『ファミリー・ツリー』

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 ハワイに行っても決してマリンスポーツなどしない、でもハワイ大好き☆女住人Mです。
今回ご紹介するのは、そのハワイが舞台。本年度アカデミー賞脚色賞受賞、作品賞・監督賞・主演男優賞・編集賞にもノミネートされた『ファミリー・ツリー』です。

 主演はジョージ・クルーニー(a.k.a兄貴)。華々しい場でいつも隣に美女を従え、でも毎年連れている女性が違う男、それがジョージ。それじゃあ、チャラ男か?と言われればお父さんと一緒に政治活動で逮捕されるインテリ男、それがジョージ。演技も出来れば監督業も出来る、大統領役を演じたかと思うと、オバマ大統領に「選挙運動のためのパーティーで人集めたいから手伝って!」と言われる男、それがジョージ。
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(そう、何でも持っている男、それがオレさっ)

 そんな完璧ジョージが今回演じたのはハワイ在住の弁護士のマット・キング。優雅に暮らしていたと思われた主人公マットの人生が妻の事故によって、実はトホホな人生だったことが浮き彫りになると言う物語です。
仕事一筋だったマットはこれまで家族のことなど一切省みず生活していたので、奥さんがいないと何も出来ません。奥さんが事故でこん睡状態になったことで次女は情緒不安定になり、「子供が考えてることなんか、わかるか〜」とオロオロするだけのジョージ。反抗期の長女からは奥さんの浮気の事実を聞かされるは、そんな長女の彼氏はとんでもないチャラ男で「どいつもこいつも何なんだ〜!」とオロオロするだけのジョージ。
加えてマットは祖先(なんとカメハメハ大王!)から受け継いだ広大な土地の売却問題も抱えており、一族からのプレッシャーを受けまくり。で、またまたオロオロするだけのジョージ。いつもクールにSEXYに決めているジョージがこの映画ではず〜っと、オロオロ、オロオロしっ放しで普段のイメージとのギャップがあり過ぎて笑うしかありません。
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(ジョージのオロオロに悲哀萌え〜)

 でも平穏だった日常に突如ふってきた問題はマットがこれまでずっと逃げてきたもの。彼はこれを機にその問題と直面することで、家族との繋がり、これまで祖先から受け継がれてきた“ファミリー・ツリー(家族の系譜)”と言う関係性について今一度、考え直す岐路に立つのです。
そして最初はオロオロするだけのジョージを笑っていた私も、疎遠になっている両親とのことや親戚付き合いのことなど、マットを見ながらも自分のこともついつい考えてしまうのでした。そんな自分の日常に置き換えるとちょっとブルーになることも本作ではコミカルに描き、でも登場人物のふとした仕草や表情、セリフがグっと胸に刺さって、ジーン。まさに“人生は泣き笑い”であると気付かせてくれます。
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(失くしたものはまた取り戻せば良いさっ)

 CGなし、爆破シーンなし。宇宙人も極悪非道なサイコ野郎も出てきません。ハリウッドお得意のド派手な展開は一切ありません。自分の周りでも起きそうな何てことない日常を描いただけなのに、こんなにドラマチックで胸を打たれるなんて・・・・つうことは、私たちの日常って実はそういう事に溢れているの?な〜んて思わせてくれる映画が本作です。
映画を見終わって、私は本当に幸せな気持ちでいっぱいになりました。この出会い、映画の神様に感謝せずにはいられない、そんな『ファミリー・ツリー』は5/18(金)からシネマイクスピアリにて公開です。

By.M
(c)2011 Twentieth Century Fox


『ル・アーヴルの靴みがき』

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 北欧なシャレオツ・デザインが大好きな女住人Mです。
北欧の都市・フィンランドと言えば、ムーミン、モダン家具、食器などが有名ですが映画の世界だと彼しかいない、そうフィンランドを代表する監督と言えば“アキ・カウリスマキ”、と言うことで今回ご紹介するのは彼の新作『ル・アーヴルの靴みがき』です。
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(地味な僕ら夫婦が主人公だよ)

 フィンランドと遠い国のご出身、カウリスマキ監督ですが、彼の作品の多くは日本でも公開されています。不遇な境遇の中でも地に足をつけて、逞しく、でもひそやかに生きる人たちがいつも登場。そんな市井の人々の姿をマッチで温かい明かりを灯すように描き、その温かは何だか日本人の心にマッチすると言うか、彼の世界観はどこか日本的でさえある気もします。だから日本でもカウリスマキ作品のファンが多いのかな〜?

 今回の舞台はフランス、ル・アーヴルの港町。靴みがきを生業としているマルセルは奥さんのアルレッティと愛犬ライカとつつましく生活しています。近所づきあいやいつも行くカフェで会う人々とのささやかな触れ合いも彼の至福のひと時。が、ある日アルレッティが病に倒れ入院し、それと入れ替わるように難民の少年イドリッサをかくまうことになります。波風のない平穏な生活を送っていたマルセルの人生は少年との出会いでさざ波が起きます。
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(右:警視モネ「難民をかくまってたりしてないよな。」左:マルセル「えっ!?」)

 難民の少年とそれを助ける男の話、と書くと何だか小難しそうな気がしますが、一切それはありません。カウリスマキ監督の描く世界は決して多くを語らないのにいつも温かさに溢れています。でも何だかデタラメな所もあってそこが憎めない。それはカウリスマキ監督そのものの人間性とも一致しているようです。

 この映画に出てくる人々は皆、質素だけれど、殺伐感は全くなく、お互いがお互いを支え、生きています。金払いの悪いマルセルに呆れ顔のご近所さんは奥さんのアルレッティが倒れたことを知ると、一番の理解者となって手を差し伸べるし、マルセル自身、何の関係もないイドリッサを母の元に届けるために奮闘します。マルセルが困っているならと、行きつけのカフェの女主人や常連客、靴みがき仲間までもが悪戦苦闘。難民のイドリッサを追う警視モネですら、人情を持ち続ける人として描かれます。
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(「靴みがきってこうやってやるんだぞ」)
日々の生活はいろいろあるけれど、良き心を持つ人たちが諦めずに、でも横暴になることなくささやかに闘う姿が何とも胸に沁みるのです。そしてみんながそれぞれを思いやって生きている、それはフランスのスローガン「博愛」そのものなのです。

“心をみがけば、奇跡はおこる”この映画のキャッチフレーズを信じたくなる『ル・アーヴルの靴みがき』は5/12(土)よりシネマイクスピアリにて公開します。

By.M
©Sputnik Oy
photographer: Marja-Leena Hukkanen

 今度は私の中の女が震えました。そんな映画と出会いました・・・女住人Mです。
師!?曰く「30代を越えた女に勝ち負けはない。結婚しようがしまいが、子供がいようがいまいが、30代を越えた女の前に広がるのはただ荒野だけ・・」。
そんな30才以上の女性人生の縮図を描いたのが今回ご紹介する『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』です。
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(“ブライズメイズ”とは花嫁介添人のこと。
ブライズメイズは親友の証。結婚式当日までいろんなパーティーをブライズメイズが企画します。このまとめ役がメイド・オブ・オナー)

 主人公アニーは30代の独身女性。恋人と開業したお店はつぶれ、彼氏も全財産も一気になくし、人生のどん底をほふく前進中。そんな時に幼馴染のリリアンの結婚が決まります。大親友のリリアンの幸せは嬉しい反面、ダメージも大きい。なぜなら自分のこと全てを受け止めてくれるリリアンは彼女にとっての心の拠り所なのです。リリアンからメイド・オブ・オナーの大役を仰せつかったアニーはリリアンの為に他のブライズメイズたちと対面するのですが、これがくせ者揃いで全くまとまんな〜い&ハプニング続出〜!!ただでさえアウトだったアニーの人生は友だちも巻き込んでこれでもか、これでもか、と空回りしていきます。このはっちゃけた展開、とにかく笑い飛ばすしかありません。映画の前半はただただ爆笑です。
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(私の方が親友なのよ〜♪ とリリアンを奪い合う女ののど自慢シーン?! )
 でも、この映画はそれだけではありません。空回りがピークに達し、ついにはリリアンとも喧嘩をしてしまい、おうちに引きこもってしまうアニーの元にブライズメイズの中でも一番の変り者、メーガンが訪ねてきます。そしてアニーにこう言います。「人生はそうやって苦しいもんなんだ、それが当たり前なんだよ、人生って痛いんだよ、でもそれ自分で変えられるよ! 」と。

 そう、ここでブログ冒頭、師の格言を思い出して下さい。リリアンのブライズメイズに選ばれた女性は独身女性、子持ち主婦、新婚ホヤホヤ女性、家族仲に疑問ありな主婦と様々。一時期、人生を勝ち負けで表現することが流行りましたが、否、女性は30歳を越えればもう皆ごった煮なんです。どんな境遇であろうが、皆それぞれいろいろあるものです。結局、他人の芝生が青いだけなんです。でもそんな広がる荒野を前にしても、それを受け止め生きることが我々の人生!アニーに向けられたメーガンのセリフは世界中の30代以上の女性に捧げられた神の言葉!? もう、感動ですよ。
幾分お下品なただのコメディ映画と思ってたら、罰が当たります。
爆笑して、感動して、HAPPYになれて、元気貰えて、ってこの映画最高じゃないですか。

 いや〜女って面倒ですね。でも楽しいですね。そういうのを共有出来る友がいる、ってそれだけで本当幸せ! って改めて感じちゃいました。
GWに是非、友だち誘ってご覧下さい! 『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』は4/28(土)から公開です。
ピンクの衣装着用の方、3名様以上でご来場のお客様はお一人1000円ですよ〜♪

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(アニーの恋の行方もお楽しみ。相手役のローズ巡査は地味メンですが、これは惚れますわ)
By.M
(C)2011 Universal Studios.ALL RIGHTS RESERVED

『バトルシップ』

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 久々、私の中の男が震えました。そんな映画と出会いました・・・女住人Mです。
今回ご紹介するのはユニバーサル映画100周年記念作品『バトルシップ』です。

 ハワイ・オワフ島沖、壮大な海軍合同演習中に真珠湾に未確認飛行物体が落下。海中からは巨大な宇宙船が出現し、激しい攻撃をしかけます。その最前線に立ったのは演習中だったアメリカ海軍の将校アレックス(テイラー・キッチュ)と彼がライバル心を燃やす護衛艦みょうこうの艦長ナガタ(浅野忠信)とその部下たち。圧倒的なパワーを持ったエイリアンの攻撃に国境を越えた精鋭たちが立ち向かう! と、あらすじを聞いただけでも胸が高鳴る本作。
 きっと誰しもそこはかとなく漂うB級感を期待していると思いますが、想像を凌駕するB級感は本当素晴らしく、ツッコミ所満載なストーリー展開はご愛嬌。つうか、そんなの気になりませんぜっ。B級映画に必要な、一に愛情、二に誠意、三四が真心、五は勢い、と言う全ての要素が備わりかつ、むっちゃお金かかってる!!
そりゃそうです、ユニバーサル映画100周年です。ハリウッド超大作、万歳〜!!
 
 主人公のアレックスは無敵のヒーローではなく、イケメン兄ちゃんからも恋人のお父ちゃん(リーアム・ニーソン)からも呆れられているぐらいボンクラ男子。自己チューで無鉄砲でヤンチャ君ではありますが、そんな決して善人でない、どこでもいそうな一人の男が立ち上がって行く様に我々は共感しいくのです。そしてそんな彼のライバルであり、同士となるのが浅野忠信扮する艦長のナガタ。「マイティー・ソー」では少なめだった彼の出番も、本作ではほぼ主役級。映画を見ているとエイリアンに立ち向かうナガタと言うより、ハリウッド進出にかける俳優・浅野忠信を応援している気分にもなり、また胸が熱くなる。浅野くんがきっとKen Watanabeみたいな役者になる日も近いと確信しました。
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(俺たち、バディ(相棒)だぜ! )

 そして、やっぱり本作で観客のボルテージをMAXにアゲ↑るのはバトルシーン!!!
「トランスフォーマー」の製作陣が手掛けたこともあり、もうハンパナイ、パナイ!
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(どっか〜ん!)
私は何度となく「ふぉ〜」と奇声を上げながらみてしまいました。おまけにAC/DCの音楽までかかりますからね〜。もうガン・アガ↑りですよ。んでもってですね、最終的に本当の意味で地球を救うのが、まさかの●●●って言う、このストーリーがですよ、感涙ですよ。まさかの感動シーンですよ。油断してたら泣いちゃいそうでしたよ。

 とにかく、今年に入って純粋な気持ちでもって、こんなに胸が高鳴り、アガ↑った映画は『バトルシップ』がNo.1!
新しい季節が始まり、ちょっとおセンチになったあなた。5月病になる前に、絶対見た方が良いですよ。猛烈にオススメです。
『バトルシップ』はシネマイクスピアリにて4/13(金)からもう上映中だぜ!
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(主要キャスト勢ぞろいの記者会見は空母ジョージワシントンでやっちゃったよ。)

By.M
(C)2012 Universal Studios.ALL RIGHTS RESERVED.

『アーティスト』

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初めてサイレント映画と出会ったのは多分、TVで放映していたチャップリンの映画だった・・と言うおぼろげな記憶を持つ女住人Mです。
今回ご紹介する作品は本年度アカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞、衣装デザイン賞、作曲賞の5部門を受賞したサイレント映画『アーティスト』です。
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1927年ハリウッドの黄金期。サイレント映画のスター、ジョージ・ヴァレンティンが新人女優ペピー・ミラーと出会い、互いに惹かれあうところから物語は始まります。が、折しも映画はサイレントからトーキーへと移行する時代。サイレント映画に固執するジョージはどんどん時代から取り残される一方、トーキーの世界のヒロインとしてペピーはスター街道まっしぐら。すれ違って行く二人、でも惹かれ合う二人・・・そんな二人のドラマチックなラブストーリーをロマンティックに描いたのが本作です!

本作の魅力は何と言っても“サイレント映画”であること。
最低限のセリフだけが字幕で出ますが、観客は役者の表情や眼差しや動き、そして音楽でもって物語を読み取ります。でも“サイレント映画”に抵抗感がある方もいらっしゃるかもしれません。
が、が、本作を見ればその魅力にハマること間違いなし!です。いつもより情報は少ないハズなのに、物語はどんどん膨らんでいって、感情がどんどんどんどん溢れていくのです。TVを付ければ、ニュースもお笑いもご丁寧にテロップだらけ、情報過多な世界にいる我々にとって“サイレント映画”は昔の表現方法でなく、むしろ新鮮で斬新なものに思えるかもしれません。
私は普段からいろいろ妄想することで日常をより楽しむタイプなのですが、そういう妄想過多なイマジネーションに生きる方には特に楽しんで貰える1本だと思います♪

そして、主人公のジョージの相棒・愛犬・ジャック・ラッセル・テリアのアギーの主役を食わんばかりの活躍&名演は全国の犬好きの方の心をガッチリ掴んじゃいますよ。
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(ボク、アギーだワン。カンヌ国際映画祭で“パルムドッグ賞”も受賞したワン。)
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(可愛い過ぎでゴメンだワン。)

素敵な音楽に包まれ、シンプルでかつドラマテック&ロマンティックなラブ・ストーリーが展開される『アーティスト』はデートMovieとしてもオススメです。
世界中が恋をした『アーティスト』は4/7(土)からシネマイクスピアリにて公開中です。
BY.M

© La Petite Reine – Studio 37 – La Classe Américaine – JD Prod – France 3 Cinéma – Jouror Productions – uFilm


『タイタニック 3D』

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1997年、当時は福岡の劇場で働いていました、女住人Mです。
シネコンが今ほどなかった15年前にこの映画は公開され、最終的には全世界興行成績歴代2位(1位は「アバター」)、日本洋画興行成績歴代1位を樹立!当時の映画館は平日も超満員、私はトイレに行くのも我慢してただひたすらチケットを売っていた記憶が・・しかもその現象は何カ月も続きました。そのお化け映画のタイトルは『タイタニック』。今回、タイタニックの出港から100年目を迎える今年の4月にジェームズ・キャメロン監督総指揮の下、『タイタニック3D』が公開です!!

キャメロンと言えば「アバター」の監督で3D映画に新しい歴史を切り拓いた立役者、3Dと言えば、キャメロン、キャメロンと言えば3D、“3Dの神”と言って過言ではないでしょう。3D映画と言っても、「アバター」のように最初から3Dカメラで撮影した3D映画もあれば、2Dカメラで撮影したものを後にソフトで3Dに変換し、3D映画とするものもあります。“3Dの神”キャメロンにとっては、「3D映画は3Dカメラで撮ったものでないとダメやね!」と言う思いはあったようですが「皆に愛して貰った『タイタニック』をもう一度、大きなスクリーンで見て貰いたい!」と言う熱い思いから3D化を決意。キャメロンの元には精鋭エンジニア300人以上が集まり、1年以上の歳月をかけ、しかも1800万ドルという下手したら映画が1本作られる製作費を投じ、魂を込めて3D版として『タイタニック』を復活させました!!その熱い想いを伝えるべくキャメロンが3/30(金)に来日。1997年に公開された『タイタニック』。実は日本が全世界で最初に上映をした国で、しかも全世界興行収入の内訳も全米に継ぎ、世界第2位。キャメロンにとっても日本の観客に『タイタニック3D』を見て貰うことは特別な思いがあるのです。
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(映画は映画館で見てほしいんだ。大きなスクリーンで。だから今回、3D版を作ったんだ!By.キャメロン)

これまで多くの観客が涙した本作に対しキャメロンは「2D版でコップ一杯の涙を流した人はこの3D版で2杯分の涙を流すことになると思うよ」とその完成度に自信満々。“3Dの神”キャメロンの手にかかった本作はいわゆる映像の奥行きと言ったビジュアルでのアピールだけでなく、感情さえも倍増させる世界観を作ってみせたのです。
「アバター」の公開前、「この青い人たちの活躍でキャメロンは凄い映像を見せる、って言うとるけど、大丈夫なんか?」と思った私でしたが、その不安をあっさり跳ね除けた映画を作った“3Dの神”キャメロンが自信をもって我々に届けてくれますからね。15年ぶりの『タイタニック』しかも3Dに心が踊らない訳がない!!ってことです。

『タイタニック3D』は4/4(水)に先行上映をし、4/7(土)からの公開です。
これは3Dメガネが感動の涙で曇るのを覚悟して、スクリーンで見るべし、見るべしです!

By.M
(C)2011 Fox and its related entities. All rights reserved.

【タイタニック・マメ知識】
タイタニックの特等室は870ポンド(現在の価値で約575万円)だったそうですが、一番安い3等室で3〜6ポンド(約2〜4万円)だったとか。いろいろな人が乗ってたんですね。

『ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜』

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みなさんこんにちは。お別れと始まりの季節・春にちょっとおセンチな女住人Mです。
今回ご紹介する映画は本年度アカデミー賞作品賞ほか4部門ノミネート、助演女優賞受賞の『ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜』です。

舞台は1960年代前半のアメリカ。公民権運動が盛んになった時期ですがアメリカ南部、ここミシシッピ州ジャクソンでは未だ人種差別がまかり通っています。作家志望のスキーター(エマ・ストーン)は白人社会で虐げられている“ヘルプ”(=黒人メイドたち)の境遇を知り「これおかしくない?」と違和感を覚え、メイドたちにインタビューをし、それに基づく本を書こうとします。最初は思うようにはなりませんが、スキーターの思いは次第とメイドたちの心を動かし、それは社会を変える大きなうねりへと変化していくことになります。
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(左:スキーター、中央:ミニー、右:エイビリーン)
本作は黒人メイドで心優しいエイビリーン(ヴィオラ・デイヴィス)と皮肉屋だけど料理上手なミニー(オクタヴィア・スペンサー)とスキーターの友情の物語でもあり、差別問題を扱うからと言って決して重苦しい訳ではなく、あけっぴろげでかつユーモアをふんだんに盛り込みながら物語は進みます。

メインテーマは黒人メイドに向けられる差別ですが、スキーターちゃん自身、若くして結婚して、家庭に入り、メイドに育児は丸投げして、社交にうつつを抜かす同性代の女性たちとは異なり、「恋人?結婚?うんや、仕事したい!作家になりたい!」と思っているキャラなので地元では浮きまくりです。スキーターちゃんの同級生でこの町のリーダー格ヒリー(ブライス・ダラス・ハワード)もそんなスキーターちゃんを蔑んで見てるし、自分の元彼と結婚したシーリアが気に食わないので仲間はずれにしたり・・・。誰かをいじめたり、誰かにいじめられたり、こういう差別問題と言うのは結局私たちの日常にどこにでもあるので、この映画は私たちにとっても決して遠くの物語ではないのです。

本作では、アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされたメイド役のヴィオラ・デイヴィスや助演女優賞を受賞したオクタヴィア・スペンサー、ヒリーにいじめられるシーリアを演じ助演女優賞にノミネートされたジェシカ・チャステインの演技が見所であることはもちろん、次世代のコメディエンヌとしても注目されているスキーターちゃんを演じたエマ・ストーンや嫌〜な女ヒリーを演じたブライス・ダラス・ハワードの演技も抜群で、女優陣のアンサンブルの良さが光ります。
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(エマ・ストーン、ちゅ〜も〜く!!今後さらにちゅ〜も〜っく!)

個人的ではありますが、ブライスって何か嫌いだったのですが、前作の「50/50」に続き、私がブライスに求めている性根が悪い?!女性を嫌味たっぷりに演じ「わかっとるやないか」と言う所で逆に“信頼出来る女優”へとその存在を認める程になりました。(って、どれだけ上から目線なんだ。ブライスファンの皆さま、すみません!)そんな彼女が酷い仕打ちをしたメイドに逆襲されるシーンは映画史に残る爆笑シーンです。天晴れ!!
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(「私が性根が悪い女って、それ心外じゃない?」By.ブライス)

4月になると、新しい世界に踏み出す人も多いと思います。なんかちょっと怖気づくな〜、と言う時にこの映画を見ると、小さな一歩を踏み出す勇気が貰えるんじゃないかな、と思います。その一歩はきっとスキーターちゃんたちが踏みだした一歩のようにいつしか大きな変化を導いてくれるかもしれません。『ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜』は3/31(土)公開です。

By.M
©2011 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.


『マリリン 7日間の恋』

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みなさん、こんにちは。香水大好き女住人Mです。
今回は「あなたは寝る時に何をまとうのですか?」、「シャネルの5番よ」でお馴染みハリウッドスター、マリリン・モンロー(当時30歳)と23歳の青年との儚い恋を描く『マリリン 7日間の恋』をご紹介します。

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本作はマリリンも出演した「王子と踊り子」と言う作品の第三助監督を務めていたコリン・クラーク君が「撮影時に実はこんなことがあったんだ!」と暴露した告白本「My Week With Marilyn(マリリン・モンロー 7日間の恋)」を元に描かれた作品です。

当時既にスターだったマリリンはただのSEXシンボルとしてのイメージを払拭するべく演技の本場イギリスに渡り、ローレンス・オリヴィエ監督、主演(ケネス・ブラナー)で撮影される「王子と踊り子」と言う作品に挑みます。しかし、過剰なまでに「あたし頑張る!」と本作に賭けていたマリリンの気持ちは空回り。撮影前の本読みの段階から既にガチガチ。撮影が始まってさらにナーバスになってNGの連発。おまけに監督の演技指導そっちのけで自身が雇った演技コーチの意見ばかり聞いて、現場は微妙な空気になります。どんどん自分を追いこんでしまい精神不安定になったマリリンに同行していた夫(当時新婚ホヤホヤ)も愛想を尽かし先に帰国してしまう始末。どんどん悪循環の中にハマってしまうマリリンに「お前がちょっと面倒みとけ」とあてがわれたのが第三助監督と言う名のペーペーでパシリのコリン君(エディ・レドメイン)だったのです。コリン君はマリリンを前にドキドキしながらもマリリンの話をちゃ〜んと聞いてあげるんです。で、マリリンもそんな誠実な彼に心を開いていくんです。そして・・・・
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そんなマリリンとコリン君のひと時のムフフを描いた本作ですが、何と言ってもマリリンを演じるミシェル・ウィリアムズの演技、風貌そして雰囲気がもう本当可愛いのです。
マリリン自身はきちんと演技が出来る女優として認められたくて、マジメにいろいろ取り組んではいるのですが、何とも不器用で繊細過ぎるが故にカラカラカラカラ空回り。そして一人緊張に震え、泣いて、落ち込みます。場数も踏んでるハリウッドスターですよ、30歳ですよ、でもピュア過ぎるほどピュアなんです。でもそんなマリリンも天性の素質でドキっとするような演技や表情を見せるんです。この危うさと完璧さをミシェル・ウィリアムズが本当愛らしく演じるんです。本作を見ながら、マリリン自身の魅力にどんどん引きこまれると同時にそれを演じるミシェルの魅力にズボズボとハマっていく自分がいたのです。やっぱ人間可愛げって大事っすね〜、とマリリン&ミシェル的要素が皆無な私はいろいろなことを反省したのでした。
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(来日時のミシェル。君、きゃわいい〜ね〜)

本作でミシェル・ウィリアムズはゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)受賞、アカデミー賞主演女優賞ノミネート、ローレンス監督を演じたケネス・ブラナーがアカデミー賞助演男優賞ノミネートほか数々の賞レースも賑わせました。作品的にも愛らしい『マリリン 7日間の恋』は3/24(土)からの公開です。
By.M
(c) 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved

こんにちは。中学生の頃からUK音楽にハマっている女住人Mです。
今回ご紹介しますのは、本年度アカデミー賞主演女優賞、メイキャップ賞を受賞した『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』です。演じるはご存知メリル・ストリープ。
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(は〜い!本作の演技でアカデミー賞17回の最多ノミネート、3回目の受賞よ〜♪)

そして本作はご説明するまでもなく、英国史上初、唯一の女性首相だったマーガレット・サッチャーの物語です。マーガレットは雑貨商の娘ですが、市長を務めた父の影響で政治家の道を進みます。34歳で保守党から議員選挙立候補当選、50歳で保守党党首、54歳で英国首相へ。強い信念により封建的な男社会の中でも強力なリーダーシップを発揮した彼女は“鉄の女”とも呼ばれます。本作では妻として、母として、国のリーダーとして戦い続けてきた女性・マーガレット・サッチャーの真実を描きます。

日本でサッチャーさんと言えば衰退していた英国を立て直し、米国レーガン大統領と共に冷戦を終結させたことで、わりと好意的に取られている人物だと思います。が、本国イギリスでは行き詰っていた経済を立て直したサッチャー政権の業績を評価する一方、それにより深刻な失業問題が発生し、国民の多くの生活が貧窮に陥り不満の声も上がりました。私が好きなUKバンド、ザ・ジャムやスタイル・カウンシルのボーカル、ポール・ウェラー先生もそんな労働者や庶民の声を曲にしたものです。なので、彼女の人生が悲哀をもって語られる本作に対し「おセンチになられても苦しんだのは君じゃない!」と不快感を表す観客も多かったとか。
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(サッチャーさん、国民に責められるの図)

でもそんな中で、この作品がアカデミー賞と言う舞台に名を連ねたのはやはり、サッチャーさんを演じたメリル・ストリープの存在でしょう。いや〜昔TVで見たことがある、サッチャーさんそのものです。

サッチャーさんが下した数々の政治決断がどうだったかはさておき、自分の決断に迷うことなく、反感を買うことも恐れずにひたすら自分の道に邁進したその力強い姿は、一人の人間として魅力があります。そんなパワフルな女性が晩年、夫を亡くし、自身は認知症に苦しみ、幻想の夫だけが支えとなってしまいます。男社会で孤立することが多かったサッチャーさんがその表舞台を去った後にさらに孤独な戦いを強いられていたと言うのは何の因果なのでしょう。彼女の人生に影を見るとしたら、それは国民からなじられた時や首相を退かなければならなかった時でなく、この晩年の日々だったのかもしれません。

人生って何だろうな〜と考えさせられたり、当時のイギリスの社会情勢を映画で知ることも出来て、エンタメでありながらお勉強も出来る一石二鳥の『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』は3/16(金)からの公開です。

By.M
2011 Path Productions Limited, Channel Four Television Corporation and The British Film Institute

TVドラマ「シャーロック・ホームズ」は、イギリスのグラナダTV版とBBC製作版、両方とも大好き!な女住人Mです。

我々日本人のシャーロック・ホームズ像と言えば、NHKで1980年代〜90年代に放映されていたグラナダTV版でジェレミー・ブレッドが演じたホームズがおそらく一番印象深いのではないでしょうか?陰なオーラをまとい、知的かつ繊細で神経質な香りがする紳士。しかし、2009年ロバート・ダウニー・Jr.(以降、ロバJr.)が演じる映画版の「シャーロック・ホームズ」が登場した時は度肝を抜かれました。
違う、全然違う!どちらかと言えば、ロバJr.が持つジェネラルイメージに近い、明るく、おちゃめでかしこく、時にシニカルでちょっと暴れん坊、でも憎めないのよね〜的なホームズに最初は戸惑いました。そして、これまでどこか頼りなくて、いまいち垢ぬけないイメージだった助手のワトソン君もジュード・ロウが演じ一変。これも何か違う!でもロバJr.×ジュード、男前×男前、そんな二人が劇中、仲良くキャッキャッしながらも、クールに時に大胆に事件を解決する様に私はたちまち魅了されました。そして今回、その続編『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』が公開です!
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ロバJr.とジュードが演じる、ホームズ&ワトソンのバディ感の相性の良さはそのままに、元嫁・マドンナと離婚して以降、吹っ切れた感が漂う、監督のガイ・リッチーの演出もテンポ良く、爆破、爆破でド派手に展開されるストーリーがまた楽しい〜!
しかも今回、ホームズ&ワトソンの敵はあの“モリアーティ教授”!!シャーロック・ホームズの因縁のライバル、あのホームズさえも凌駕する邪悪な才能の持ち主、モリアーティ教授が今回、事件の黒幕として登場です。(もちろん、出ますよ、滝!)
正義VS悪の図式は悪が魅力的であればあるほど、物語全体が面白くなるのはセオリーですからね。ホームズにとって最大の敵モリアーティ教授が登場する本作の品質は保証されたようなもんです。
「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」は3/10(土)から公開!是非、スクリーンでお楽しみ下さい。

<スペシャル・追記コーナー>
ワトソン役のジュード・ロウが来日した際に行われた記者会見に潜入してきました!!
ジュード自身、これまでにないホームズとワトソン像に魅力を感じているようで、「あれほど頭が切れるホームズの選ぶ相棒が頼りない男である訳がない、むしろ同等でなければ助言も出来ない。ワトソンがだらしないからホームズが引き立つようではダメなんだ」と言うことでジュード版ワトソンはこれまでにない魅力的なキャラクターになっているのです。
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(どうや、ジュードや。男前や。)
そして、来日直前にロバJr.に子供が産まれたことについて記者から尋ねられると「え〜、もう産まれたの?なんで君(記者)に先に連絡が言ってて僕にはないの。もう友情は終わりだよ・笑。あ〜後でメールしなきゃ(素に戻って小声)」とコメントするなど、会場を明るくしてくれるジュードに私はまたメロメロになりました。
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By.M
(C)2011VILLAGE ROADSHOW FILMS(BVI) LIMITED