんなに嫌な質問はないですね。60〜65歳をこえると皆さんよく引退すると言いますが、私はなぜ引退しなきゃならないんだといつも反論します。俳優やクリーンエネルギーの活動、そしてボディービルのプロモーションも大好きです。それらを全部、倒れて死ぬまでやり続けます。絶対に引退することはありません。
政治の世界に復帰する可能性については、「Never」という言葉は使いたくないんですが、知事をやっていた数年間は本当に学ぶことが多くて私の人生の中で本当に素晴らしい期間だったということは事実です。私が今ここにいるのはすべてカリフォルニア市がくれたものですので、そのお返しをしたいという気持ちはあります。知事をやっていたことに悔いはありませんが、これからはショービジネスに「I’ll be Back」して、皆さんを楽しませたいと思います。どうもありがとうございました。

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『プレデター』でシュワちゃんの大ファンになった私は、客席から登場して目の前を通り過ぎるシュワちゃんを見た時は大興奮でした!想像していた以上に、シュワちゃんは大きくて、そして何よりダンディ?
シュワちゃんの「死ぬまでは絶対に引退しないよ!」宣言まで飛び出し、大盛り上がりだったジャパンプレミア。今後どのような作品に出演するのか、今から楽しみでしょうがありません!!

By.M & S

Motion Picture Artwork© 2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

『大脱出』

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1月の三連休も終わり、あっという間にもうすぐ2月・・・と言う感じですね。皆さんこんにちは女住人Mです。こういう時はスカっとした映画が観たいものです。今回ご紹介する作品は1/10(金)から公開中の『大脱出』です。
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本作はシルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーと言う2大アクション俳優が満を持してタッグを組んだ脱獄ものです。スタローン扮するブレスリンは自らが脱獄してみせることで安全性を指摘する刑務所のセキュリティ・コンサルタント。ある日、CIAからの依頼で政府が関知しない私設刑務所の脱獄の依頼を受けるも、そこはハイテク“監獄要塞”で、さすがの彼にも脱出は困難。そんなブレスリンの前に現れたのが囚人のボス・シュワちゃん扮するロットマイヤー。二人は力を合わせて脱獄に挑むという、スタローン&シュワちゃん版『プリズンブレイク』なのです!
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アクションスターとしてある一時代を作り上げてきた二人はライバルだっただけに共演することはほぼなく、『エクスペンダブルズ』シリーズでやっとチラっ、チラっと同じ映画に出ることはあっても、ガッツリ共演と言うのはなかった二人。しかし彼らも年を重ね丸くなったんでしょうか。いや何よりもファンサービスでしょうね。往年のアクション映画ファン、そしてスタローン、シュワちゃんの映画を見続けてきた方々にはたまらない1本であることは間違いありません。最近いろいろプライベートでゴタゴタ続きのシュワちゃんをスタローンが(気を遣ってか?)「一緒にやろうぜ!」と誘ったことで実現したドリームマッチ。スタローンが“監獄要塞”に入り、シュワちゃんと出会ってからはほぼ二人で画面に収まり、スタローンが殴って、シュワちゃんが負ける、シュワちゃんが殴って、スタローンが負ける、と言う二人に良い塩梅に花を持たせた安心設計となっています♪
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脱出不可能と言われるこの“監獄要塞”も人の手によって作られ、人が管理しているので穴がない訳ではない。それを探るべく、スタローンとシュワちゃんが手に手を取って協力し合う様は、なかなか感慨深いものがあります。そして本作に誘ったスタローンからシュワちゃんへの花向けなのか、シュワちゃんの銃ぶっ放しシーンがケレンミたっぷりに披露されます。ここはもう歌舞伎の掛け声、大向こうよろしく「よっ!シュワちゃん!」と心の中で叫んでみては如何でしょう?

前半〜中盤までは、脱獄ものと言うことで頭脳プレイを見せるシーンも多いですが、後半はこの二人の映画なんで、爆破に銃撃戦とド派手な展開でフィナーレを迎え、スッキリすることこの上なしです!

そしてここからは久々の登場、筋金入りのシュワちゃんファンであるコジレ島上陸間近の女・Sによる『大脱出』ジャパンプレミアレポートのコーナーです。

◆S登場◆

こんにちは。ここからは私、Sがお届けします!
今回のジャパンプレミアでは、9か月ぶりの来日を果たしたアーノルド・シュワルツェネッガーさんが登場。シュワちゃんファンで埋め尽くされた会場は大歓声に包まれました。

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★ファンの握手攻めにも笑顔で応えていたシュワちゃん

まずはシュワちゃんからのご挨拶です。
シュワちゃん:
皆さまありがとうございます。また日本に戻って来ることができて本当に嬉しく思っています。私は日本の忠実なファンが大好きです。今まで何本も映画を持ってきましたが、いつもサポートしてくれて本当に嬉しく思っています。実は私は日本に40年も来ています(会場から拍手)。70年代はボディービルとフィットネスのPRで来ていたんです。そして『コナン・ザ・グレート』『ターミネーター』『ツインズ』などの映画の宣伝や、カリフォルニアの知事としても来ました。その時は日本とカリフォルニアの貿易の交渉のために訪れたんです。

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MCさんからの「シュワルツェネッガーさんとスタローンさんの2人がガッツリ競演した映画ですが、どんな作品になったと思いますか?」という質問に・・・
シュワちゃん:
まずはスライ(スタローンの愛称)にお礼を言いたいです。彼のアイデアで私もこの作品に出演する事になったんです。ある日彼から「やっと良いシナリオを見つけた」という電話が掛かってきたので、どこが良いのかと聞いたら「ついに俺と君がスクリーンで戦える映画なんだ」と言ってきました。僕が「スクリーンで対決したら俺が勝つ」と言ったら、スライは「実際に戦ったら俺の方が勝つ」と言ってきたので、どっちが勝つかやってみようという事で出演する事になりました(笑)。映画を観ていただければどちらが勝つか分かると思いますので結果は言いませんが(笑)、すごく楽しく撮影ができました。スライは本当に情熱的でシナリオも書き、絵の才能もあります。とても素晴らしい人で、尊敬しています。実はもう『エクスペンダブルス3』を撮りました(会場拍手)。昔はライバルでしたが、今はお互いに尊敬し合っている友人です。これからもたくさん競演作を作りたいと思っています。

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「生涯俳優をやっていただきたいとファンの皆さんも思っています」というコメントに対しては・・・
シュワちゃん:
もちろんやります。いつ引退するのかとよく聞かれるんですが、こんなに嫌な質問はないですね。60〜65歳をこえると皆さんよく引退すると言いますが、私はなぜ引退しなきゃならないんだといつも反論します。俳優やクリーンエネルギーの活動、そしてボディービルのプロモーションも大好きです。それらを全部、倒れて死ぬまでやり続けます。絶対に引退することはありません。
政治の世界に復帰する可能性については、「Never」という言葉は使いたくないんですが、知事をやっていた数年間は本当に学ぶことが多くて私の人生の中で本当に素晴らしい期間だったということは事実です。私が今ここにいるのはすべてカリフォルニア市がくれたものですので、そのお返しをしたいという気持ちはあります。知事をやっていたことに悔いはありませんが、これからはショービジネスに「I’ll be Back」して、皆さんを楽しませたいと思います。どうもありがとうございました。

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『プレデター』でシュワちゃんの大ファンになった私は、客席から登場して目の前を通り過ぎるシュワちゃんを見た時は大興奮でした!想像していた以上に、シュワちゃんは大きくて、そして何よりダンディ?
シュワちゃんの「死ぬまでは絶対に引退しないよ!」宣言まで飛び出し、大盛り上がりだったジャパンプレミア。今後どのような作品に出演するのか、今から楽しみでしょうがありません!!

By.M & S

Motion Picture Artwork© 2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

『ソウルガールズ』

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 皆さんこんにちは、女住人Mです。
今回は新しい年を迎えたこの時期にうってつけの前向きパワー溢れる1本、1/11(土)公開の「ソウルガールズ」をご紹介いたします。
作品公式サイトはこちら。まずは予告編のチェックからどうぞ!
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 舞台は1968年、オーストラリア。主人公は三姉妹ゲイル(デボラ・メイルマン)、シンシア(ミランダ・タプセル)、ジュリー(ジェシカ・マーボイ)。彼女たちは幼い頃からスター歌手になることを夢見て、カントリー・ミュージックを歌っていましたが、アボリジニ(=オーストラリア先住民)だったために根強い差別に遭い、なかなか夢が叶えられないでいます。そんな折、たまたま出場したコンテストで自称ミュージシャンのデイヴ(クリス・オダウド)と出会い彼指導の元、まさかのソウルシンガーになるべく従姉妹のケイ(シャリ・セベンス)も巻き込んで、ソウルシンガーグループ“サファイアズ”として夢を掴んでいく物語です。
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 さて今回は映画コメンテーターのLiLiCoさんが登壇された本作の公開直前イベントに参加してきましたので、そちらの模様からお伝えします。LiLiCoさんと言えば当館で実施しているイベント<LiLiCoと映画とおしゃべりと>で我々は大変お世話になっているのでマスコミの方々に紛れて張り切って行って参りました!12月のトークショーの時にも「『ソウルガールズ』は大好きな作品!」とおっしゃっていたのでどんなイベントになるか楽しみ〜♪

 LiLiCoさんはトレードマークとも言えるロングヘアをバッサリ30?pもカットし、ふんわりボブのNewスタイルで登場!「2014年、新たに頑張らないといけないので、過去を切り捨てました!」といつもの切れ味すっきりのコメントからイベントはスタートしました。
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 冒頭から「この映画のイベントで声をかけて下さって本当に感謝しているんです。この映画は私の話じゃないかと思うぐらいに自分の人生と被っていたんです。勿論、時代も違いますし、私はグループではなく一人で日本にやってきたのですが、(この映画のように私も)マネージャーと出会って、ただ夢しかなく、契約も何もなく、ただひたすらがむしゃらにやる日々だったんです。しかも、この映画に出てくるマネージャーがダメなマネージャーなんですよね。どうしようもないけど憎めない。私のマネージャーもそんな人だったのでそういうところも被っているんですよね。」とLiLiCoさん。
LiLiCoさんと言えば、ご自身も「アイドル歌手になる!」と言う夢をもって、故郷スウェーデンから日本へと単身渡って人生を切り開いてきた女性。まさに本作の“サファイアズ”の物語とピッタリとリンクし、この作品に並々ならぬ熱い想いがあるようです。
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そんなLiLiCoさんに「どうやって夢を叶えてきたのか?」の質問には・・・
「子供の頃の夢は叶えたいんです。だから頑張れるんです。子供の頃は有名になりたい、TVに出たい、歌を歌いたい、皆に元気をあげたいと思っていて、でもそのためには頑張るしかないので・・・あとは誰よりも努力をすること!」と照れながらも語るLiLiCoさん。「この映画の中の女の子たちもそうですが、やりたいと思っていることは口に出さないとわからないんです。どんどん自分で言っていくと皆で何かを作り上げることが出来るんです。一人だけで頑張っていても何にもならないので、どんどんやりたいことは口に出すこと。

一番大事なのはチャンスは人生に2〜3回しか来ないから、チャンスは自分で作ると言うこと。始まりは口に出すことでスタートして、次第と周りを巻き込んでいくんです。映画の中でも彼女たちはいじめられたりして「見てろよ〜」と思っていて、でも復讐をしようと思っているだけでは何の意味もないけれど、成功すればそれは何よりもの復讐になりうるんです。私も小さい頃にいっぱいいじめられたけど「いつか見てろよ〜」と思っていた気持ちは今でも働く原動力にもなってますね。」とLiLiCoさん。

LiLiCoさん流の夢を掴むコツをお話しいただいた後には、劇中でたくさん歌われるソウルミュージックのキラーチューンから「What a Man」をギターに併せて生歌披露♪というサプライズまで!
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さすがアイドル歌手をめざし、下積みを乗り越えてきたLiLiCoさんだけあって魂(=ソウル)溢れるパワフルな歌声で会場のボルテージも上がります!

イベントの最後には「見終わったら爽やかな気持ちにもなれて、もっともっと音楽も聴きたくなると思いますが、頑張るとはどういうことか、感じて生きるとはどういうことか、そんな事も考えて頂ければと思います。」とコメント。LiLiCoさんを見ているだけで、こちらも何だか元気になる理由もこの映画を見たらわかるな〜、そんな気持ちにもなった『ソウルガールズ』公開直前イベントでした。
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 差別やいじめといった逆境にもめげず、夢を叶えるためにひたすら魂を込めて歌を歌う“サファイアズ”のシンデレラ・ストーリーを描く『ソウルガールズ』はきっと皆さんにパワーを与えてくれる1本になると思います。是非、スクリーンでご堪能下さいね。
By.M
© 2012 The Sapphires Film Holdings Pty Ltd, Screen Australia, Goalpost Pictures Australia Pty Ltd, A.P. Facilities Pty Ltd and Screen NSW.

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