『マリアンヌ』

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 皆さん、こんにちは女住人Mです。バレンタインデイからホワイトデイにかけて恋愛もの映画の需要が高まるこの時期にオススメの1本を・・・今回は2/10(金)公開『マリアンヌ』をご紹介いたします。
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 舞台は第二次世界大戦下、ドイツ大使の暗殺任務を遂行すべくカサブランカで出会った諜報員のマックス(ブラッド・ピット)とフランス軍レジスタンスのマリアンヌ(マリオン・コティヤール)。作戦のために一時的に夫婦を装っていたけれど危険と背中合わせの中、次第に二人は惹かれ合い結婚。幸せな日々を過ごしていたある日、マックスはマリアンヌに二重スパイの容疑がかけられていることを知ります。
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 あらすじだけだとブラピとアンジーが暗殺者夫婦を演じた「Mr.&Mrs.スミス」的なアクション映画を思い描く方もいるかもしれませんが、この映画はとてもクラシカルな雰囲気が漂う王道のラブストーリー。冒頭、ブラピ扮するマックスが極秘任務のためにパラシュートで砂漠に降り立つシーンから始まりますが、その導入部分で「この映画、美しいに違いない」という期待感を煽ります。前半は二人が出会い、互いを本当に信じていい存在なのか探り合いながらも、夫婦を演じる様が描かれます。先ずは周囲に二人が夫婦であることを信じ込ませる。イケメンさんなのに(だからこそなのか?)汚れ役や変な役をやりたがりなブラピが本作では久しぶりに金髪の前髪をサラリと落とし、男前度を発揮。理想の旦那像を見事に演じます。
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本作の監督は「フォレスト・ガンプ/一期一会」や「ザ・ウォーク」などで知られるロバート・ゼメキス。最新の視覚効果テクニックを観客にそれと気付かれないよう手間をかけて映像に潜り込ませることでも有名なので、本作における異常なまでのブラピの美しさはゼメキス監督が手を加えたのでは?という噂がたってしまう程、本当にうっとりブラピなのです。
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対するマリオンも笑顔が素敵でエレガンスそのもの。誰もがうらやむ夫婦という設定、この二人だからこそ成し得ているナイスキャスティングです。
カサブランカでの任務を終え、結婚した二人はイギリスで新しい生活を始め、子供も生まれ、幸せな日々を過ごすのですが、そんな時に上司からマリアンヌのスパイ疑惑を告げられるのです。今まで築いた幸せが、信じて疑わなかった妻への愛、妻からの愛が根底から揺らぐ、その衝撃たるや・・・もう絶望でしかありません。
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二人が出会った時にどうやって人を騙すのか、マリアンヌが語るそのセリフがフラッシュバックのようにマックスの頭を駆け巡ります。でもマックスは心から彼女を愛していたからこそ、その自分の愛に偽りがないからこそ「そんなハズはない!妻はスパイなんかじゃない」という気持ちがどんどん大きくなります。
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一方、強い愛で結ばれていてもたった一つの疑いという名のホツレが出来てしまうと、どんどんそれに蝕まれていくもの。愛しているからこそ、マックスの心は揺れ、それに押しつぶされそうになります。果たして、妻マリアンヌはスパイだったのか・・・・つづきは映画館でお確かめ下さい。

 クラシカルでシンプルなこの物語は腕のない監督が映像化したら、とても退屈なものになっていたかもしれませんが、そこはロバート・ゼメキス。最後まで観客の心を離しません。戦争があったからこそ出会い、戦争があったからこそ揺らいでしまった二人の人生。でも二人に共通していたのはどちらも大切な人を想うことだった、というのがまた切なくもあるのでした。

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『美女と野獣』その1

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 皆さんこんにちは、女住人Mです。今回は皆さんお待ちかね4/21(金)公開『美女と野獣』の日本語吹替版改め"プレミアム吹替版"のキャスト発表会に潜入してきましたのでリポートさせていただきます!
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 エマ・ワトソンを主演に迎え、不朽のディズニー・アニメーション「美女と野獣」をディズニーが完全実写化するのが本作。既に発表されているオリジナル・キャストも豪華なので日本語吹替版が一体どんなキャスティングになるか期待値もMAX!そんな中での発表会は総勢11名のキャスト陣がピアノとチェロの生演奏と共に生歌を披露する、まるで舞台さながらの演出!
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それもそのハズ、主要キャストには主人公のベル役に昆夏美、野獣役に山崎育三郎を始め、村井國夫、岩崎宏美、島田歌穂ほか日本ミュージカル界の一線スターが勢ぞろい。このまま舞台版『美女と野獣』が上演出来そうな豪華キャスティングとなりました。
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 ディズニーとの出会いはサンタクロースに野球のグローブがほしいと手紙を書いたけれど朝起きたらディズニーのビデオがたくさん置いてあったことが始まりと語った野獣役の山崎さん。小さい頃からテープがちぎれるくらい何度も見て、いつかディズニーの吹替をしたいと願っていた山崎さんは「夢は思い続ければ叶うんだ」と改めて実感したそうです。
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 ディズニー作品に参加するのが夢の一つだったと語ったのはポット夫人役の岩崎宏美さん。「この年齢になってまだこんな役に出会えてまだ勉強出来るんだという思いで意欲も沸いてきました。可愛らしいベルにあたたかい気持ちを送りながら頑張りたいと思います」とコメント。
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 チップ役の池田優斗くんは「やんちゃなチップのイメージを大切にして演じたいです。よろしくお願いたします!」と元気にご挨拶。
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 そして「ルミエールはディズニー映画にはかかせないおどけた案内係のようで、観た人全てに愛してもらえるような素敵な役なので大切にしたい」と語ったのは成河(そんは)さん。
20年前に結婚しその披露宴の入場曲が「美女と野獣」のテーマ曲だったと語ったのはコグスワース役の小倉久寛さん。「20年分の並々ならぬその思いを込めて演じたい!」と熱くコメント。
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 劇団四季に所属していた当時ベル役でデビューしたと語ったのはマダム・ド・ガルドローブ役の濱田めぐみさん。「美女と野獣」は濱田さんにとって思い出の宝箱の中に入っている宝石のような作品だそうで「素敵な魔法をかけられるように頑張ります」と意気込みを語りました。
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 ブリュメット役は島田歌穂さん。島田さんも小さい頃からディズニーに触れ育ち、「美女と野獣」もアニメーション、舞台で何度も何度も触れてきたそう。歴史的な実写版に関われることが本当に光栄だと語り「羽ぼうきに姿を変えられた役ですが、羽のように軽やかに、奔放に、ちょっとセクシーに演じたい」とコメント。
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 そして劇団四季にいた頃にもガストンを演じた経験があるのが吉原光夫さん。「見た目が野獣っぽいのでその時から「野獣の役かな」と思っていたけどいつも王子様になれないガストン役なのでちょっと残念です」とコメントし笑いを誘っていました。
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 ガストンの相棒ルフウを演じるのは藤井隆さん。「この素晴らしいメンバーに入れてもらえてとても光栄だけど何で自分なんだろう、と思っています。ディズニーの作品は愛している方がたくさんいらっしゃるので粗相のないように演じたい」と恐縮しながらのご挨拶でした。
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 「私が劇団四季にいた頃は・・・」とジョークから挨拶が始まったのはモーリス役、ミュージカル界の重鎮・村井國夫さん。村井さんも他の皆さん同様この役をオーディションで掴んだそうで「これまで仕事を一緒にしたことがある知ったメンツもたくさんいて嬉しい」とコメント。
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 そしてベル役の昆夏美さんが「幼い頃から「美女と野獣」の大ファンだったので本作の実写版の上映が決まり、ベル役をエマ・ワトソンさんが演じると聞いて、いちファンとして早く観たいと思っていました。ベルはディズニープリンセスの中でも芯が強く、自立した女性という部分が強く描かれたキャラクターだと思います。そういった部分も考えながら吹替に挑みたいと思います。」と抱負を語りました。
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 皆さんのご挨拶の後にはマスコミ向けの記念撮影も行われましたが、生歌を再び披露して全員でポージングするなど、メンバー全員の息もぴったり。最後に「世界中の女性が『美女と野獣』の音楽とベルが着る黄色いドレスに誰もが一度は憧れたと思いますし、それは憧れの象徴だと思います。その世界観が実写化でどう描かれるのか私も楽しみにしつつ、ここにいるキャストの皆さんと頑張っていきたいです。」と昆さんから、「この作品は単なる実写版ではありません。今後100年語り継がれるエンターテイメントになります。これまで語られることのなかった野獣の生い立ちや繊細さも描かれるので男性にも是非観ていただきたいです。」と山崎さんからそれぞれコメントがあり、華やかかつ和やかな雰囲気で"プレミアム吹替版"キャスト発表会は終了しました。
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 『美女と野獣』の吹替版にこれ以上はないというメンバーが揃っただけにただの吹替版と呼ばれるのではなく"プレミアム吹替版"と表現されるのがピッタリ。字幕版、プレミアム吹替版と本作の楽しみ方が倍増でまたまた公開が楽しみになってきましたよ!

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『未来を花束にして』

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 皆さん、こんにちは女住人Mです。何やらトランプ大統領が誕生するや否や、方々でザワザワが増してきました。いつもより世間の目が政治に向いている、そんな今、観て頂きたい1本、1/27(金)公開の『未来を花束にして』をご紹介します。
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 舞台は1912年のロンドン、女性は法の外に置かれ、男性より労働時間は長く、賃金は安く、選挙権も親権もなかった時代。モード・ワッツ(キャリー・マリガン)は7歳から洗濯工場で働く24歳の女性。夫(ベン・ウィショー)と幼い子供との3人暮し。ある日女性参政権運動の活動家である友人の代わりに議会の公聴会で証言したことを機に、エメリン・パンクハースト夫人(メリル・ストリープ)率いる女性参政権運動に身を投じて行く様を描きます。

 女性への参政権が与えられたのは日本では1945年、アメリカで1920年、その数字を見ると「そんなに歴史が浅いのか!」と改めてビックリしてしまいますが、当たり前にある権利も「こういう人たちの手によって獲得出来たのか・・・」ということを教えてくれるのが本作。
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主人公のモードの生活は貧乏だし、劣悪な環境での仕事は辛かったのですが、唯一愛する家庭があったことが生きる支えでした。でもある日、公聴会に出席し、工場での待遇や自身の身の上を語っていく中で「自分には違う生き方があるのかもしれない」と気付くのです。それまでは気にもしていなかった、いやもしかして見て見ぬふりをしていたことに対し「あれ?これって別の選択肢があるのかも」と。

でもその時代は今の当たり前がなかった時代。男性と同じことを求めることが悪とされ、時には反政府分子と見なされ逮捕、暴行を受けることも。パンクハースト夫人の「言葉よりも行動を」のスローガンに鼓舞されたモードは最初こそ戸惑いを覚えつつも、妻の行動をよく思わない夫からの仕打ちや自分と同じような境遇を生きるしかない少女を見た時に「自分たちが求めていることは今だけでなく、未来の子供たちにこそ必要な権利なのだ」と気付き、さらに活動にのめり込んでいきます。
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(パンクハースト夫人を演じるメリル・ストリープ。カリスマ性溢れる役どころを貫禄たっぷりに演じています。)

 今では女性の政界進出も珍しいことではありませんし、日本の選挙権も18歳に引き下げられ、多くの人々の民意は反映されやすくなってきました。でも投票率は相変わらず低迷したままで、大切な1票をないがしろにしている人が多いのも事実。劇中でも権利を訴える女性たちを「どうせ何も変わらないのに・・・」と冷めた目で見る人々の様子も描かれます。でもこの映画を観た後では、「私の1票ぐらいがどうなろうと関係ないだろうしな」なんてことは決して思えません。当たり前にあるものは決してずっとそこにあるとは限りませんし、この当たり前を手に入れるために多くの人の犠牲が払われたのですから。
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 女性参政権実現のために暴力に訴えてでも活動する市井の女性たちが描かれることに関しては、個人的にも考えるところは正直ありましたが、この作品を私は"気付きの映画"だと思っています。知らない、興味を持たないことがどんどん危険な環境を作り出すこともあります。いろいろな変化が訪れている今こそ、知ることは大切なんだな、と。

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『ラ・ラ・ランド』その1

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 皆さんこんにちは女住人Mです。今回は個人的にも猛烈プッシュ、2/24(金)公開『ラ・ラ・ランド』の来日記者会見に潜入してきましたのでその模様をお届けします。
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 主人公は女優を目指し、ロサンゼルスの映画スタジオのカフェで働くミア(エマ・ストーン)と売れないジャズピアニスト、セブ(ライアン・ゴズリング)。そんな夢追い人な二人のロマンスを描く極上のミュージカル映画が『ラ・ラ・ランド』です。この作品は今、最も熱い映画と言って過言ではありません。なぜそんなに注目されているかと言うと、アカデミー賞の前哨戦と言われるゴールデングローブ賞で主要部門を含む史上最多の7部門を受賞、そして先日発表されたアカデミー賞ノミネートで13部門14ノミネートとその数、史上最多タイ。今回、キャンペーンで「セッション」の監督でも知られるデイミアン・チャゼル監督と主演のライアン・ゴズリングさんが来日!となりました。
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 記者会見会場はいつも以上に熱気に溢れ、立ち見の記者の方も多数。チャゼル監督は初来日で、史上最年少(31歳)でゴールデングローブ賞、監督賞を受賞した若き天才と注目株。ライアン・ゴズリングさんは「きみに読む物語」以来13年ぶりの来日で、シリアス、コメディ、ラブストーリーと様々な役が演じられる人気実力を兼ね備えた役者です。何せアメリカだと彼のぬり絵や文具があったりする程なんです。
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(Hey、ガール。ライアン・ゴズリングだよ。)

 監督は「この映画は本当に愛をこめて作りました。なので日本の皆さまに観て頂けるのが本当に嬉しいです」と、ライアンは「日本の方は非常にロマンチックでミュージカルがお好きだと聞いているので、この作品で来られたことがとても嬉しいです」とごあいさつ。ゴールデングローブ賞の最多受賞やアカデミー賞の最多ノミネートについて監督は「未だにショックが抜けていないけれど同時に光栄だと思っています。心をこめて作ったしチームの皆で限界を突破しながら作り上げた作品なので、多くのスタッフもノミネートされたことが本当に嬉しいです」とコメント。
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本作を作るにあたりこのスタイル、ジャンルをノスタルジックにしないこと、現代的にし、今の人たちに共感出来るものにすること、あまり演劇的にしないでキャラクターも共感を得やすいものにしようといったことをライアンは監督と話し合ったそう。でも映画の中には空想的なシーンもあるのでそのバランスをどうするのかが非常にチャレンジングだったそうです。
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 ライアンはこれまで「ドライヴ」などで演じたようなダークな側面を持った役を演じることも多かったですし、そういうハードな印象も強いですが、そんな彼をキャスティングした理由については「ライアンはどんな役でも出来る多様性のある役者です。楽しい役、ロマンティックな役も演じてきました。映画への知識も豊富でミュージカルに対しても深い愛情を持っている、つまりこの映画をやるのに必要な要素を全部持っていたんです」と大絶賛。それに対しライアンは「今のコメントは僕が原稿を書いたんです。もっと情熱的に言ってほしかったのに!演技指導が必要だったね」と照れ隠しのジョークを言い、会場を笑わせていました。
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 昨今、オリジナル作品がヒットするのは難しいと言われている中でこんなにこの映画が受け入れられているその要因について聞かれると「ミュージカルには他にはない楽しさ、楽観的な感じがあってミュージカルならではの高揚感があると思います。と同時に現実的で正直なストーリーが必要でそれが本作では描かれる。この映画のそういった所が人々の心を捉えたんだと思います。
そしてこの映画の幻想的な要素とリアルな部分のバランスを楽しんでもらえたらな、と思って作ったんですが思いの外、観客の皆さまにはそれを気に入ってもらった気がしています。」と監督が分析。
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ライアンは「映画は映画館で大勢の人と一緒に観て、共有してもらいたい、そういうものを作りたいと監督とは話していました。スマフォで観るもんじゃないね、と。だからこの映画に対して多くの観客の方が映画館に足を運んで、映画を観て、体験を共有してくれているというのはとても嬉しいです」と答えました。
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 本作はこれまでの映画にオマージュを捧げたシーンも多く、それがどんなシーンかといったことがSNS上で話題にもなっていますが、監督は「映画の想い出の中を泳ぎながら作ったところがあったので無意識にいろいろな作品のオマージュが本作には隠されている」と語りました。「この映画は「オズの魔法使い」や「雨に唄えば」を実際にレコーディングしたスタジオで作られたのでその偶然は大きな贈り物のようだった」とも。
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記者会見の最後に日本での大ヒットを祈願して鏡開きも行われ、「日本酒の香りが凄く良いね。もうすぐ呑むたいよ」と、とても楽しそうなデイミアン・チャゼル監督とライアン・ゴズリングさんでした♪
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 そしてただ今、シネマイクスピアリの劇場エントランスが『ラ・ラ・ランド』仕様になっています。映画のモチーフに彩られた装飾とフォトロケーションを是非お楽しみください!また3/1(水)には本作をイメージしたショートレビューショー付き上映も実施しますよ。そちらは劇場HPのTOPページをご覧下さい♪ 
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『幸せなひとりぼっち』

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 皆さんこんにちは女住人Mです。今回ご紹介する作品は口コミで評判が拡散中、1/14(土)公開『幸せなひとりぼっち』です。
 本作はスウェーデン映画で本国990万人の人口で約5人に1人が観たという国民的映画。昨年12/10に開催した「LiLiCoと映画とおしゃべりとVol.10」でもスウェーデン生まれのLiLiCoさんに「この冬、絶対観てほしい1本」と大絶賛を頂きました。そして都内で公開されるやいなや大ヒット、それを受けシネマイクスピアリでも緊急公開と相成りました。
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 主人公は妻を亡くし独り身、43年も勤めた会社も突然クビになり、悲しみにくれているオーヴェ(ロルフ・ラスゴード)59歳。昔っから口うるさく、ルールは厳格に守り、他人のやることにもいちいち口を挟む、何かと文句が多い彼は近所の鼻つまみ者だったのです。そんな彼の家の向かいに新しい家族が引っ越してきたことで、彼の人生は変化していきます。
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 本作はもともとスウェーデンのベストセラー小説。頑固で気難しい父の日常を原作者がブログにアップしたら「うちの父とそっくり!」と共感コメントが多数届けられたことをきっかけに小説にしたそうです。という訳でこの映画で語られる頑固おやじオーヴェの日常は「そうそう、なんで年を取ると人ってこんなにワガママに拍車がかかるの?」と自分の周りだったり、最近いろいろなことが譲れなくなっている自分に対しても思い当たる節があるな~、と他人事ではありません。
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オーヴェは本当に偏屈で、まぁ言っていることは正しくもあるのですが、融通が利かないし、自分の物差しを他人にも強制するので「あ~こんな人とは関わりたくないよ」なんて思っちゃう。でもオーヴェが毎日のように亡き奥さんのお墓参りに行っては一人しょぼぼんと愚痴をこぼしたり、お花を取り替えていたり、近所の人に何だかんだ文句を言いながらも気にはなっている様が描かれるので、どこか憎めない。

 しかも、自暴自棄になったオーヴェは自殺を試みるのですが、これが全くもってうまくいかない。死のうとしている時までも他人が自分のルールに反する行為を目にすると、そっちの方が気になってしまうという・・・笑っちゃいけないのに笑っちゃうんですよね。

そしてオーヴェはいつも奥さんのことを思っているので、物語でも奥さんと過ごした日々が回想シーンのように何度も、何度も登場します。出会い、結婚、日々の生活と幸せいっぱいな中でも時に降りかかる苦難。それも二人で必死に乗り越えてきた、そんなシーンがとても素敵に描かれるので、オーヴェの頑固な行動も受け止められない悲しみへの抵抗なのかな、と考えると本当切なくなります。それでもオーヴェは新しく隣人になったパルヴァネとその家族たちとの出会いであることに気付くのです。自分は結局は独りでは生きられないし、独りで生きていると思っても、全くもってそうではないし、そんな自分も誰かが生きるための支えにもなれることを・・・・。
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本当、年を重ねれば重ねる程、一人楽チン、とか自分は独りで生きているように思うのですが、内に内に入ってばかりだとロクなことはありません。先日「独り身が年を重ね閉ざしていくと行き着く先は"孤独死"」というありがたい言葉を頂戴し、そんな時にこの映画を観た私は、苦手でも別の何かと関わるという行動を年寄りになればなるほどしなければ・・・なんて思ったのでした。なんか寂しい締めになりましたが、本作はちょっとした人との繋がりが心を軽くする、日常をささやかだけど幸せにする、そんなことを描いているとっても素敵な作品なので誤解なさらずに~笑

By.M
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『2016年総括の巻 その2』

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皆さん、明けましておめでとうございます。新年の初映画は元日の「シン・ゴジラ」からスタートした男住人Aです。

シネマイクスピアリの2016年は、片桐はいりさんのお誕生日をお祝いする映画祭からはじまり、「ズートピア」の大ヒット、夏のディズニー3作品公開、ジョン・カーニー監督の2作品上映、オバケ映画「君の名は。」公開、いくつかの舞台挨拶、そして恒例年二回のLiLiCoさんイベントなど、振り返れば色々あった一年でした。特に後半のアニメ映画の盛り上がりはすごかったですね~。

女住人Mさんに続き、僕も昨年シネマイクスピアリで上映した映画の中から独断と偏見にまみれて選んだベスト作品「2016年総括の巻 Myベスト映画ランキング(男住人Aバージョン)」をお届けします!

まずは10位から4位まで

10位: 「ドント・ブリーズ」
 (ホラーは苦手な僕でも、この映画は大好き。年をまたいで大ヒット中!)
9位: 「怒り」
 (ストロングスタイルな演出と、何より森山未來。思う存分ドンヨリできる映画。)
8位: 「君の名は。」
 (公開前からジワジワ広がったヒットのムードも観て納得。面白かった!)
7位: 「湯を沸かすほどの熱い愛」
 (色々な意味でタイトルを体現する宮沢りえ。同世代の役者さんがこういう役を演じきる姿に感服。)
6位: 「レヴェナント:蘇えりし者」
 (僕の中では、ディカプリオが"女性のプリンス・レオ様"から"俺たちのディカプリオ兄貴"に変わりました。)
5位: 「フランス組曲」
 (2016年の年明けすぐの公開でしたが、一年経っても妙に忘れられない作品。)
4位: 「シング・ストリート 未来へのうた」
 (昨年はこの映画を県内独占状態で上映できたことがとにかく嬉しかった!観てくださった皆さんに感謝!)

そしてそして、ここで番外編。「ザ・ベストテン」と言えば上位ランキングの前におなじみのこのコーナー「今週のスポットライト!」
シネマイクスピアリでは上映していないためこのランキングからは外れますが、昨年出会った名作を一つ。
タイトルは「ヒトラーの忘れもの」。一昨年の東京国際映画祭のコンペティションで上映されて映画ファンの間で話題になった作品(当時は「地雷と少年兵」というタイトルでした)で、昨年末から日本での公開が順次始まりました。いつか旧作上映シリーズ「キネマイクスピアリ~舞浜で名画を~」で皆さまにお届けできればと願っています!

さて本題に戻りまして、いよいよベスト3

3位! 「シン・ゴジラ」
ゴジラフリークでもない僕は「え?このモスラみたいなキャラなに??」「なんでみんなこんな早口??」などとオロオロしているうちに怒涛の展開にのみ込まれ、いつしかトランス状態に。ほかにも震災や戦争(原爆)に想いを馳せたり、ちょっとだけ登場する片桐はいりさんに癒されたり・・・、映画的満足感に満ち満ちた2時間でした。
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2位! 「ルーム」
役者さんはもちろんですが、演出と脚本がとても素晴らしかった!やっと脱出した部屋に帰ろうと言うジャック少年にとって、あの部屋は母の胎内のような場所だったのでしょうか。安易に希望を語らずに心地よい「重さ」がずっと心に残るような作品で、以前に観た松尾スズキさんの舞台「キレイ」を思い出しました。
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そして1位は! 「何者」
この作品の監督&脚本を務めた三浦大輔さんは、僕の大好きな劇団「ポツドール」の作・演出家でもあります。大手配給会社のメジャー作品をあのポツドール(分かる人には分かる)の三浦さんが!?と、ずっと楽しみにしていたのですが、緻密で張り詰めた演出は映画の世界でも相変わらずで、期待以上の絶妙なブレンド感。隠しきれない後味の悪さもたまりません。
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ということで、どこまで皆さんの共感を得られるランキングになっているかサッパリ自信がありませんが、僕にとってはとても充実した映画ライフを過ごせた2016年でした。

今年も、まずは色々あった末にやっと完成したマーティン・スコセッシ監督の新作「沈黙-サイレンス-」(1/21公開)を筆頭に、楽しみな作品がめじろ押しです!
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(遠藤周作原作の物語に日本からも多くのキャストが集結。役者として出演した塚本晋也監督がスゴイらしいですよ。)

2017年もシネマイクスピアリはたくさんの映画作品と当館ならではのイベントを皆さんにお届けできるよう、突っ走ります。
どうぞよろしくお願いします!

By.A

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『 2016年総括の巻 その1』

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 あけましておめでとうございます。女住人Mです。
今回は毎年恒例の「2016総括の巻 MYベスト映画ランキング(女住人Mバージョン)」をお届けします。
2016年1~12月の期間、シネマイクスピアリで上映した作品の中から選びました。

早速お届けします。女住人Mが選んだ2016年ベスト10は・・・・
10位『スポットライト 世紀のスクープ』
(何をもって仕事を全うするのか。全リーマンに捧げられたリーマン映画としても見どころたっぷりです!)
9位『ハドソン川の奇跡』
(映画のキレ味が最高過ぎる。イーストウッド監督がまたもや華麗に秀作を作り上げている。)
8位『ゴーストバスターズ』
(ソー以上の当たり役を手にした本作のヒロイン、クリス・ヘムズワースが最高過ぎる件。)
7位『ルーム』
(本作で主演女優賞に輝いたブリー・ラーソンと天才子役のジェイコブ・トレンブレイ君、この2人の演技に脱帽!)

6位『ちはやふる上の句/下の句』(特に-上の句-)
(久しぶりにおばちゃんはキラキラした若い子を観て泣きました。広瀬すずちゃんは言わずもがな、かるたに青春をかける仲間たちが誰も魅力的。私のイチオシは呉服屋の娘にして和の文化を愛する奏ちゃんを演じる上白石萌音ちゃん。可愛い、可愛いよ~!)
5位『マジカル・ガール』
(未だにこの映画の全貌を理解出来ていませんが、それでもなお心奪われてしまった2016年一番の怪作!)
4位『キャロル』
(とにかくうっとり、うっとりでございます。そしてラストのキャロル様の表情にあなたは何を見るのか・・・)

いよいよ上位3位作品の発表です。
第3位は『この世界の片隅に』
昨年からシネマイクスピアリでもロングラン大ヒット上映を続けている本作。目の前にある当たり前がどんなに愛おしくかけがえのないものか、それを心から気付かせてくれた映画でした。コトリンゴさんが担当された劇中音楽も素敵です。
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第2位『さざなみ』
結婚45周年のパーティーを控えた老夫婦に届いた1通の手紙が平穏に暮らしていた二人の日常にジワジワと影を落とします。夫婦の関係性や心境の変化を無駄なく、雄弁に語った本作。役者陣の演技力は言わずもがなですがアンドリュー・ヘイ監督の手腕が光る傑作!
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そして2016年MYベスト映画は・・・・・
『シング・ストリート 未来へのうた』に決まりました!!
2015年のMYベスト映画ランキング2位となった「はじまりのうた」のジョン・カーニー監督作品が2年連続の上位入賞となりました!ここではないどこかに旅立ちたい、そんな夢を抱える少年少女の想いはティーンだった当時の自分のそれと重なり、もう観る度に号泣。「現実は辛い、苦いけれどその中にわずかでも輝く何かを見付けて僕らは生きて行く。人生は"HAPPY SAD"(悲しみの喜び)だから!」本作のこのメッセージに今後も支えられるような気がします。オールタイムベスト級に大好きな1本!!
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以上となりました。
相変わらず、まとまりのないランキングになりましたが、昨年もたくさんの映画と出会えて本当に幸せでした~。今年は2014年のMYベスト映画に輝いた『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の続編『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』が5/12(金)に公開されますし、今年のアカデミー賞の目玉『ラ・ラ・ランド』の公開も2/24(金)に控えていたりと楽しみです!

皆さまも今年1年シネマイクスピアリでたくさんの映画に出会えますように。
本年もよろしくお願いいたします☆

By.M
©こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会 ©The Bureau Film Company Limited, Channel Four Television Corporation and The British Film Institute 2014 ©2015 Cosmo Films Limited. All Rights Reserved.

『ピートと秘密の友達』

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 一気に街がお正月の準備を始めましたね。こんにちは、女住人Mです。
2016年映画紹介納めの1本は12/23(金)公開、ディズニー映画『ピートと秘密の友達』です。
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 主人公は5歳の少年ピート。森の中を家族でドライブ中に事故に遇い、両親を亡くします。そのまま森に迷い込んでしまったピートはドラゴンと出会い、彼をエリオットと名付け友情を育み、成長していきます。そして6年後・・・森を管理するグレース(ブライス・ダラス・ハワード)がピートを保護し、人間の世界に連れ戻そうとすることで混乱が起きてしまうのです。
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人間のピートとドラゴンのエリオットの友情を描く本作。元は(日本では未公開でしたが)1977年に一度ディズニーで映画化されており、日本のディズニーファンの方には東京ディズニーランド®のエレクトリカル・パレードでも登場する緑の大きなドラゴンでお馴染のことでしょう。

大きな体と翼を持つエリオットは最初こそちょっと抵抗はあるのですが、くりくり眼、欠けた左歯(牙?)、大きな鼻の穴、モフモフした毛、そして愛嬌ある動きで見続けているとムツゴロウさんよろしく「可愛いな~。よ~しよし」としたくなる存在。ピートも最初こそ驚くもの、すぐに打ち解け意気投合し、一人ぼっち同士だった彼らは互いに支え合うことになります。でも人間の目に触れたことで、二人の日常は一変。何だかよくわからない生き物だけど悪い子じゃなさそうだし、ピートと共に何とかしてあげなくちゃ、というグレースのような人間と、こんな得体のしれないもの害を及ぼすかもしれないし、見せものにして金儲けだ、という人間とに真っ二つに分かれるのです。
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(撮影のロケ地はニュージーランド。壮大な自然とCGファンタジーの融合もお見事!)

確かに見た目は得体の知れない生き物だけど、ピートを大切に育ててくれた優しいエリオットなのに・・・。時として人は自分とは違う、と思った途端にその人のことをよく知りもしないのに先入観で多くを決めつけてしまいます。これまでも多くの映画でテーマになっている題材かもしれません。でも本作が約40年ぶりに再び映画化されたのは今も性別、国籍、人種など表面的なことでばかり線引きをする人が多く、むしろその傾向が強くなっている、それに対するディズニーからのメッセージなのかもしれないな~、と思ったり。
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と、問題提起をしっかり物語に落とし込んではいるもの、子供から大人までどの世代の人が観ても楽しめる作品になっているところがさすがディズニー作品なのです。

 そして本作で主人公となるピートと彼の友達になる女の子ナタリーがとっても可愛らしく、ナチュラルな上に演技力がしっかりしていて、相変わらずハリウッドの子役たちのスキルに驚かされますし、よくこういう子たちをちゃんとうまくキャスティングするな~、と。特にナタリーを演じるウーナ・ローレンスちゃんは今年シネマイクスピアリでも上映したボクシング映画「サウスポー」でジェイク・ギレンホール演じる主人公の娘役を演じていましたが、演技達者なジェイク以上に観客の感情を揺さぶったのはウーナちゃんの演技でしたからね。将来もとっても楽しみです。

『ピートと秘密の友達』は年末年始とご家族全員で映画を観たいけどな~、と計画されている方には特にオススメですよ~♪

By.M
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『ドント・ブリーズ』

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 皆さんこんにちは、女住人Mです。浮足立つクリスマスから慌ただしくなる年末に果たしてこの映画をオススメすることが正解なのかよくわかりませんが(笑)敢えてご紹介します、12/23(金)公開の『ドント・ブリーズ』です。
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 本作は今年全米で8月に公開された低予算ホラー映画。その斬新なストーリー、キャラ設定で大大大ヒットした話題作です。主人公は3人の若者。"盲目の老人"がたった一人で暮らすお屋敷に大金が隠されていることを知って盗みに入るのです。彼らはお金を強奪し簡単に逃げられると思っていました。お屋敷の周りは廃墟で人もいない、住むのは"盲目の老人"ただ1人、手早く仕事を片付ければなんてことない・・・ハズだったんです。が、このおじいちゃん、トンデモじいちゃんだったんです!
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 なんとこのじいちゃんは退役軍人。凄い戦闘能力を持つじいちゃんで若者が暴行を加えようとしても、赤子の手をひねるようにやすやすとかわしてしまう。もうこうなると獲物はじいちゃんから若者たちへと形勢逆転!若者たちが追われる身になるのです。じいちゃんが隠していた大金は交通事故で亡くなった愛娘の遺産、それを狙う輩にじいちゃん、容赦はありません。しかもじいちゃん、部屋の明かりを消して暗闇に彼らを追い詰めます。そうなると盲目のじいちゃん、百人力。若者たちはじいちゃんに見つからないよう息をひそめるしかありません。で"ドント・ブリーズ"=息をするな!な訳です。
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真夜中、ふと起きて真っ暗闇の中、トイレに行くのですら怖い時ってありません?五感の1つが思うようにならないだけで恐怖も倍増。そんな恐ろしさに加え、じいちゃんが襲って来ると言う恐怖のつるべ打ち。観ているこっちまでも"ドント・ブリーズ"で息苦しいったりゃありゃしない。決して血がドピャ~というグロいシーンがある訳ではないんです。でもとにかくじいちゃんが怖い、じいちゃんが無双過ぎて怖い!!!
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(盲目のじいちゃん、演じるは64歳のステファン・ラング。60代にしてこの筋肉!)

 でもそれだけでこの映画が全米で大大大ヒットした訳ではないんです。じいちゃんが若者を追い詰め、捕え、それからの展開がもっとトンデモなんです。もう絶対誰も想像しえなかった方向で物語が進みます。じいちゃん、気色っ!最低!そして映画における最低は時として映画そのものとしては最高!という褒め言葉に変わる時が・・・にしても気色っ!最低!
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と言う訳で、トンデモじいちゃんが暴走する『ドント・ブリーズ』、2016年の見納め映画に、2017年の映画初めの1本に如何でしょう!

By.M
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

 皆さんこんにちは、女住人Mです。皆さま、お待っとさんでございます!
ついに『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(以下「ローグ・ワン」)が公開しました、万歳~!!
世界中の方が待ちわびたこの映画、ネタバレだけは一番避けたいところ。なのであまり多くを語らず、それでいて「ローグ・ワン」の魅力をお伝え出来るよう頑張ります。
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 本作はスター・ウォーズ最新作でありながら「エピソード4/新たなる希望」の直前を描くアナザー・ストーリー。銀河全体を脅かす帝国軍の究極兵器<デス・スター>。その設計図を奪うため反乱軍の極秘チーム<ローグ・ワン>に加わった女戦士ジン(フェリシティ・ジョーンズ)は生還不可能なミッションに挑みます。
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 つまり、本作は「スター・ウォーズ」ではお約束とされるオープニング・ロール、エピソード4のそれで語られた部分~反乱軍のスパイは帝国軍の<デス・スター>の設計図を盗み出すことに成功。帝国軍に追われながらレイア姫は盗み出した設計図を手に故郷へと急いだ(意訳)~の部分、どうやって<ローグ・ワン>のメンバーはレイア姫に設計図を託したか問題をまんま描くんです。言ってみれば結果がわかっていることを描くのですが、「スター・ウォーズ」ファンにとってみれば「何があったんだ!」とこれまでモヤモヤしていた部分が判明することに心高鳴り、これまで「スター・ウォーズ」を観たことがなかった方はエピソード4から「スター・ウォーズ」は始まっているので、ここから観るということははじまりのはじまりを知る映画、ということなので、何ら臆することはありません。
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 本作の監督は渡辺謙さんも出演した「GODZILLA ゴジラ」のギャレス・エドワーズ(若干41歳)。4歳の頃からの「スター・ウォーズ」ファンだった彼が夢にまでみた「スター・ウォーズ」の監督をするんです。それだけでなんだか応援したくなりますね。もともと「スター・ウォーズ」が日本文化に強く影響を受けていることを踏襲し、主人公の名前がジン(仁?)だったり、いろいろな境遇にいた無法者たち(=ローグ・ワン)が、一つの成すべき(=設計図を奪う)ことのために団結し、一緒に戦うことで信念を貫く強さを得るその感じはまさに黒澤映画の「七人の侍」の流れな訳で、この王道スキームがより我らの心を動かします。
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しかも、<ローグ・ワン>の主要メンバーはそれぞれタイプの違う二人がコンビを組む図式で、冒頭では相反していた二人が1つの目標に向かって行動を共にする過程で互いを尊重し合い、わかり合い、最終的には一心同体になる、そんな展開も胸熱なんです!

 特に私が今回、映画を観る前から期待していたのは、盲目の戦士、座頭市設定なチアルート・イムウェを演じるドニー・イェン!香港のアクションスターにして、監督、武術指導などなどやってのけ、"宇宙最強"と呼ばれているドニーさんが「スター・ウォーズ」に参戦と聞いただけで通常ならドニーさんが一人で帝国軍をやっつけられる、ぐらいの勢いなんです!(ドニーさんの最強さはこれまでのドニーさん映画をご覧になればおわかり頂けるかと・・)

"宇宙最強"なドニーさんが帝国軍相手にどんな闘いをするのか、もうそこだけでも充分見所ですし、今回相棒としていつも側にいるベイズ・マルバスを中国の名優チアン・ウェンが演じドニーさんとタッグを組むんですが、これが前述したタイプが違うコンビだけれど、どちらが欠けたら成立しない熱い友情で結ばれている設定。本作で多くの方が心奪われるシーンはこの二人から生まれますので要チェックですよ!
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 となんか「スター・ウォーズ」の世界観から離れたところで個人的に熱くなってしまいましたが、ファンの方には痒いところに手が届いた作品になっていることは約束しますし、レイア姫に<デス・スター>の設計図を渡すためのリレーが<ローグ・ワン>の面々によって繰り広げられるこの展開はもう涙なくしては観られません!
2016年を景気良く終わらせるにはうってつけの『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は12/16(金)からシネマイクスピアリにて公開中です!

☆おまけ☆
シネマイクスピアリでは恒例の劇場装飾&フォトロケーションを展開中!
『ローグ・ワン』の世界観で皆さまをお迎えします。25日までは『ローグ・ワン』X'masツリーも登場。オーナメントにもご注目!!
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売店では『ローグ・ワン』RealD 3Dメガネやオリジナルドリンクカップ&ポップコーンバケットを数量限定で発売!
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(無くなり次第終了となります)


By.M
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