ノーラン:本作はとてもスケール感のある大作ですが、これほどまでの成功を収めるとは考えていませんでした。要因は…それを知っていたら、これからの私の映画は全てヒットすると思います(笑)。
エマ:才能に溢れ、人間的にも素晴らしい人たちと出会えたことです。特に思い出深いのは、クレイジーとも言えるほどのスタントですね。その他のことも、何もかもが素晴らしい思い出です。 チャールズ:プロデューサーとして、多くのことを学びました。この作品は楽しいけれど、それだけでなく登場人物に共感して考えさせられる作品に仕上がりました。ノーラン監督が頑張ってくれて、全員の努力が実った結果だと思います。 アーロン:私はこの映画に出演できただけで嬉しいです。素晴らしい本作の物語を伝える一部になれたことが嬉しいですし、これほど全ての要素が素晴らしい映画は本当に稀なことです。印象的なシーンは、(アーロン演じる)ハービーとジョーカーが対決するシーンです。ヒース(ジョーカー役の故ヒース・レジャー氏)と一緒に演技ができたことを誇りに思っています。 マギー:この映画に携わった皆さんは、驚異的に素晴らしい方々でした。ヒースは本当に自由で、あらゆるものを超越していました。ヒース以外にもアーロンやベールも本当に素晴らしかった。また、ノーラン監督は私にたくさんのチャレンジを与えてくれました。この作品に参加できたことを誇りに思っています。
ベール:この作品は娯楽作品ではありますが、ドラマ性や考えさせることを妥協していないところが魅力です。スタントマンたちの質も素晴らしかった。撮影で印象的だったのは、シアーズ・タワー(全米一高いビル)の屋上に上ったシーンです。 ノーラン:小さい頃からハリウッド映画をたくさん観てきましたが、これほどのスケール感とキャストの演技が揃った大作はなかなかありません。少年の頃からの夢が全て叶いました。
ノーラン:ジョーカーは無秩序と混沌の象徴で、破壊することに喜びを感じる悪役です。彼は他のキャラクターの倫理観を壊していくのです。ヒースを起用した理由は、彼はもちろん素晴らしいですが、それプラス恐れを知らない俳優だからです。撮影よりも早い時点で彼と会い、脚本を作り上げました。そして彼はこういうアイコン的なキャラクターを、ユニークに、新鮮に演じてくれました。
ベール:ジョーカーの行動には実は真実もあり、また知的でもあります。バットマンは「人を殺さない」と決めていますが、今回の場合、バットマンがジョーカー一人を殺せばそれで大勢の人が救えます。このような場合はどうすればいいのか…ここでバットマンの倫理観が問われるわけです。ヒースはそんなジョーカーが好きで、楽しんで演じていました。
ノーラン:バットマンの“トーン”を今までとは変えたいと思いながら演出しました。また、今回はスタジオセットではなく実際のロケ地を使うことにこだわりました。 ベール:ロケ撮影からは本当に多くのインスピレーションを受けました。前作でバットマンを7ヶ月演じているのでこの役のことはよく分かっていますし、ノーラン監督のことも信頼しています。