エレン:脚本がとってもよく書かれていたので、このキャラクターのハートの部分にコネクションを作ることと、やはり自分自身がどういう人物かを理解することが大事でした。「妊娠」が彼女の人生の一部なので、その側面をできるだけリアルに演じることに集中しました。母親になるということに関しては、まだ全然考えていなくて…まぁ、様子見です(笑)。
エレン:最初にこの脚本を読んだ時は本当に驚きました。とにかく今まで読んだどの脚本より素晴らしかったんです。誠意があって、正直で深みがあって、それにとっても面白い、完成された脚本だったんです。だからこそ多くの人たちに訴えるものがあって、笑って楽しい時間が過ごせて、しかも感動できる。そんないろんな意味で楽しめる作品です。 オスカーノミネートの瞬間は、自分としては非現実的な感覚でした。当時は20歳でしたし、リアルには感じられませんでした。他にノミネートされた方々が自分が尊敬する女優さんばかりだったので、謙虚な気持ちにもなりました。今回、こういう役を演じられたことだけでもラッキーだと思っています。
エレン:アメリカや他の国もそうでしたが、若い女性はもちろんのこと年配の方まで、年齢や性別を越えて観てほしいです。車の中でサウンドトラックを聴くという方もすごく多かったです。
エレン:今回の役を通して学んだことは、いろいろな人に優しさや思いやりを持つということです。特にジュノの両親の(娘の)妊娠に対する態度です。もちろん妊娠を喜んではいないけれど、彼女に対してすごく愛をもってサポートしますよね。普通、こういう題材の映画ではあのような態度は観られませんし、そこが私は気に入っています。 セリフで好きだったのは、「中国に行くと赤ちゃんとアイポッドを交換してくれる」とか「スポーツのイベントで的(マト)にする」と言ったりする所です。
エレン:サントラの中のお気に入りは、キャット・パワー の『シー・オブ・ラヴ』です。この曲は病院でポーリーがジュノのベッドに入ってくるシーンで流れます。普段はキミヤ・ドーソンが大好きで、よく聴きます。実は彼女がモルディ・ピーチズにいた頃からのファンで、私が監督に提案して、実際に映画でも曲が使われることになりました。普段は本当にいろいろなジャンルの音楽を聴いていて、音楽というのは私にとってすごく大切です。
エレン:ある意味、私自身は何も変わっていません。一番変わったのは、ポジティブな意味で仕事の選択肢が増えて、コントロールすることが増えたこと。これを若い年齢で経験できるのは素晴らしいことだと思います。また、家を出ると「エレン・ペイジだ!」「あっ!ジュノ!」と声を掛けられるようになったのは新しい部分です。でもそれも仕事の一部だと思うようにしています。
エレン:実はスラングのセリフも気に入っています。やはりそこに共感ができたんです。以前は私も友達との間で、自分たちだけの言葉を持っていたんです。ジュノと同じ言葉ではないけれど、自分もそうだったし、それがこの映画のユニークな部分にプラスになっていると思います。