A(コジレ島の男住人): 2011年10月アーカイブ

『一命』

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全国の満島ひかりファンの皆さん、こんにちは。今も昔も日本映画と単館系洋画作品が大好きな男住人Aです。

そんな僕が今回自信を持っておすすめするのは、10/15(土)公開、三池崇史監督の新作『一命』です。この作品、本当にすごいです。時代劇だから・・・ということで、世のお父さんだけに独占させておくのはあまりにももったいない、素晴らしい作品でした。
物語の主役である浪人・半四郎を演じるのは、市川海老蔵さん。しかしながら、このブログでの主役は別です。その人とは、「Folder5」が生んだ名女優、満島ひかり!『愛のむきだし』以降、昨年のヒット作『悪人』など、このところの満島さんの大躍進ぶりはすごいものがあります。『川の底からこんにちは』で仕事をした石井裕也監督との突然の結婚ニュースも、映画ファンの一人としてブラボー!でした。

そんな演技も私生活も(?)男前な満島さんがこの作品で演じたのは、病弱で哀しい運命の女性・美穂。お父さんが海老蔵さん、旦那さんを演じるのが瑛太さんです。この作品は、ストーリーが扱う“武士の信念”や“義”というものが宣伝の際に語られがちですが、僕にとっては正直、そういったテーマはどうでもよかったです。ただただ、満島さん演じる美穂の哀しみと、彼女と子供を必死に守ろうとする旦那・求女(瑛太)の切実さが印象に残りました。
求女は貧困と病に苦しむ家族を守るため、狂言切腹で少しのお金を得ようと企てますが、訪れた大名家のワナにはまって、リアル切腹を強いられます。狂言=ウソは良くないものの、それもこれも病の嫁さんとかわいい子供を守るため。でもそんな情けも黒〜い大人たちには通用せず、求女は亡くなります。物語はそこからドラマチックな復讐劇へと突き進むわけですが、そんな悲劇の象徴とも言える女性が、今回の満島ひかりさんなのです。今までのちょっと現代的な女子キャラからガラリと変わり、悲劇の大炎上で燃え尽きる満島ひかり。やはりこの人、やってくれます。

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(この幸せそうな満島ひかりが、あんなメやこんなメに!)

もちろん冒頭で「素晴らしい!」と語った理由はそれだけではなく、海老蔵さんの歌舞伎役者の本領とも言える落ち着いた演技も、絵画のように美しく凝った映像も、アレもコレも見どころはたっぷりです。飛び出すのかと思いきや奥行きがどうのと言い出す昨今の3D状況についても、個人的にはこの作品で一つの回答を見た気がしています(そうです、この『一命』は3D版も同時公開です)。奥行きのある日本家屋に雪が降るシーンとか、もう本当にキレイで驚きました。
そして最後は海老ちゃんのチャンバラにて幕。

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(こちら海老蔵さん。34歳にして満島ひかりの父役。貫禄十分。)

女住人Mも絶賛のこの作品、満島ひかりファンの方はもちろんのこと、女性の方も、若さはじける皆さんも、ぜひぜひお見逃しなく!
By.A

©2011映画「一命」製作委員会

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