マカヴォイ:とにかく大きいね。今回の短い滞在ではとても全て見て回ることができないよ。実は僕はラーメンが大好きで、日本のラーメンはいわゆる中華の麺とは違うので、早速楽しんできました。昨日食べたラーメンにはピクルスみたいなものが乗っていて、それがとってもおいしかったな。 (注:マカヴォイさんがピクルスと思ったのは高菜で、この来日中2度もラーメン屋さんに足を運ばれたそうです。)
マカヴォイ:文学作品の方が演りやすいね。もちろん1つの映画に出るからには全てのエネルギーを捧げるけれど、今回のような映画の方がよりそのレベルがアップするんだ。ストーリーを観客に信じさせるだけの説得力ある演技が必要で、そして今回は心理的にも肉体的にも痛みがあったからとても大変だった。ドラマ性のある作品に出演している時は、朝起きて頭が痛いということはあっても、今回のように頭も体も痛いということはないからね。今までで一番大変な映画だったよ。
マカヴォイ:モーガンはまさに神の声≠感じさせる役者だ。彼はシナリオの中のセリフを正確に、かつその真意をきちんと伝えることができる素晴らしい俳優なんだ。アンジェリーナに関しては、こういうアクション映画の場合、真面目にやりすぎると目を背けたくなる時があるけれど、彼女はそれを分かっているので、自分に対しても作品に対しても余裕のある演技をする。それが映画自体にも余裕を与え、この作品が娯楽映画であることを表現したんだ。さすがだな、と思ったね。自分はシリアスになりすぎないよう、映画と自分との距離をとって演じたよ。そのおかげで素晴らしい作品になったと思うし、撮影現場も笑いが絶えなかったよ。
マカヴォイ:映画の始まりと終わりでキャラクターが全く違うので、そのバランスをどう振り分けるかが苦労した点かな。でもこのウェスリーはキャラクターが変化する必要性を持っているんだ。観客も物語を追っていくうちにこの男が変わっていくことに納得していく。そこは演じていて面白かったね。肉体的なトレーニングも必要だったけれど、僕にとってはむしろ弱い人間がスーパーヒーローになっていく、それを観客の皆さんに納得してもらえる演技をすることが一番重要だったね。それに、僕は見た目的にスーパーヒーローを演じるタイプじゃない。そんな僕をキャスティングしたという所にすでにこの映画の面白い意図を感じるし、だから僕はただスーパーヒーローを演じるのではなく、そこには裏≠ェあるということを常に意識して演じたんだ。
マカヴォイ:バイオレンスでさえユーモアをもって扱っているところが他のアクション映画とは違うね。この映画は小さな子供が観る映画ではない。でも最近は子供が観られる映画でもバイオレンスが行き過ぎている作品もあるし、この映画はそういう所をからかっている部分があって、そこが魅力でもあるね。撮影が始まる1年前に監督と会って、映画の基本的なアイディアを聞いたんだけれど、それも撮影中や編集途中でどんどん変わっていったんだ。撮影が終わって作品を観た時には、ビジュアルだけでなくテーマやストーリーまでも変わっていて、それが良い意味での驚きでもあったんだ。