ウラシネマイクスピアリブログ

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『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』

2週連続、観るだけでアゲアゲ↑気分になる作品をご紹介します。8/24(金)公開『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』です。

人気グループABBAのヒットナンバーに彩られたミュージカル映画を豪華キャスティングで映画化した『マンマ・ミーア!』(2009年)。娘ソフィ(アマンダ・セイフライド)の結婚式に現れた自称父親三人。実はこれはソフィのサプライズ。結婚式にお父さんに出席してほしいけれど、一体誰が本当のお父さん?と、母ドナ(メリル・ストリープ)が過去に交際していた父親かもしれない三人をご招待!彼らも事情を知らなかっただけに大騒ぎとなるのでした・・という前作から10年後。自身が経営するホテルのオープンを前にナーバスになっていたソフィに妊娠が発覚!そんな彼女を元気づけるためにドナの親友二人がソフィの元にやってきます。前作のその後と母親の青春時代という現在と過去が交錯して描かれるのがこの続編、という訳です。

私がいろいろご紹介するのも野暮なぐらいですが、予告編でもおわかりの通り、今回もABBAの名曲が熱く、もうそれだけでテンションはアゲアゲ↑、ジッとして観ていられない!てなぐらいダンスナンバーも目白押し。もうそれだけでオールOKな本作。

前作を観てないな~、なんて方もいらっしゃるかもしれませんが、本作では母ドナがソフィのように若かった時代の物語がベースになって描かれるので心配はいりません。しかも若ドナを演じるのは『シンデレラ』でお馴染のリリー・ジェームズ。メリル・ストリープとは正直あまり似ていませんが(笑)、愛に生きる女性ドナを演じたという所では笑顔が眩しく、自由奔放な明るさも兼ね備える彼女にはピッタリの役どころ。(もちろん歌も上手いですしね。)

おまけに健康美溢れる若ドナはとっても魅力的なのでそりゃあ男性もほっときません。三人の男性と運命的な出会いをし、全員とまっすぐに全力で向き合い、全力で恋もする。(これもリリーが演じているからこそ嫌味も全くない!笑)。でもまっすぐ過ぎて時に愛に傷ついたりもするのですが、いざという時には必ず側にいてくれる二人の親友もいるから無敵です。女性の友情は脆い、というような事を言われることがありますが、(男女問わず)友情とは一定の距離を保ちつつも、大事な時にはガシっと支えてくれる・・・そういう関係性であることが多いのかな、とも思ったり。ドナの親友たちもいつもはおふざけが多いのですが、ここぞという時に側にいてくれる・・・友達、大事!

ソフィにとっては、その友がまさに母のドナであり、ドナの親友でもあった。そんな風に支えてくれる人が周りにいたからこそ、愛を知り、愛に生きてきた。母の人生を知ることでソフィ自身もまた前に進む力を得ていくのでした・・・

そして今となっては、ソフィにはピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルドとタイプの違う俳優が演じる素敵なパパが三人もいるんだもの。今後の人生に悩む・・・なんて贅沢過ぎるーーー、と地団太踏んで私は悔しい思いでいっぱいです。
この三人のパパたち、決して踊りが上手い訳ではないですが、必死に無謀にも踊りまくるからまたこれが萌えポイントです。

映画は前作同様、とにかくHAPPY全開の大団円となりますが、最後にすべてをかっさらっていくのがラスボスと見紛うソフィのおばあちゃん、演じるは『バーレスク』でもお馴染みシェール様、72才!メリル・ストリープの母親を演じるとなるとこれぐらいのレベルでないと務まりません。シェール様の登場で全てがいろいろ絞まります。しかもシェール様にとってもいろいろ美味しい役どころです。さすがでございます。

そういった意味でも、全てが万事まるっと納まり、観た方の満足度、アゲアゲ度は200%でしょう!夏が終わってしまう前に是非スクリーンでご覧ください♪

By.M