ウラシネマイクスピアリブログ

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『SING/シング:ネクストステージ』

 春の兆しを感じるこの時期は楽しくて元気な映画が観たくなりますね。今回ご紹介するのは前作51億円を越える大ヒットとなった映画の最新作3/18(金)公開『SING/シング:ネクストステージ』です。

 取り壊し寸前だったニュー・ムーン劇場を見事に復活させた支配人のバスター・ムーン。次に目指すはエンターテイメントの聖地“レッドショア・シティ”での公演。仲間たちを引き連れてショービズ界の大物ジミー・クリスタルのオーディションに行き、超一流劇場での公演契約をゲット!でもそれにはある条件が必要だった!

 エンタメの魅力と夢を追い続けることの素晴らしさをパワフルにハッピーに描く“SING/シング”シリーズ。歌唱力は抜群なのに内気なゾウのミーナ、子だくさんで家事に追われつつも自分の夢を叶えたいブタのロジータ、父親はギャングのリーダーなのに自身は繊細な性格と歌声をもつジョニーなどなど悩みを抱えていた彼らがそれを克服し今や地元で大人気。今度はさらなるネクストステージに立ちたいバスターの夢を応援する形で物語は進行します。

 お調子者のバスターは今回もハッタリをかまし、夢の舞台に立つというチャンスをまんまと手にしてしまうのですが「今度こそ本当に大丈夫??」な展開に。それは伝説のロック歌手クレイ・キャロウェイをバスターの考えたショーに出演させると劇場のオーナーに約束してしまったこと。彼は15年間、表舞台から姿を消しているのに。

バスターは決めたことを全力で実現させるパワーを持ったキャラですが、いかんせんいい加減・笑 今回も軽率な発言で皆をかき回します。15年も第一線から退いていた伝説のロッカー、クレイ・キャロウェイがそうやすやすと復活する訳なんてありません。どうなってしまうの?というのは映画を観てのお楽しみですが、このキャロウェイの声優を吹替版でB’zの稲葉浩志、字幕版でU2のボノが担当しているのが何と言っても聴かせどころ!“伝説のロック歌手”というワードに期待が高まるところで日米これ以上ないキャスティングでグッジョ過ぎる!

 もともと“SING/シング”シリーズにおける声優キャスト、字幕版は言わずもがな、吹替版においても長澤まさみ、MISIA、大橋卓弥(スキマスイッチ)などなど、豪華キャスティングな上に役にもぴったりで定評があるのですが、U2のボノに匹敵する役回り、そう簡単に決まらなかったんじゃないかと思います。稲葉さんもボノがやっていたから引き受けたって所があると思うんです。歌唱シーンだけでなく、演技シーンもどうなっているか楽しみですね♪

 物語は劇場オーナーのパワハラ問題があったり、ミーナの初めてのロマンスがあったりと前作に増していろいろパワーアップ!劇中の曲もU2は当然ながら、ビリー・アイリッシュ、テイラー・スウィフト、BTS、コールドプレイなどなど名曲の数々40曲のヒットナンバーがさらに映画を盛り上げます。

 歌の力は歌う人にも聴く人にもパワーをくれる、音楽って最高――――!と大きくガッツポーズしたくなる本作、きっと吹替と字幕、両バージョン観たくなること間違いなしですYO!!

By.M